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キャベツと昆布を交互に挟んでミルフィーユ状の簡単漬け物に!【ちょこっと漬け♯25】

「ちょこっと漬け」なら少量だけ漬けられるから、余った野菜を使い切るのにも便利。今回は、料理研究家の沼津りえさんにキャベツを使ったちょこっと漬けを教えてもらいました。

今が旬の春キャベツはおいしいうえに値段もお手頃。でも、1玉買うとなかなか使い切るのが大変ですよね。そこで、炒め物やサラダに使って残った分は、漬け物にして賢く保存。これで飽きずに全部、食べ切れますよ!

キャベツ×昆布のミルフィーユ状で、カットも楽しみ!

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今回、使用するのは、キャベツ、だし昆布、塩の3つだけ。これを交互にのせるだけなので、とっても簡単!

「普通は鯛やヒラメを使ってやる、いわゆる昆布じめのキャベツバージョンです。切った断面は、キャベツと昆布がキレイな層になってミルフィーユみたいになりますよ」(以下「」内、沼津さん)。

早速、余ったキャベツで作ってみましょう。

【材料】(作りやすい分量)

キャベツ・・・200g(約1/4個)

だし昆布・・・10g

塩・・・小さじ1/2

【用意するもの】

ラップ・・・数枚

ポリ袋・・・1枚

ちなみに、沼津さんのおすすめのポリ袋は、業務用スーパーで購入できる『ポリエチレン袋12号』(0.025×230×340mm)。「適度な厚みがあって、使いやすい大きさ」と、沼津さんのイチオシです。

【作り方】

(1)キャベツは外側の葉をむき、200gに分ける。

キャベツは外側の葉をむいて、約200gになるようにします。外側の葉の方が大きくて使いやすいですよ。葉は水洗いして、水気を拭いておきましょう。

(2)まな板の上にラップを敷く。

この時、まな板は縦に置いて使うと、後でキャベツをラップで巻きやすくなります。ラップはまな板全体が隠れるように全面に敷きます。

(3)キャベツは3等分にして、数枚広げて置く。

キャベツは3回に分けて使っていきます。毎回、芯など硬い部分を除きながら手でちぎり、ラップの上に数枚広げて置きます。キャベツを置く時の目安は、5×15cmの横長になるように置いてください。

(4)塩は3回に分けて、少量ずつ振る。

塩も3回に分けて、少量ずつ振っていきます。

(5)だし昆布は3回に分けて、手で割ってのせる。(3)〜(5)を計3回繰り返す。

だし昆布は、手軽にスーパーなどで買えるもので構いません。そのまま手で割って、キャベツの上にのせるだけでOKです。キャベツ→塩→昆布、この作業を計3回繰り返しましょう。

(6)ラップで包み、ギュッときつく巻く。

のり巻きを巻くようなイメージで、キャベツと昆布をギュッと押しながら、ラップでしっかり巻いていきます。

(7)ポリ袋に入れ、上からしっかり押して全体をなじませる。

「ここで味がなじむよう、ポリ袋の上からしっかり押して、キャベツの繊維を壊しておきます。こうしておくと水分が出て、しんなりおいしく漬かりますよ」

(8)空気を抜いて密封し、冷蔵庫で一晩おく。

(9)ラップを外し、食べやすい大きさに切る。盛り付けたら、できあがり!

保存期間は冷蔵で4〜5日。一晩おくと昆布から粘りが出て、キャベツもしんなりして、味がなじんできます。浅漬けだとパリパリした食感を楽しめますよ。

まず、切ってみると断面がミルフィーユ状になっていて美しい〜! 食べると、シャキシャキと甘みのあるキャベツの合間に、旨味の利いた昆布がアクセントになって、いい仕事をしています。昆布の粘り気もおいしくて、お好みでしょうゆや七味唐辛子を少しかけるのもおすすめです。

キャベツはただ浅漬けにするとマンネリしがちですが、これならいつもと違った上品な漬け物が簡単に作れます。切った断面を見るのも楽しいので、子供たちと一緒に作ると盛り上がりそうですね!

次回は、大人気の「ブロッコリー」を使った3種類のちょこっと漬けをご紹介します!

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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