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無限にいける「長ねぎのごま油漬け」で作る「ぶりのレンチン&激ウマかま玉うどん」【ちょこっと漬け♯16】

少ない分量で手軽に漬ける便利な「ちょこっと漬け」を料理研究家の沼津りえさんに教えてもらう連載企画。今回は、前回好評だった「長ねぎのごま油漬け」を使ったアレンジメニューを紹介します。

長ねぎを刻んでごま油と塩で漬けるちょこっと漬けは、まさに万能ダレ。かけたり、和えたりするだけで、いろいろな料理をおいしく格上げしてくれます。早速、動画をチェックしてみましょう。

アレンジ1:レンジで速攻完成! ねぎ油とぶりの蒸し焼き

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まずは魚を使ったアレンジから。「長ねぎのごま油漬け」を魚の上にかけるだけで即席ねぎソースになるので、調味料を使って味付けする手間いらず。たっぷりと魚にかけてレンジでチンすれば、あっという間にメインのおかずが一品完成します!

「長ねぎのごま油漬け」の作り方はこちらをチェック!

→ごま油と塩だけでヤミツキ必死!無限に食べられる「長ねぎのごま油漬け」を作ろう!【ちょこっと漬け♯15】

【材料】(2人分)

長ねぎのごま油漬け・・・大さじ3

ぶり・・・2切れ

塩・・・少量

しょうが(すりおろし)・・・小さじ1

【作り方】

(1)ぶりに塩を振り、そのまま少し置いて水が出てきたらペーパーで拭く。水気が臭みの原因になるので、しっかり拭くのがポイント。

魚は、今回は冬が旬のぶりを使います。

「魚は何でもOK。かじきや鮭で作ってもおいしいですよ。魚の代わりに、鶏肉や豚薄切り肉などお肉を使うのもおすすめ。

魚は水気がくさみの原因になるので、しっかり拭き取ってくださいね」(以下「」内、沼津さん)

(2)ボウルに長ねぎのごま油漬けを入れ、すりおろしたしょうがを加えて混ぜる。

「隠し味にしょうがをしっかり利かせます。魚の臭みが取れて、体も温まりますよ」

(3)レンジで加熱できる器にぶりをのせ、(2)をかける。

「器は深めのお皿を使用したほうが、うまく火が通ります」

(4)ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで2分30秒ほど加熱する。

「魚の厚みにより加熱時間は異なるので、2分くらいから様子を見て、加熱時間は自分で調整してください」

(5)できあがり!

レンジから取り出すと、ねぎがしんなりして熱々のねぎソースのごま油がいい香り〜。ひと口食べると、レンジでチンしただけなのに、ぶりがふわふわ! しっかりとしょうがが利いているので、臭みもなく、さっぱり食べられます。沼津さんいわく、「魚嫌いだったけどこれを食べて好きになった!」という人も多いそうですよ。

アレンジ2:のっけるだけで味変!かま玉うどんのねぎ油和え

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次は熱々のうどんに長ねぎのごま油漬けをたっぷり絡めて味わうレシピをご紹介します。ねぎ油をのせるだけだからとっても簡単! 半熟とろとろの温泉卵を絡めて食べるとクセになるおいしさです。

【材料】(1人分)

長ねぎのごま油漬け・・・大さじ1

うどん・・・1玉

温泉卵・・・1個

めんつゆ(2倍濃縮)・・・大さじ1

(1)ゆでた熱々のうどんを器に入れる。

(2)長ねぎのごま油漬けをのせる。

(3)温泉卵をのせる。

「温泉卵を作るのが面倒なら、卵黄をのせてもいいですよ」

(4)めんつゆをかける。

(5)できあがり!

麺が熱々のうちに、温泉卵を絡めながらよく混ぜて食べると……最高! 長ねぎがしんなりしてごま油の風味が加わり、ヤミツキ必至の後引くおいしさです。

「うどん以外に、ラーメンにのせて即席ねぎラーメンにしてもGood。辛いのが好きな人は、一緒にラー油をかけてもマッチ。冷奴はもちろん、冬は湯豆腐など鍋のつけだれにするのもいいですね。いろいろな料理に使えるので、1瓶作って冷蔵庫に常備しておくと便利ですよ!」

私も長ねぎが余った時に作ってみましたが、味に変化が欲しい時に調味料感覚で使えてとっても便利。特に、切り身魚のレンチンは、本当に簡単なのに驚くほどおいしくて、疲れて何も作りたくない日のお助けメニューになること間違いなしです。ぜひ長ねぎがおいしい旬の季節に、試してみてくださいね!

次回は、鍋の季節に余りがちな「春菊」を使ったちょこっと漬けをご紹介します。

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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