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取れないゼッケンの縫い方「たてまつり縫いの基本」家事のプロ・ベアーズ流!お裁縫lesson

子どもの頃、誰もが家庭科の授業で学んだ「お裁縫」。とはいえ、大人になっていざ実際にやってみると、覚えているようで実は自信のない人も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は「お裁縫の基本」について、家事研究家の高橋ゆきさんでもおなじみ、家事代行サービス・株式会社ベアーズに教えてもらいました。子どもの学校生活や家族の身支度に必要なものを中心にご紹介していきます。

今回は、取れにくい「ゼッケンの縫い方」です。これができれば、「たてまつり縫い」をマスターできますよ!

ゼッケンを縫う時は「たてまつり縫い」が基本

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【用意するもの】

・縫い針(6〜7号)

・まち針

・縫い糸(1本取り)

・紙(ゼッケンの倍くらいのサイズ。今回はA4のコピー用紙を使用しました)

(・ゼッケン)

(・体操着)

 

※ゼッケンの端部分にほつれない処理がしてあるものは、そのまま縫い付けてOKです。ほつれそうなものは、端を三つ折りにしてから縫い付けましょう。

※紙は基本何でもよいのですが、厚すぎると縫いにくくなってしまうので、コピー紙などがおすすめです。

※針を使用するので、取り扱いには充分注意してください。

【ゼッケンの縫い方】

(1)縫い付ける位置にゼッケンを置き、体操着の中(内側)に紙を入れる。

【POINT】体操着の中(ゼッケンの下あたり)に紙を1枚入れておくと、下の布までうっかり一緒に縫ってしまうことを防げます。

(2)ゼッケンの四つ角をまち針で留める。

【POINT】四つ角をまち針で留めておくと縫いやすくなります。縫い終わった部分は外して進めましょう。

(3)糸は1本取りに。針に糸を通し、長い方の端を玉結びする。

→失敗しない玉結び&玉留めの方法はこちらから。

(4)玉結びが隠れるよう、ゼッケンの裏側から針を表に出す。

(5)針が出た所からまっすぐ上の位置に針を刺す。

(6)体操着の裏側から斜め左下に針を渡し、裏から針を出す。

【POINT】写真のように縫う間隔が狭いほど、丈夫になります。難しい人は、もっと広い間隔でもOKですよ。

(7)これをゼッケン1周分、繰り返す。

(8)最後は体操着に針を出し、ゼッケンの際で玉留めをする。

(9)もう一度、体操着に針を刺してから出し、糸を切る。

【POINT】このように玉留めをした後、もう一度体操着に針を刺してから出し、それから糸を切ると、糸が抜けにくくなります。

今回は見えやすいように色の付いた糸を使いましたが、実際にゼッケンを縫う時は、白い糸を使えばほとんど目立ちません。基本の「たてまつり縫い」を覚えておけば、スカートやパンツの裾ほつれや、お稽古バッグにフェルトのワッペンを縫い付ける時などにも応用できますよ。ぜひ、お子さんのゼッケンを縫う機会に、マスターしちゃいましょう!

【取材協力】

株式会社ベアーズ

取材・文/岸綾香

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