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余ったキャベツは「もむだけカレーピクルス」が正解!アレンジはタルタルソース!?【ちょこっと漬け♯24】

余った野菜を手軽に少量漬けられる便利な「ちょこっと漬け」を、料理研究家の沼津りえさんに教えてもらう連載企画。

今回は、今が旬の「春キャベツ」を使ったちょこっと漬けを教えてもらいました。春キャベツはふわっと巻かれた葉がおいしいですが、1玉買うとなかなか使い切るのが大変なときも……。そんな時にちょこっと漬けることができるので便利ですよ!

付け合わせにもぴったりなカレー味は、子もOK!

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「やわらかくて、みずみずしくて、おいしそう! 今だけのお楽しみですね」と、立派な春キャベツを用意してくれた沼津さん。今回使用するのは1/4個。炒め物やコールスローなどを作った後、少し余った時に大活躍してくれます。甘酢で漬けるので保存が効くのもうれしいですね。早速、作り方を見てみましょう。

【材料】(作りやすい分量)

キャベツ・・・200g(約1/4個)

酢・・・大さじ3

砂糖・・・大さじ2

カレー粉・・・小さじ1〜1/2

塩・・・小さじ1/2

【用意するもの】

ポリ袋・・・1枚

ちなみに、沼津さんのおすすめのポリ袋は、業務用スーパーで購入できる『ポリエチレン袋12号』(0.025×230×340mm)。「適度な厚みがあって、使いやすい大きさ」と、沼津さんのイチオシです。

【作り方】

(1)キャベツは芯を除き、ざく切りにする。

(2)ポリ袋にキャベツを入れ、酢、砂糖、カレー粉、塩を入れる。

「カレー粉は好みで調整してください。お子さんも食べる場合は、少し控えめにするといいですね。大人が食べる場合は、好みでクローブやチリパッパーを加えるとより深みのある味わいになりますよ」(以下「」内、沼津さん)

(3)全体を混ぜながら、手でよくもむ。

「この時、キャベツの繊維をよく壊しておくと、水分が出てしんなりして、おいしく漬かります」

(4)空気を抜いて、ポリ袋の口を結び、冷蔵庫で約1時間以上おく。

(5)できあがり!

保存期間は冷蔵で4〜5日。時間が経つと味がなじんでしんなりしてきます。

ひと口食べると、スパイシー!ですが、甘酢っぱいのでこれなら子供もおいしく食べられそう。「オリーブオイルをかけてサラダ風にしてもおいしいですよ」と沼津さん。カレー味がアクセントになって、フライや唐揚げなどの付け合わせにもぴったりです。

キャベツのカレーピクルスでタルタルソースが速攻完成!

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「さらに、このキャベツのカレーピクルスを使うと、タルタルソースがすっごく簡単にできて、ヤミツキになるおいしさなんです」と沼津さん。「その作り方もぜひ知りたい!」ということで、こちらのレシピも教えてもらいました。

【材料】(作りやすい分量)

キャベツのカレーピクルス・・・適量

ピクルスの漬け汁・・・適量

ゆで卵・・・1個

マヨネーズ・・・大さじ1

パセリ・・・適量

【作り方】

(1)ボウルにゆで卵、キャベツのカレーピクルス、漬け汁を入れる。

ポリ袋の中の漬け汁も適量入れましょう。

(2)ゆで卵を潰しながらよく混ぜ、マヨネーズを加えて混ぜる。

(3)パセリを振って軽く混ぜたら、できあがり!

パンに挟んで食べたら、スタッフ一同、おいしくて感激! 味にパンチがあって、男性スタッフもお気に入りでした。カレーピクルスにしっかり味がついているので、味付けに手間がかからず時短でできるうえ、玉ねぎを刻んだりする手間もなく、混ぜるだけで簡単に仕上がります。タルタルソースとしてフライなどに添えるのはもちろん、今回いただいたようにパンに挟んでサンドイッチにするのもおすすめです!

いかがでしたか? ぜひ春キャベツのおいしい季節に試してみてくださいね。次回はキャベツと昆布を使った和風のちょこっと漬けをご紹介します。

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『食品保存大全』(主婦の友社)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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