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【砂肝】臭みゼロ!ヤミツキ「無限砂肝」なら銀皮まで美味しくいただけます…沼津りえの神ワザ下ごしらえ #16

ちょっとしたひと手間で料理の腕前がグンとアップする「下ごしらえ」を、料理研究家・沼津りえさんが分かりやすく楽しく解説。 

今回は、沼津流「砂肝」の下ごしらえを大紹介。これは砂肝ラバー必見! 面倒な銀皮を取る作業も一切なし。ただゆでるだけで、臭みゼロのやわらかい食感に仕上がります。

砂肝はゆでるだけでよかった!目からウロコの革命的下処理

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手頃な価格で買えて、独特な食感が人気の砂肝ですが、銀皮を取るのが面倒、臭みが気になる……という人も多いのではないでしょうか。そこで、砂肝大好きな沼津さんが考案したのが、銀皮を取らずにそのまま先にゆでてしまう方法!

「銀皮は焼くと固くなるので、最初に取るのが一般的ですよね。でも、ゆでれば銀皮もやわらかく食べられるんです。最初にゆでてから、和え物や炒め物にすれば臭みもなく、ムダなく全部食べられますよ!」(以下「」内、沼津さん)

砂肝が苦手だったという沼津さんの旦那さんも、これで砂肝の虜になったそう。早速、作り方を見てみましょう。

【作り方】

(1)砂肝を熱湯でゆでる

鍋で熱湯を沸かし、買ってきた砂肝をパックからそのままドボン! なんと、これでOKなんです。砂肝がすべて湯に浸かるようにして、グラグラするくらいの火加減で12〜13分ゆでます。

「砂肝の処理は何もしなくてOK! しっかりゆでる、ポイントはそれだけです」

(2)水の中でよく洗う

火を止めて水に入れ、水の中でよく洗います。表面についている皮や脂をよく落とし、1〜2回水を変えて汚れをしっかり取ります。洗い終わったら、水気をしっかり拭いてください。

「しっかり洗うと臭みがキレイに取れます。水気を拭くことで日持ちもよくなりますよ」

(3)砂肝の下処理が完成!

なんとこれで、砂肝の下処理は完成です。通常は銀皮を削ぎ落としますが、その手間も不要。

「しっかりゆでれば、銀皮もおいしく食べられ、ムダなしで超簡単! このまま冷蔵で2〜3日保存できます。ゆでてストックしておき、ピーマンやオイスターソースと一緒に炒めたり、塩を振って串に差して焼いてもおいしいですよ」

箸が止まらず危険!無限に食べられる「砂肝のごま油和え」

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「毎日食べているかも!」というくらい家族みんなでハマっている、沼津さんイチオシの食べ方を伝授。ごま油がクセになるヤミツキ必至の危険なおいしさです。

 

【材料】(作りやすい分量)

ゆでた砂肝・・・200g

ごま油・・・大さじ1

塩・・・小さじ1/2

白いりごま・・・適量

 

【作り方】

ゆでた砂肝を薄切りにしてボウルに入れ、ごま油と塩を加えてよく混ぜ合わせます。白いりごまを振ったらできあがり! 油でコーティングしているので、こちらは冷蔵で3〜4日保存可能です。

食べてみると驚くほどやわらかく、でも特有のコリッとした食感が絶妙。まったく臭みがなくて、箸がどんどん進みます。砂肝好きな男性スタッフは撮影の合間に食べ続け(笑)、大量にあった砂肝のごま油和えを完食してしまいました! これはお酒のおつまみにも最高ですね。

「貝割れ大根や七味唐辛子を加えたり、カレー粉やラー油などで味変してもいいですよ」

我が家では、ゆでた砂肝をにんにくとバターしょうゆで炒めてみたのですが、こちらも激ウマ! あっという間になくなってしまいました。

先にゆでてしまえば保存も効くので、その後のアレンジは自由自在。和えたり、炒めたり、焼いたりして、好きな食べ方を楽しんでみてください。臭みがないので、砂肝が苦手な人でもおいしく食べられること間違いなしです!

取材・文/岸綾香

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『野菜まるごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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