レンチンで時短で作れて、トロトロの食感に!
null前回、魚焼きグリルで焼きなすを作る方法を紹介しました。魚焼きグリルに入れておくだけで手軽なのですが、こんがり焼くので10分ほど時間はかかってしまいます。
詳しい作り方はこちら→トロットロ!絶品「焼きなす」は魚焼きグリルでほったらかしが正解【沼津りえの神ワザ下ごしらえ #13】
そこで、もっと時短で作りたい人のために、レンチンで作れる方法を沼津さんが教えてくれました。
「残念ながら香ばしい香りはつかないのですが、電子レンジでもトロトロの食感に仕上がります。ラップに包んで蒸すので、そのまま冷水に浸けて色止めもできるため、紫色が鮮やかに仕上がるのもポイント。さらに手で裂いて皮ごと食べられます。パパッと一品作れるお助け時短レシピですよ!」(以下「」内、沼津さん)
【作り方】
(1)なすの下準備をする
なすのヘタに包丁でぐるっと1周切り込みを入れ、ヘタの先は取り除きます。さらに破裂しないよう、なすの下部分の先端を少しだけ切り落とします。皮をむきやすくするため、縦に4本筋を入れたら、1本ずつラップでふんわりと包んでください。
(2)電子レンジで3分30秒加熱する
耐熱皿になすを並べ、600Wの電子レンジで3分30秒加熱します。
「触ってやわらかくなっていればOK! なすの大きさに合わせて加熱時間は調整してください」
(3)水に浸ける
熱々のうちにラップごと水に浸け、粗熱が取れたら取り出します。
「熱いうちに水に入れて色を止め、キレイな紫色をキープ! ラップに包まれているので水が入らず、水っぽくなりません。冷やし過ぎると皮がむきにくくなるので、粗熱が取れたら取り出しましょう」
(4)皮をむく
粗熱が取れたらラップから取り出し、水気を拭いて皮をむきます。切れ目からスーッと皮が簡単にむけますよ。
「なすの紫色が鮮やかで美しいですね。皮をむくのが面倒な人は、皮ごと裂いてもおいしいですよ!」
(5)できあがり!
これでレンジ蒸しの完成です。あとは好みの味付けで自由に楽しんでください。
「万能中華だれ」で絶品おつまみに
nullさらに、沼津さんおすすめの食べ方を教えてもらいました。万能中華だれを和えるだけで、ビールが進むおつまみに大変身しちゃいます。
【材料】(作りやすい分量)
蒸したなす・・・適量
万能ねぎ・・・2本
酢・・・大さじ1
しょうゆ・・・大さじ1
ごま油・・・大さじ1
しょうが(すりおろし)・・・小さじ1/2
にんにく(すりおろし)・・・小さじ1/4
【作り方】
小口切りにした万能ねぎに酢、しょうゆ、ごま油、すりおろしたしょうがとにんにくを入れ、よく混ぜ合わせます。甘めが好きな人は、好みで砂糖を足しても◎。これで万能中華だれの完成です。
電子レンジで蒸したなすを食べやすい大きさに裂き、中華だれをたっぷりかけたらできあがり!
食べてみると、トロトロの食感で最高! 蒸しなすの裂いた所に中華だれがよく染み込んで、味がしっかり絡んでいます。皮ごと無駄なく食べられるのもうれしいですね。火で焼いていないので、焼きなす特有の香ばしさはないですが、濃い味のたれと組み合わせるなら、レンチンで十分おいしい!
「ナンプラーとレモン汁で和えてもさっぱりおいしいですよ。辛子じょうゆや酢じょうゆも合いますね。細かく裂いて、サラダや麺のトッピングにしてもいいですね」
パパッと1品欲しいときに、電子レンジで手軽に作れるのもイイところ。魚焼きグリルで作る焼きなすと合わせて、ぜひ味の違いも楽しんでみてください。
取材・文/岸綾香
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『野菜まるごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu YouTube 管理栄養士 沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」