大豆の旨味がギュッと凝縮されて、濃厚な味わいに!
null豆腐はヘルシーでタンパク質も摂れ、切って出すだけで一品にもなる便利な食材。冷奴や湯豆腐に飽きてしまったら、「豆腐を漬物にするのもおすすめですよ!」と沼津さんは話します。そこで今回は、みそ床を作って漬ける方法を教えてもらいました。
【材料】(作りやすい分量)
木綿豆腐・・・200g
みそ・・・大さじ1
はちみつ・・・大さじ1/2
※1才未満のお子さんが食べる場合は、はちみつを砂糖に変えてください。
【用意するもの】
保存容器・・・1個
【作り方】
(1)豆腐はキッチンペーパーに包んでバットに入れる。豆腐の上にバットをのせ、さらに水を入れたボウルなどをのせる。そのまま約30分置いて、水切りする。
「水の切り具合で食感が変わってきます。しっかり水を切ると、チーズのような感じになりますよ」(以下「」内、沼津さん)
(2)キッチンペーパーをはがし、豆腐を1cm幅くらいに切る。
(3)みそとはちみつをよく混ぜ合わせる。
(4)保存容器にみそを塗り、その上に豆腐を並べる。豆腐の上面にみそを塗り、さらに残りの豆腐を重ね、上面にみそを塗る。豆腐の側面にもまんべんなくみそを塗る。
豆腐の全面にみそを塗ります。側面にも忘れず、塗りましょう。
(5)ラップをかけて密封し、味をなじませる。冷蔵庫で半日以上おいたら、できあがり!
保存期間は冷蔵で約1週間。長持ちするので、余ったらこのように漬けてしまうのも手ですね。時間が経つと味がより染み込んでいきますよ。
食べてみると、みそがしっとり豆腐に馴染んで濃厚な味わい! まるでチーズを食べているような感覚です。はちみつの甘みがあるので、子どものおかずにもぴったり。濃厚なのでちびちびつまんで、お酒のおつまみにも最適ですね。
「オーブントースターでこんがり焦げ目がつくまで焼いても最高ですよ」と沼津さん。焼くとみそが香ばしくなって、こちらもたまりませんね!
豆腐のみそ漬けは、実は炒め物などに使うと失敗いらずの手軽なおかずに変身するので、次回はアレンジメニューをご紹介します。
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)など多数。
取材・文/岸綾香