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「春菊」をしょうゆ漬けにしてスーパーの刺身を巻いたら…上品な一品に!【ちょこっと漬け♯18】

前回、お鍋の季節に余りがちな「春菊」を使った「ちょこっと漬け」を、料理研究家の沼津りえさんに教えてもらいました。今回はそのアレンジメニューをご紹介します。

「春菊のしょうゆ漬け」は、風味や香りを添える薬味代わりに手軽に使えるので、常備しておくととっても便利! 早速、作り方を見てみましょう。

アレンジ1:巻くだけで上品な逸品に。春菊の鯛の刺身巻き

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まずは、春菊のしょうゆ漬けを「ただ巻くだけ」という、超簡単なアレンジから。たったこれだけなのですが、スーパーで買ってきた普通の刺身をグンと格上げしてくれます。

「春菊のしょうゆ漬け」の作り方はこちらをチェック!

→少し余った春菊をどうにかしたいときに…「春菊のしょうゆ漬け」がおいしすぎる!【ちょこっと漬け♯17】

 

 

【材料】(作りやすい分量)

春菊のしょうゆ漬け・・・適量

鯛の刺身・・・適量

白いりごま・・・適量

【作り方】

(1)春菊のしょうゆ漬けを鯛の刺身で巻く。

「巻く刺身は、淡白な白身魚なら何でも好相性。春菊のほろ苦い味を上品に引き立ててくれます。赤身だったら、まぐろのぶつ切りと和えるとおいしいですよ」(以下「」内、沼津さん)

(2)器に盛り、白いりごまを振る。

(3)できあがり!

春菊のしょうゆ漬けは、上品でさわやかな風味が特徴。淡白な白身魚の刺身で巻くと、春菊の生のシャキシャキした食感もいいアクセントに。

しょうゆで漬けることで春菊の苦味がまろやかになっているので、青じそほど主張しすぎず、鯛の刺身と絶妙なバランスで繊細にまとまっています。日本酒をいただく時など、ちょっと大人の気の利いたお酒のおつまみにもぴったり。見た目も華やかなので、おもてなしにも喜ばれそうですね。

アレンジ2:春菊のひと口おむすびは、お弁当にもおすすめ!

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次は、ごはんを使ったアレンジ。春菊のしょうゆ漬けはごはんとの相性が抜群なんです。

【材料】(作りやすい分量)

春菊のしょうゆ漬け・・・適量

温かいごはん・・・適量

【作り方】

(1)ラップに春菊のしょうゆ漬けをのせる。

(2)その上にごはんをひと口分くらいのせる。

(3)ラップで包んで、キュッと丸める。

(4)ラップを外して、器に盛る。

(5)できあがり!

「今回は食べやすい葉の部分を使いましたが、硬い芯の部分は、刻んでごはんに混ぜてもおいしいですよ」

ひと口でパクッと頬張ると、春菊のほろ苦さが香り、しょうゆがごはんにほどよく染みて、たまりません! これはお花見の時期に、お弁当で持っていくと盛り上がりそう。ほろ苦さはありますが、春菊の苦味は随分まろやかになっているので、これなら子供も食べられそうです。

「他にも、しょうゆごと湯豆腐やお鍋のつけだれとして使ったり、お肉のソースにしたり、炒め物の味付けに使ったりしてもいいですよ」と、沼津さん。

アレンジ法をいろいろと教えてもらいましたが、熱々のごはんにのせてシンプルに食べるのも最高!

春菊のしょうゆ漬けは、ちょこっと薬味が欲しい時など、風味や香りを添えたい時におすすめ。ぜひぜひ、お鍋の春菊が余った時などに試してみてくださいね。

次回は、白菜のおいしい季節、もむだけで簡単に作れる「白菜キムチ」をご紹介します!

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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