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レンジで作るピクルスだから簡単!余り野菜も無駄にしない「基本のミックスピクルス」の作り方【ちょこっと漬け♯6】

料理研究家の沼津りえさんが教える、少ない分量で手軽に漬ける「ちょこっと漬け」の連載企画。今回は、「基本のミックスピクルス」を教えてもらいました。

通常は、鍋でピクルス液を煮沸して野菜を加えて作るため、手間のかかるピクルスですが、今回沼津さんがkufura用に提案してくれたのは、電子レンジを使って手軽に作る方法。この作り方なら、グンとハードルが下がるはず! 早速、動画をチェックしてみましょう。

「基本のミックスピクルス」の作り方

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「本格的にピクルス液に火入れして作る方法もありますが、電子レンジで代用しても充分おいしく作れますよ!」と、沼津さん。今回は彩りよくカラフルに、6種類の野菜を使いました。野菜は計200gになればOKなので、少しだけ余った野菜をいろいろ混ぜて作るのもおすすめです。

【材料】

きゅうり・大根・にんじん・れんこん・カリフラワー・しめじ・・・計200g

塩・・・小さじ1

酢・・・大さじ3

砂糖・・・大さじ2

ローリエ・・・1

野菜は好みのものを使ってOK。計200gになるように準備しましょう。生で食べられるものはそのままで、火入れが必要なものは電子レンジで加熱します。

「基本、余った野菜や好みの野菜で作れますが、葉もの系野菜はNG。また、ブロッコリーは酢に漬けると変色するのであまり適していません」(以下「」内、沼津さん)

【用意するもの】

保存瓶・・・1

【作り方】

(1)きゅうりはヘタを切り、輪切りにする。

(2)大根は皮をむいて、拍子木切りにする。

(3)にんじんは皮をむいて、拍子木切りにする。

(4)ボウルの上にざるをのせ、きゅうり、大根、にんじんを入れる。塩を振って、手で軽くもむ。

(5)ポタポタと水が出てくるまで、そのまま置く。

「そのまま置いておくと、塩の効果で野菜から水分が出てきます。ポタポタと水がボウルに落ちてくるまでしばらく置いておきましょう」

(6)れんこんは皮をむいて輪切りにし、半分に切る。

(7)カリフラワーは小房に切る。

(8)しめじは石突きを切り、手でちぎる。

(9)耐熱ボウルに酢、砂糖、ローリエを入れる。

(10)しめじ、カリフラワー、れんこんを入れる。

(11)ふんわりとラップをして、600Wの電子レンジで1分〜1分30秒加熱する。

「硬めの野菜や生では食べられない野菜は、ピクルス液と一緒に電子レンジで加熱します。野菜の種類や水分量によって加熱時間は異なってくるので、様子を見ながら調整してください」

(12)ラップを外して、粗熱を取る。

(13)きゅうり、大根、にんじんの水気をよく切り、保存瓶に入れる。

(14)れんこん、カリフラワー、しめじ、ローリエを入れ、ピクルス液も注ぐ。

(15)軽く全体をなじませ、冷蔵庫で30分以上おいたら、できあがり!

保存期間は冷蔵庫で4〜5日を目安に食べきってください。最初はシャキシャキした食感ですが、時間が経つと野菜に味が染みて、またひと味違ったおいしさになっていきます。常備菜としてもおすすめですよ。

できあがったピクルスはとってもカラフルで見た目もおしゃれ。器に彩りよく盛り付けるだけで、さっぱりとした箸休めになります。

食べてみると、きゅうりのポリポリ、れんこんのシャキシャキ、大根のハリハリ……etc. いろいろな野菜の食感を一度に味わえて楽しい! 電子レンジで加熱したことで酢の酸味がほどよく飛んでいるので、甘酸っぱさがちょうどよく、大人も子どももおいしく食べられる味です。

「電子レンジで加熱する際に、ローリエ以外にもお好みで、ディル、黒こしょう、赤唐辛子、にんにくなどを入れてアレンジしてもいいですよ。にんにくを入れる場合は、切ると香りが強く出てしまうので、皮をむいて1片丸ごと入れてください。

大人だけで食べるなら、白ワインを小さじ1加えるとまろやかになり、より本格的な味わいになります。ぜひ、好みの味をいろいろ試してみてくださいね」

野菜は計200gになればいいので、ちょこっと残った野菜をいろいろ混ぜて作れるのも便利ですね。

次回は、こちらの基本のピクルスの「余ったピクルス液」を使ったアレンジメニューをお届けします。実はピクルス液も余すことなく全部普段の料理に使えるので、ぜひお楽しみに!

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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