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「巾着袋」(裏地なし)の作り方。持ち手付きで便利!体操服入れなど入学・入園準備にも【大人のお裁縫レッスン#10】

DIY

入園・入学シーズンを間近に控えた今回は、「巾着袋」を手作りしていきます。体操着入れ(お着替え入れ)としてもつのに便利なサイズ感。さらに、机の横やランドセルにかけても使える“持ち手付き”という仕様です。
裏地やマチなし、ひもの通し口は“コの字”に縫わない、とってもシンプルなつくり! お裁縫教室の講師を務める“たま先生”こと、常田玲美さんに、手順を分かりやすくレクチャーしてもらいました。見た目が美しく仕上がる細かなポイントも必見です!

簡単なのに持ち手付きと技アリ!

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マチ・裏地なし(柄の向きあり) 持ち手付き巾着袋

(仕上がりサイズ) 約 縦40cm×35cm

【材料】1個分

・布2枚(各 縦45cm×37cm
 ※今回は柄に上下があるものを使用。
 ※無地や柄に上下のないタイプの生地の場合は、縦 88cm×横37cm 1枚を用意。
・綾テープ(持ち手)34cm×2
 ※今回は幅1.2cmのものを使用
・丸ひも(太タイプ) 85cm×2

【道具】

・ミシン糸
・定規
・アイロン定規
アイロン
・印付け用ペン
・ひも通し

・糸切りバサミ
・洗濯ばさみ
クリップ(布を留める用)

(1)布の四辺を「裁ち目かがり」に縫う

ほつれ止めのために、布の四辺を「裁ち目かがり」で縫います(2枚とも)。

(2)本体を縫う

柄の上下の向きをそろえて中表に重ねます。本体の底部分を縫い代1cmで縫ったあと、縫い代をアイロンで割ります。※無地や柄に上下がない生地で製作する場合、底は二つ折りにするだけなので、この工程は飛ばしてください。以後の工程は同じです。

アイロン定規を使いながら、短辺それぞれを4cm内側に折り、アイロンで折り目をつけます。

(3)綾テープ(持ち手)をつける

折り目を広げたら縦半分に折り、センターに印をつけましょう。

その印を中心として、左右5cmのところに印をつけ、線の外側に綾テープの端がくるよう配置して、クリップで留めておきます。反対側も同様に。

「今回は幅1.2cmの綾テープを使いました。お子さんが使う場合は、幅2cm以内で柔らかい素材のものを選ぶのがおすすめです」(以下「」内、たま先生)

ミシンで綾テープを縫い付けます。布端から5mmと、折り山から内側に5mmの位置の計8カ所です。

「5mmというのは目測で大丈夫。折り山よりやや内側を縫うことで、縫い目が表に見えず、見た目がきれいに仕上がります」

(4)本体の両サイドを縫う

再び中表に重ね、両脇の袋口(折り目をつけた方)から10cm位置に印(縫い止まり・あき止まり)をつけます。その印から底辺までを縫い代1cmで縫います。

その縫い代をアイロンで内側に倒していくのですが、縫い止まりの手前からは、上図のように斜めにしながら柄が見えるよう折っていきます。

「縫い残した部分は、アイロン定規を使うとスムーズですよ」

なお、脇の縫い残した部分を“コの字”に縫って強度を高めるやり方もありますが、縫わなくてもさほど強度は変わらないそう。そもそも、きれいに“コの字”に縫うのは意外にも難しい作業なのだとか。今回は、よりシンプルな作り方でご案内しています。

(5)ひも通し口を作る

袋口につけた折りが心許なくなっていたら、再度アイロンでプレスし、しっかり折り目をつけましょう。

「折り山の高さがしっかり揃っているか確認しておくと、仕上がりがきれいですよ」

折り山から3cm位置をミシンで縫い、ひも通し口を作ります。この時、縫っていない方の布やテープを変に巻き込んで縫ってしまわないよう注意してください。

(6)ひもを通す

袋口から布を表に返し、全体にアイロンをかけておきましょう。

丸ひもの片端にひも通しを通したら、もう片方は洗濯ばさみで留めてストッパーに。

ひも通し口から1周ぐるりと通したら、端を揃えてきつく結びます。もう1本は、最初とは反対側のひも通し口から入れ、同様に結んだら完成です!

(7)完成!

なにかと便利な巾着袋が「直線縫い」だけであっという間に完成しました!

「裏地付きの方が丈夫さはUPしますが、お子さんが小さいうちは裏地なしの方が重くならず、洗濯しても乾きやすいですよ」とたま先生。

柄を自由にセレクトできるのが手作りのいいところ。ぜひお子さんとあれこれ相談しながら、お気に入りの布で作ってみてくださいね。

 

構成/kufura編集部

常田玲美(たま先生)
常田玲美(たま先生)

洋裁講師。

文化女子大学(現・文化学園大学)服装学部服装造形学科を卒業後、伊勢丹新宿店にて、紳士服のお直しの仕事に携わる。自身主宰の裁縫教室での講師のほか、ミシンメーカーでのワークショップの開催、出版物へのレシピ提供などで活躍中。現在は、毎月大人・子ども合わせて約40名以上の生徒をレッスン中。

『裁縫の楽しさを一人でも多くの人に』を目標に、Instagram(@nuinui.tamama)などで生徒作品や裁縫のちょっとしたテクニックを発信中。

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