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ハンカチ風「サニタリーポーチ」の作り方…2ポケットで持ち運びもさり気なく!【大人のお裁縫レッスン#7】

DIY

子どもの入園・入学などで活躍したミシン、使っていますか? せっかくなら、身近なアイテムをハンドメイドしたり、ちょっとしたお直しができるようになったら素敵ですよね。そこで、連載動画「大人のお裁縫レッスン」開講です!

第7回は、生理ナプキンを入れるための「サニタリーポーチ」を手作りします。ポーチと言ってもマチのあるタイプではなく、折りたたむとハンカチ風の2ポケット仕様です。裁縫教室の講師を務める“たま先生”こと、常田玲美さんに、分かりやすく手順をレクチャーしてもらいました。

“折り目”さえ間違えなければ作り方は簡単!

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ハンカチ風「サニタリーポーチ」の作り方

【材料】1個分
(仕上りサイズ/折りたたみ時 約14cm×14cm)

・外布 72cm×16cm
・内布 28cm×16cm
・タグ(お好みで)

【道具】

・定規
・糸切りバサミ
・アイロン定規
・アイロン
・クリップ(布を留める用)
・ミシン

(1)外布に折り目をつける

まずは、外布に折り目をつけるための目印を付けていきます(写真中イラストの8カ所)。

印つけ用ペンなどで線を引いてもいいのですが、今回は「ノッチ」という方法で印をつけていきます。

「ノッチ」とは、お裁縫用語で「切り込み」のこと。定規で11cm測ったら、糸切りバサミで3mmほどカットしましょう。

切り込みの長さは縫い代におさまれば大丈夫です。今回は縫い代を1cmとるため、5mmほどカットしても大丈夫。ただし、切り込みの長さを7~8mmほどにしてしまうと、縫いずれなどで切り込みが表に出てしまう場合もあるので、“長すぎず”が無難です。

ノッチは、ペンなどでつけた印を消す手間が不要で、見た目もキレイに仕上がります。そのため、最近は主流になりつつある手法なんですよ」(以下「」内、たま先生)

切り込みを入れたら、上下のカット位置をアイロン定規でつなぎ、布オモテが山折りになるようアイロンで折り目をつけます。

(2)タグをミシンで縫いつける

タグなどをつけたい場合は、このタイミングで縫いつけましょう。

お好きな位置でOKですが、布端からは2cmほどあけるようにしてください。

(3)布を重ね合わせてミシンで縫う

外布を、写真内の図のように折ります(このとき、アイロンでの折り目づけは不要)。

「アイロンでの折り目づけが不要なのは、のちに生地の裏表を返したとき、谷折り部分は山折りとなって出てきてほしいからです。もしここで折り目をつけてしまうと、(1)でつけた山折りのあとがなくなってしまい、生地を返したときに折り目がキレイに出なくなってしまうんですよ」

折りたたんだ外布の上に、内布を中表に重ね、長辺をクリップで留めます。

「クリップ留めする時は、両端→中央の順に留めると布がずれにくくなるので覚えておきましょう」

クリップを外しながら、長辺を縫い代1cmで縫います。

(4)縫い代をアイロンで倒す

内布が上を向くように置き、縫い代をアイロンで内側に倒します。

(5)布の裏表を返し、アイロンをかける

端から布の裏表を返し、縫い目にアイロンをかけます。

次に、中央寄りに出てきた“口”から、それぞれ布を返します。すると、ポケットが出現!

「角は定規や目打ちなどを使ってしっかり出しておきましょう」

全体にアイロンをかけます。

(6)センターの折り目をミシンで縫う

半分に折りたたんだときにセンターとなる位置をミシンで縫います。

「センターを縫っておくと、折り目がずれにくくなりますよ」

これでハンカチ風サニタリーポーチの完成です!

外布を折りたたむときの山折り、谷折りの位置さえ注意すれば、あとの作業はいたって簡単! 両サイドにポケットがあるだけのシンプルなつくりだから、お好みでサイズを変えて作ってみるのもアリですね。

ちなみに、今回作ったサイズですと、一般的な昼用のナプキンが両サイドのポケットに2枚ずつは余裕で入りました。

お手洗いでナプキンを取りかえたいとき、マチのあるポーチだと持ち運びにちょっとかさばりますが、これなら、パッと見は“ナプキン入れ”と気づかれないデザインで、さり気なく持ち歩くことができます。

自身へはもちろん、年頃の娘さん用にも、ぜひ手作りしてみませんか?

 

構成/kufura編集部

常田玲美(たま先生)
常田玲美(たま先生)

洋裁講師。

文化女子大学(現・文化学園大学)服装学部服装造形学科を卒業後、伊勢丹新宿店にて、紳士服のお直しの仕事に携わる。自身主宰の裁縫教室での講師のほか、ミシンメーカーでのワークショップの開催、出版物へのレシピ提供などで活躍中。現在は、毎月大人・子ども合わせて約40名以上の生徒をレッスン中。

『裁縫の楽しさを一人でも多くの人に』を目標に、Instagram(@nuinui.tamama)などで生徒作品や裁縫のちょっとしたテクニックを発信中。

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