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「ブロッコリーの茎」で作ったザーサイ風漬け物をナムルやユッケにおいしくアレンジ!【ちょこっと漬け♯28】

余った野菜を使い切るのにとっても便利な「ちょこっと漬け」。前回は、料理研究家の沼津りえさんに、消費に困る「ブロッコリーの茎」をザーサイ風の漬け物にして、おいしく食べきる方法を教えてもらいました。

今回はその「ブロッコリーの茎のザーサイ風」を使ったアレンジをご紹介します。ブロッコリーの茎に味がしっかり染み込んでいるので、他の食材と和えるだけで、もう1品のおかずが速攻完成。調味料いらずなので味つけの手間が省け、失敗なく作れますよ!

その1:2つの食材を和えるだけ!「もやしとツナのナムル」

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前回、沼津さんに教えてもらった「ブロッコリーの茎のザーサイ風」は、言われなければ分からないほど、まさにザーサイそのもので衝撃的でした! サッとゆでて、ごま油としょうゆで味つけしただけなのに、これがとってもおいしいんです。

ちなみに「ブロッコリーの茎のザーサイ風」の作り方はこちら。

ブロッコリーの茎がまるでザーサイに!ごま油としょうゆだけでヤミツキ必至【ちょこっと漬け♯27】

今回はこのブロッコリーの茎を、さらにおいしくアレンジしていきます。

【材料】(2人分)

ブロッコリーの茎のザーサイ風・・・1/2量

もやし・・・1袋

ツナ缶・・・1缶

【作り方】

(1)ボウルにゆでたもやしを入れる。

もやしは好みの硬さで、サッとゆでておきます。

(2)ブロッコリーの茎のザーサイ風を入れる。

(3)ツナ缶を油ごと入れて、混ぜ合わせる。

「ブロッコリーの茎のザーサイ風にはごま油としょうゆの味がしっかりついているので、味つけいらず。さらに、ツナ缶の旨味が加わってコクが出ます」(以下「」内、沼津さん)

(4)器に盛り付けて、できあがり!

味が薄いなと感じる人は、お好みで塩、こしょう、しょうゆ、ラー油などを足して調節してください。作って少し置いた方が、もやしに味がなじんできます。

ブロッコリーの茎のザーサイ風が少量でも、ツナ缶を加えることでしっかり旨味の効いた味に。もやしを使って上手にかさましできるので、ボリューム感のある副菜が簡単に完成します。ツナ入りなので子供も喜びそうな味。もちろん、大人のビールのおつまみにもぴったりです!

その2:ほのかに香るごま油がたまらない「まぐろのユッケ」

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次は、ブロッコリーの茎のザーサイ風のごま油の味つけを生かして、まぐろと和えてユッケ風にアレンジしてみましょう。卵黄を混ぜながら食べると最高ですよ!

【材料】(1人分)

ブロッコリーの茎のザーサイ風・・・1/2量

まぐろ・・・5切れ

しょうゆ・・・適量

青じそ・・・1枚

卵黄・・・1個

白いりごま・・・適量

【作り方】

(1)まぐろはざく切りにする。

まぐろは刺身用の切れているものを使います。1人分5切れくらいが目安ですが、量はお好みで調節してOKです。

(2)ボウルにまぐろとブロッコリーの茎のザーサイ風を入れる。

(3)しょうゆを加えて混ぜ合わせる。

(4)青じそを添えて器に盛り、卵黄をのせる。

(5)白いりごまを振って、できあがり!

食べてみるとごま油が効いて、まさにユッケ! 卵を混ぜて食べると、まろやかになってさらに美味〜。茎のコリコリした食感がいいアクセントになっていて、これはごはんにのせて丼にしても絶対おいしい!

「他にもブロッコリーの茎のザーサイ風は、冷奴にのせたり、韓国風キンパの具にしたり、レタスと合わせてチョレギサラダ風にしても。茎にごま油の味が効いているので、いろいろな食材と組み合わせると料理のバリエーションが広がりますよ」

こんなにおいしいアレンジができるので、わが家ではブロッコリーの茎はザーサイ風に漬けるのが、すっかり定番になってしまいました。沼津さんがおっしゃるように、今まではちょっと持て余してしまっていたブロッコリーの茎ですが、最近はむしろ茎を食べるのが楽しみで、買おうかなぁ〜と思うほどです。

いかがでしたか? 次回は、ブロッコリーの茎をガーリックオイルで漬ける方法をご紹介します。

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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