床に物を置かずに、掃除機がけのストレスを軽減。
null家の中でもリビングは、比較的広いスペースなので床掃除をするのはひと苦労。「掃除機をかけるのが面倒……」という人も多いのではないでしょうか。
そもそも、矢澤さんは掃除機をかける手間をラクにするために、ある工夫をしていました。
「床にごちゃごちゃと物が置いてあると、それを片付けるところから掃除を始めなければならず、掃除機をかける前から面倒に感じてしまいます。ストレスなく床掃除を始められるように、私は普段からできるだけ床に物を置かないようにしています。
中でもコード類は床に置くとホコリが溜まりやすいので、できるだけ壁にくっつけて宙に浮かせています。これだけで掃除機をかけるのがグンとラクになりました」(以下「」内、矢澤さん)
なるほど。バスルームもそうでしたが、汚れが溜まらないように浮かせてしまえばいいんですね! では、詳しく解説していきましょう。
テク1:コンセントタップは、マジックテープで壁に貼る。
nullまず、スタッフ一同、感動したテクはこちら。矢澤さんのお宅では、なんとコンセントタップも宙に浮いているんです!
「コンセントタップの裏にマジックテープを貼って、壁にくっつくようにしています。これでコードがごちゃごちゃ床に置かれてホコリが溜まって、掃除機をかけにくくなるストレスから解放されました」
コンセントタップを宙に浮かせるなんて、さすが! 目からウロコでした。これはぜひ真似したいテクですね。
テク2:充電器のコードはケーブルカバーで隠してスッキリ。
null床に出しっ放しになりがちな携帯電話の充電器のコードも、矢澤さんのお宅では驚くほどスッキリしていました。
「ケーブルカバーを壁につけて、充電器のコードを収納しています。コードが床に出しっ放しにならないから、掃除も快適。カバーは白いものを選べば、我が家の白い壁にもしっくり馴染んで目立ちません」
テク3:テーブルの裏に引き出しを作り、出しっ放しを防止。
null最近、矢澤さんのお気に入りは自分で作った引き出し。
使ったのは、セリアで見つけた『インテリアウォールバー』(
テーブルの裏を覗いて見ると……。
「テーブルの裏に溝の入った木の棒を2本平行に付け、そのレール状の部分に白いケースをはめ込んでスライドできるようにして、手作りの引き出しを作りました。
おかげで、こまごましたハサミやペンなどがテーブルの上に出しっ放しになることが減って、掃除がラクになりました」
ちなみに、テーブルの裏にはテレビとエアコンのリモコンもマジックテープでくっついています。このアイディアについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も一緒にどうぞ。
テク4:掃除グッズは見えない所に吊るして収納する。
null掃除道具はリビングの見えない所に吊るしておくことで、気になったらいつでもサッと小まめに掃除できるそう。
「私はテレビの裏に吊るしています。サッと使えるうえ、テレビが目隠しになってくれるので生活感も出ません。家族もテレビの裏に吊るしてあると知っているので、誰が使ってもちゃんとこの場所に戻ってきます」
テク5:観葉植物はキャスターで動かして、掃除しやすく。
nullちなみに、大きくて重たい観葉植物は、ダイソーの『丸型花台 キャスター付』に乗せて簡単に動かせるようにしてありました。
「重くて動かせないとそこだけ掃除をしなくなってしまうので、キャスターに乗せて私でもラクに動かせるようにしています。これで観葉植物の周りの床掃除もしやすくなって、いつもピカピカで気持ちいいですよ」
※観賞植物をキャスターに乗せる際に、小さなお子さんがいる場合は、倒れないように注意してください。
さらに、置き場所をとるプリンターにも同様に動かせる工夫が。そちらのアイディアについては、こちらの記事をどうぞ。
以上、掃除しやすいリビングを作る5つのアイディアでした。
普段からできるだけ床に物を置かず、ごちゃごちゃするコード類は宙に浮かせる工夫をしておくと、掃除機がけをストレスなく始められそうですね。
次回は、掃除しやすい「トイレ」について教えてもらいます。
※紹介したアイテムは矢澤さんの私物です。情報は2019年10月のものです。
【取材協力】
矢澤茜
整理収納アドバイザー。インテリアコーディネーター。神奈川県厚木市で夫、子供2人と暮らす。「おうちも心もシンプルに」をテーマに、スッキリと見せる効率的な整理収納やインテリアコーディネートのコツを教える。ブログ『A+organize』https://ameblo.jp/a-organize/、インスタグラム@a.organizeが人気。
取材・文/岸綾香