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【キッチン収納】整理収納アドバイザーが辿り着いた「家族みんなが使える」「散らからない」キッチン収納のルール

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kufuraの動画記事でも人気の整理収納アドバイザー・矢澤茜さんのご自宅は、モノトーンで統一され、いつでもスッキリと整っています。そんな住まいづくりの秘密を探るべく、ご自身の「収納ルール」について教えてもらいました。モノの場所が決まったことで、整理収納以上のうれしい効果もあったそうです。

まずは、矢澤さんが試行錯誤の末に辿り着いた「キッチン収納のルール」を聞きました。

目指したのは、調理時間を「時短」できるキッチン作り

そもそも「料理はあまり得意ではなかった」と語る矢澤さん。そんな矢澤さんがキッチン収納について考えるようになったのは、ある理由がありました。

「仕事も家事も忙しかったので、調理時間をなんとか短くできないか、と考えたのが始まりです。たとえば、冷蔵庫に無秩序にあれこれ詰め込んでしまうと、食材を探すだけでも時間のロスに。食材や調理道具を分類して収納し、まずはどこに何があるか把握することから始めたんです」(以下「」内、矢澤さん)

「時短」をテーマに始まった矢澤さんのキッチン収納。それぞれのポイントを解説しながら、紹介していきます。

【冷蔵庫の収納】ケースを使って食材を分類したら、お金も時間も節約に

まずは、気付くとゴチャゴチャ詰め込んでしまいがちな冷蔵庫の収納から見ていきましょう。

「冷蔵室は、100円ショップで購入した白いケースに食材を入れてラベリングしています。これで料理をする時に、すぐに食材を取り出せて時短になりました。

さらに、以前は気付くと賞味期限を切らしてしまう食材もあったのですが、ケースに入れて分類することで、どこに何がどれだけあるか把握できるようになり、食品ロスが減ったんです。結果、時間だけでなくお金の節約にもつながりました」

◆不必要な棚は抜いて、使いやすいようにレイアウト

「冷蔵室は不必要な棚を外して、自分が使いやすいようにレイアウトし直しました。これで、高さのある飲み物なども収納できるように」

さらに、頻繁に使う食材は取り出しやすい中段に、あまり使わない食材は上段に配置することで、使いやすい工夫もしています。

◆ケースに入れておけば、汚れても掃除がラク!

食材をケースに入れておくことで食材の迷子を防止できるうえ、冷蔵室の掃除もラクになったと矢澤さん。

「ケースの中で卵が割れたり、瓶詰めなどが液ダレしても、ケースごと洗えばOK。掃除のストレスも減り、快適に使えるようになりました」

◆立てる収納で、野菜室もスッキリ!

野菜室は上段に100円ショップのケースを入れて、トマトなどのバラつきやすい野菜を、下段は葉野菜やきゅうりなど長さのある野菜を立てて収納。

「ブックスタンドを使えば、野菜に合わせて好きな幅に調整できるのでとっても便利ですよ」

【引き出しや棚の収納】みんながひと目で分かる工夫を

さらに、矢澤さん宅のキッチンの引き出しを開けると、調理道具がスッキリ。1つのケースに1つの調理道具が行儀よく収まっています。

「調理道具をまとめて1つのケースに入れてしまうと取り出しにくいので、“1つのケースに、1つの調理道具”と、割り切って入れることにしました。

子どもたちが成長して、私が忙しい時は食べたいものを自分で作るようになったので、これなら使いたい調理道具がどこにあるか一目瞭然。“お母さん、あれどこにあるの?”と、聞かれることがなくなりました」

確かにこれなら誰が見ても、どこに何があるのかひと目で分かりますね。調理道具1つ1つに居場所を作ることで、家族みんなが同じ場所に戻してくれるようになったそうです。

◆ケースは素材を統一して、調理道具は1つだけ入れる

『無印良品』と『セリア』で購入したケースをうまく引き出しの幅に合わせて組み合わせ、調理道具を収納している矢澤さん。クリアなものやスモーキーなものなど、ケースの素材を似たものにすることで、違うメーカーでも統一感が出るそう。確かに、パッと見たらメーカーが違っても全然気にならないですね!

「モノトーン収納のよいところは、素材が似ていれば、メーカーが違っても統一感が出るところ。1つのケースに調理道具は1つと割り切り、増えないようにすることもポイントです」

◆キャスターを付けて、重い缶詰の出し入れもラクラク

キッチンの戸棚の下を開けると、こちらにもラベリングされた白いケースが整然と並んでいました。下段には重さのある食材をストック。

「ケースの下にキャスターを付けることで、缶詰など重みのある食材も軽い力で出し入れできます。

この時、ラベリングはケースではなく、棚の上面に貼るのがポイント。ケースに貼りたくなってしまいますが、上から見た時に見やすいように棚の面に貼っています」

【調理道具の収納】ワンアクションで取り出せるような配置に

フライパンや鍋、ザルやボウル、食器類も、矢澤さんのご自宅では、重ねず立てて収納するのが基本。

「ザルやボウルを使う時に重ねて収納していた時は、上のものを動かして下のものを取る動作が面倒でした。私はとにかく時短を目指したかったので、調理道具もワンアクションで取り出したかったんです。そこで、フライパンなども立てて収納できるように工夫しました。

結果として、冷蔵庫や引き出し、調理道具などを取り出しやすい収納に変えたことで、キッチンが使いやすくなり、苦手だった料理にも前向きになりました。好きなお鍋や食器を買ったりと、料理をすることがどんどん楽しくなり、今では忙しい朝でも、朝食を作って食べる時間ができ、気持ちにも余裕ができたみたいです」

◆調理道具は立てて収納し、サッと取り出せるように

フライパン、鍋、ボウル、ザルなど、ちょっと大きめの調理道具も全て立てて収納。ワンアクションで取り出せるうえ、片付ける時も大きさに合わせて重ねる手間がありません。

「ニトリでみつけた『ざるボウルフライパンスタンド』を入れ、好きな幅に調節し、フライパンなどを立てて収納しています。あえて少し斜めに傾けることで、大きめのフライパンや鍋も立てて入れられます」

◆食器も立てると、1枚ずつパッと取り出せる

お皿は無印良品の『アクリル収納スタンド』に立てて収納。重ねると下のお皿を取り出すのが面倒ですが、これならワンアクションで1枚ずつラクに取り出せます。子どもたちも取り出しやすいと気に入っているそうです。

◆調味料は詰め替えて、デッドスペースを減らす

調味料は同じサイズのボトルに詰め替えて、気持ちよくピシッと整列しています。

「わざわざボトルに詰め替えるのは面倒という意見もありますが、同じボトルで揃えた方がデッドスペースをなくすことができ、限られたスペースを有効利用できるので、私は詰め替えて広く使える方を優先しています」

収納を整えた結果、家族みんなが「食」を楽しめるように

最後に、矢澤さんにキッチン収納を整えたことでいちばん良かったことを聞いてみました。

「以前は料理をするのは私だけだったのですが、キッチンが誰でも使いやすく整ったことで、私が仕事で不在の時など、最近は家族が自分で食べたいものを作るようになりました。

もともと”時短”目的から始まったキッチンの整理収納ですが、結果として、家族みんなが食べることに興味を持つようになり、万々歳! 私もうれしい限りです」

収納を変えたことで、家族の意識も変わり、忙しかった矢澤さん自身の家事の手間も減って、気持ちに余裕もできたそうです。矢澤さんの収納ルールを参考に、おうち時間の長い今、家族みんなが使いやすいキッチンに整えてみてはいかがでしょうか。

【取材協力】

矢澤茜

整理収納アドバイザー。インテリアコーディネーター。神奈川県厚木市で夫、子供2人と暮らす。「おうちも心もシンプルに」をテーマに、スッキリと見せる効率的な整理収納やインテリアコーディネートのコツを教える。ブログ『A+organize』https://ameblo.jp/a-organize/、インスタグラム@a.organizeが人気。

 

取材・文/岸綾香

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