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「豚バラとごぼうのみそきんぴら」ピーラーでお手軽に!【小林まさみ&まさるのお助け食堂#8】

人気の料理研究家 小林まさみさんと、シニア料理研究家としても活躍する義父でアシスタントの小林まさるさんが、日々の料理の悩みを楽しく解決する連載企画。

今回は、豚肉とごぼうを使ったおかずにもおつまみにもなる一品をまさるさんが伝授。ごぼうはピーラーを使うので、面倒なささがきも簡単! ひと味違ったみそ味のきんぴらを楽しんでみてください。

ごぼうのささがきはピーラーを使えばラクラク!

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お酒が大好きなまさるさんは、パパッと作れるおつまみのプロ。手軽でおいしい男の料理を教えてくれました。

「ごぼうのささがきはピーラーで簡単にやります! これだとごぼうが薄くなるので火の通りも早いから、フライパンでササッときんぴらが作れます」(まさるさん)

確かにごぼうのささがきって包丁でやると面倒……このきんぴら、ぜひ知りたいです!

【材料】(2人分)

ごぼう・・・2/3本(100g)

豚バラ薄切り肉・・・100g

サラダ油・・・大さじ1/2

白いりごま・・・小さじ2

[合わせ調味料]

みそ・・・小さじ2

みりん・・・小さじ1

酒・・・小さじ1

豆板醤・・・少量

【作り方】

(1)ごぼうをピーラーでささがきにする

ごぼうはよく洗い、ピーラーでささがきにして、水にさらします。

「これなら包丁でやるよりも簡単! 最後はピーラーでやると危ないので、包丁で斜め薄切りにしてください」(まさるさん)

「薄いから食べやすそうだね!」とまさみさんも太鼓判。

(2)豚バラ肉とごぼうを炒める

フライパンにサラダ油を強火で熱し、豚バラ肉を入れます。炒めすぎると硬くなるので、この時にごぼうも一緒に入れましょう。

「ごぼうが薄いので、豚肉も火が通りやすい薄切り肉を使ってください。しゃぶしゃぶ肉はちょっと薄すぎるので、薄切り肉がおすすめ。火の通りを一緒にすることで、手早く仕上がりますよ」(まさるさん)

(3)合わせ調味料を作る

小さめのボウルにみそ、みりん、酒、豆板醤を入れ、よく混ぜ合わせます。

(4)合わせ調味料を入れ、炒め合わせる

合わせ調味料を入れて炒め合わせ、白いりごまを加えてさっと炒めます。

(5)できあがり!

パパッと手早く炒め上がって、お見事! 香ばしい香りが食欲をそそります。

「みそできんぴらって珍しいね!」とまさみさん。食べてみると、香ばしいみそをまとったごぼうの旨味が口いっぱいに広がります。そして、豚バラ肉とごぼうが相性抜群! 豚肉の油を吸ってごぼうの旨味が増して、これはごはんが進む味。そしてさすがまさるさん、ちょっとピリ辛のみそ味が日本酒やハイボールにも合いそうです! ごぼうが薄切りで食べやすいので、豆板醤を抜けば子どもも食べられますよ。

次回は、お助け食材の「もやし」を使った、ボリューム満点のおかずをご紹介します。

【取材協力】

小林まさみ

料理研究家。結婚後、会社勤めをしながら調理師学校に通い、料理研究家を目指し、料理愛好家 平野レミさんのアシスタントなどを経て、独立。誰でも作りやすく、家庭的なアイディアあふれるレシピにファンが多く、テレビや雑誌、書籍、企業のレシピ開発、料理教室など、幅広く活躍。自身のオンラインショップ『台所用品と食「暮らしの仲間」』では、おすすめの台所用品や各地から厳選した食材、小林まさるの瓶詰め『まさる漬け』などを販売。料理本は『切りおき』(小学館)など著書多数。Instagram@kobayashimasami.masaru

小林まさる

昭和8年生まれ。小林まさみの義父。定年後70才から小林まさみの調理アシスタントを務める。78才でシニア料理研究家として活躍。長年料理をしてきた経験から、冷蔵庫の中にある食材でパパッと作るアイディア満点の家庭料理やおつまみが得意。著書に『人生は棚からぼたもち!』(東洋経済新報社)など。

取材・文/岸綾香

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