超簡単!トマトをすりおろして、しょうゆを入れたら完成
nullそろそろ夏の疲れが出始める頃、リコピン&ビタミンたっぷりのトマトで栄養補給してみませんか?
「今回紹介するトマトの万能だれは、トマトを丸ごとすりおろして、しょうゆを加えるだけ。とっても簡単なのにおいしくて、我が家の常備だれです。生のトマトが嫌いなうちの娘も、これをかけるとパクパク食べてくれるんですよ」(以下「」内、沼津さん)。
トマトは年間通して買いやすい野菜。いろいろ使える万能だれ、ぜひ普段の料理に活用したいですね!
【材料】(作りやすい分量)
トマト・・・1個
しょうゆ・・・大さじ1
【用意するもの】
保存瓶・・・1個
【作り方】
(1)トマトは皮ごとすりおろす
トマトはすりおろし器で皮ごとすりおろします。沼津さんが使用しているタイプのすりおろし器(動画参照)がない人は、おろし金でもOKです。
「トマトは皮ごと持って、大胆にそのまますりおろしてください。真っ赤な汁が鮮やかでとってもキレイ!」
(2)保存瓶にすりおろしたトマトを入れる
トマトが溢れそうになったら、清潔な保存瓶に入れましょう。
(3)皮とヘタを取り除き、残りも保存瓶に入れる
「すりおろしていくと皮とヘタだけ残るので、湯むきはしなくてOK。皮とヘタを取り除き、残りは保存瓶に全部入れます」
(4)しょうゆを入れて、軽く混ぜ合わせる
調味料はしょうゆだけ。加えたら軽く混ぜ合わせます。
「トマト1個に対して、しょうゆは大さじ1。この分量を覚えておくと、トマトの数が増えても簡単ですよ」
(5)冷蔵室で15分以上置いたら、できあがり!
すぐに食べてもよいのですが、トマトとしょうゆの旨味をよくなじませるために、冷蔵室で冷やしながら15分以上置くのがおすすめ。保存期間は冷蔵で3〜4日が目安です。
目にも鮮やかな真っ赤なたれが食欲をそそります。何にでも使える万能だれですが、特に沼津家の定番は、餃子や焼売のつけだれにすること。この日は手作りの焼売を用意してくれました。
熱々の焼売に万能だれをたっぷり絡めて頬張ると、トマトの旨味が広がって最高〜! トマトの酸味が肉の脂を流してくれて、さっぱり食べられます。なるほど、トマトの甘酸っぱい風味が、酢じょうゆ代わりにぴったりなんですね。しょうゆを入れただけとは思えないおいしさです。
「サラダのドレッシング、簡単な和え物、ソテーした肉や魚のソースにしたり、カルパッチョにかけたり……。本当に万能すぎて何でもおいしく仕上がります。好みで『タバスコ』などの辛味調味料を加えてピリ辛にしたり、ごま油を加えて中華風にしてもいいですね」
旨味が詰まった濃厚なたれは、どんな料理とも相性抜群! もうひと味欲しい時に、とっても便利ですね。
きび砂糖を加えて「トマトめんつゆ」にアレンジ!
nullさらに、沼津さんのおすすめは、即席「トマトめんつゆ」。きび砂糖を加えるだけで、あっという間に旨味の利いためんつゆに変身しちゃいます。
【作り方】
(1)きび砂糖を万能トマトだれに加える
万能トマトだれ(全量)に、きび砂糖大さじ1を加えてよく混ぜます。
「白砂糖でもよいですが、きび砂糖の方が自然な甘味でまろやかに仕上がります。みりんを使う場合は、アルコールを飛ばしてから加えてくださいね」
(2)さわやかな「トマトめんつゆ」に変身!
ゆでたうどんをつけて食べると、すりおろしたトマトが麺によく絡んで濃厚な味わい。なのに、トマトの酸味で後味はさっぱり。食欲のない時でもツルッと食べられます。これは、うどん、そうめん、中華麺、パスタ……何にでも合いそう!
「万能だれをベースにして、オリーブオイルやごま油を加えれば、麺に合わせて味変も楽しめますよ」
夏の疲れが出てくる頃、トマトたっぷりの万能だれでパワーチャージしてみてはいかがでしょうか?
次回は、「トマトの酢漬け」をご紹介します。
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。
取材・文/岸綾香