子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

新発想「ズッキーニのみそ漬け」のおいしすぎる和洋コラボに驚き!【ちょこっと漬け♯46】

旬の夏野菜を手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を、料理研究家・沼津りえさんが動画で楽しく紹介する連載企画。

今回は、「ズッキーニのみそ漬け」に挑戦。洋風のイメージが強いズッキーニですが、実は和風のみそとも相性抜群! さらに、はちみつとオリーブオイルを加えて、新感覚のおいしさを追求しました。

みそ、はちみつ、オリーブオイルが三位一体でまろやかに

null

ズッキーニをみそで漬けるって意外ですよね。でも、「この組み合わせが絶妙!」と沼津さん。

「調味料はみそ、はちみつ、オリーブオイルの3つだけ。なかでも隠し味はオリーブオイル。和風と洋風の意外なコラボに驚くかもしれませんが、しっとりまろやかな味わいに仕上がります。一度食べたら、クセになるおいしさですよ」(以下「」内、沼津さん)

どんな味になるのか楽しみですね! 早速、作り方をチェックしましょう。

【材料】(作りやすい分量)

ズッキーニ・・・1本(200g)

みそ・・・大さじ1

はちみつ・・・小さじ1

オリーブオイル・・・大さじ1

【用意するもの】

ポリ袋・・・1枚

ちなみに、沼津さんのおすすめのポリ袋は、業務用スーパーで購入できる『ポリエチレン袋12号』(0.025×230×340mm)。「適度な厚みがあって、使いやすい大きさ」と、沼津さんのイチオシです。

【作り方】

(1)ズッキーニを切る

ズッキーニは両端を切り落とし、4等分に切ります。さらに縦半分に切り、それぞれ縦4等分に切って、皮を多めに残してください。

「今回は薄切りにしないで、あえて皮を多めに残す切り方に。この切り方は食べ応えがあり、またひと味違ったズッキーニの新しい食感を楽しめますよ」

(2)ポリ袋にズッキーニ、みそ、はちみつ、オリーブオイルを入れる

「コクを出すために、はちみつを入れます。はちみつの代わりに同量の砂糖を使ってもOKです。そして、何と言ってもこの漬け物にはオリーブオイルが必須!」

(3)よくもんで、全体をなじませる

よくもんで全体がなじんだら、空気を抜いてポリ袋の口を結びます。

(4)冷蔵室で30分以上置いたら、できあがり!

この切り方だとズッキーニの形が崩れず、オリーブオイルの効果で緑色がつややかに輝いて美しい仕上がりに。水分が出て味がなじみ、しんなりしたら食べ頃です。冷蔵で3〜4日保存可能です。

ズッキーニの白い部分に甘じょっぱいみそオイルがじんわり染み込んで、噛むとじゅわっと旨味が溢れてびっくり! オリーブオイルを加えることで、みその塩味の角が取れ、バランスよくしっとりマイルドな味にまとまっています。この和洋コラボ、素敵すぎる!

和えるだけで、みそ風味の新感覚ポテトサラダに変身

null

さらに、漬けたみそオイルも活用して、ポテトサラダにアレンジ。

【作り方】

(1)ハム入りポテトサラダに、ズッキーニのみそ漬けを入れて和える

マヨネーズ、塩、こしょうで味付けしたシンプルなポテトサラダを作り、具材はハムだけ。ここに、ズッキーニのみそ漬けを加えます。

「マヨネーズは控えめにして、ズッキーニを漬けたみそオイルで味付け。これでムダなく使いきれますよ」

(2)みそ風味のポテトサラダが完成!

みそとマヨネーズの相性もバッチリ。味付けしてあるズッキーニを加えるので、いろいろな具材を用意しなくて済むのもいいですね。ポテトサラダを作るのが面倒な人は、ゆでたじゃがいもと和えるだけでもOKです。

食べてみると、じゃがいもの粉を吹いた部分にみそオイルがじわっと染み込み、しっとり濃厚に絡んで、ポクポクしたズッキーニと、みそオイルを吸ったポテトが止まらないおいしさです。

焼いたり煮たりが定番のズッキーニですが、「漬ける」という意外なおいしい食べ方を知ると、ますます料理の幅が広がりますね。

次回は、お待たせしました。「トマト」を使ったちょこっと漬けを紹介します!

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。

 

取材・文/岸綾香

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載