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「ズッキーニの塩レモン漬け」がスッキリさわやか!夏の疲労回復にも【ちょこっと漬け♯45】

料理研究家・沼津りえさんが、旬の夏野菜を手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を動画で楽しくご紹介。

今回は、「ズッキーニ」を塩とレモンでさっぱり漬ける方法を教えてもらいました。生で食べるしんなりしたズッキーニの食感はとっても新鮮! レモン入りで、残暑の疲れが出始める頃に、おすすめしたい一品です。

さわやかなレモン&塩のコンビがズッキーニと相性抜群!

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沼津さんが「この組み合わせが大好き!」と熱く語るのが「ズッキーニの塩レモン漬け」。

「ズッキーニは焼いて食べるだけじゃないんです。生で漬けると、きゅうりとはまた違った独特のしんなりした食感がクセになるおいしさ。特に私は、塩とレモンでシンプルに漬けるのが大好きで、この夏のイチオシです」(以下「」内、沼津さん)。

生で食べるズッキーニ! レモン風味なのも気になりますね。早速、作り方を見てみましょう。

【材料】(作りやすい分量)

ズッキーニ・・・1本(約200g)

レモン・・・1/4個

塩・・・小さじ1/2

【用意するもの】

ポリ袋・・・1枚

ちなみに、沼津さんのおすすめのポリ袋は、業務用スーパーで購入できる『ポリエチレン袋12号』(0.025×230×340mm)。「適度な厚みがあって、使いやすい大きさ」と、沼津さんのイチオシです。

【作り方】

(1)レモンを薄切りにする

よく洗ったレモンを2〜3mm幅の薄切りにします。

「皮ごと漬けるので、皮はよく洗ってくださいね」

(2)ポリ袋にレモンと塩を入れる

「先にレモンと塩をなじませて、スタンバイしておきましょう」

(3)ズッキーニを薄切りにする

ズッキーニは両端を切り落として半分に切り、さらに縦半分に切ってから、3〜4mm幅の薄切りにします。

「ズッキーニやきゅうりを切る時は、包丁を少し斜めに入れると、きれいに並んだまま切れますよ」

(4)ポリ袋にズッキーニを入れて、よくもむ

「全体がなじむように手でもみます。ズッキーニとレモンを崩さないように優しくもんでくださいね。最近は黄色のズッキーニもあるので、混ぜてもいいですね」

よくもんだら、空気を抜いてポリ袋の口を結びます。

(5)冷蔵室で30分以上置いたら、できあがり!

ズッキーニから水分が出て、しんなりしたら食べ頃です。保存期間は冷蔵で3〜4日を目安に食べ切りましょう。

ズッキーニの緑とレモンの黄色が鮮やかで、食卓に出すだけで華やかに。食べてみると……とってもさわやか! レモンの酸味が利いていて、暑い日でもさっぱり食べられます。これはキリッと冷やした白ワインとも合いそう。

そして、沼津さんが言っていたズッキーニ特有のしんなりポクポクした食感が新感覚。レモンは薄切りにして最初に塩をしっかりなじませているので、皮の苦味も気になりません。レモン入りなので、残暑で夏の疲れが出てくる頃、疲労回復にもおすすめですよ。

シンプルなサンドイッチにするとおしゃれ!

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今回は、さらにアレンジしてもう1品。

「これはパンに挟んだらおいしいかも!」と、沼津さんが閃いたサンドイッチを紹介します。

【作り方】

(1)パンにチーズとズッキーニの塩レモン漬けを挟む

耳を切り落とした食パンの片面にバターを塗り、もう片面にチーズをのせます。チーズをのせた方に、ズッキーニの塩レモン漬けをたっぷりのせましょう。

(2)ヘルシーなさわやかサンドの完成!

パンで挟んだらラップで包んでなじませ、半分に切ったらできあがり!

緑と黄色の断面がカラフルでとってもおしゃれ! 具材はシンプルにチーズとバターだけなので、ズッキーニの塩レモン漬けのおいしさを存分に味わえます。

「他にも、ズッキーニの塩レモン漬けはさっぱりしているので、唐揚げやアジフライの付け合わせにもおすすめです。ぜひ、生のズッキーニのおいしさを味わってみてくださいね」

次回は、「ズッキーニのみそ漬け」を紹介します!

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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