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「菊花かぶ」がワインに合うおしゃれなおつまみに変身!飽きずに食べ切る格上げアレンジ2品【ちょこっと漬け♯12】

みなさん令和初のお正月、いかがお過ごしですか? そろそろおせち料理も食べ飽きてくる頃ではないでしょうか。そこで、余ったおせち料理をおいしく食べ切るアレンジ法を「ちょこっと漬け」でおなじみの料理研究家・沼津りえさんに教えてもらいました。

前回、お正月に備えて作り方をご紹介した「菊花かぶ」。もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、実はアレンジするとますます美味な世界が広がる逸品なんです。早速、動画をチェックしてみましょう!

その1:白ワインと合わせたい!かぶと柿と生ハムのサラダ

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まずは、2つの食材と菊花かぶを和えるだけで、たちまちワンランク上の大人のおつまみに。「柿&生ハム」この組み合わせが、甘酸っぱく漬けた菊花かぶと絶妙なんです。

【材料】(2人分)

菊花かぶ・・・1

柿・・・1/8

生ハム・・・2

オリーブオイル・・・小さじ1

【作り方】

(1)柿はヘタを取り、皮をむいて薄切りにする。

(2)生ハムは半分に切る。

(3)菊花かぶは十字に切る。

(4)すべてボウルに入れ、オリーブオイルを加える。

(5)よく和えたら、できあがり!

ひと口食べると、菊花かぶからじゅわっと甘酢が溢れて、トロリととろける柿の甘さと生ハムの塩気が融合して、絶妙なハーモニーに。どれも食感が似ているので、お互いがケンカすることなく三位一体となって、奇跡のおいしい相乗効果が生まれています。さらに、彩りも美しい!

オリーブオイルが三者を上手にまとめて、一気にワンランク上の大人のおつまみに。おせちに飽きてきた頃、ワインと一緒にこういうのが食べたかった!まさにそんな気持ちにさせてくれる一皿です。

その2:サラダ感覚でさっぱり!菊花かぶのサラダごはん

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次に、沼津さんが菊花かぶと組み合わせたのは、なんと「ごはん」。酢飯を想像してもらえたらイメージが湧きやすいかもしれません。実は、菊花かぶとごはんって絶妙にマッチするんです。

【材料】(2人分)

菊花かぶ・・・1

かぶを漬けた甘酢液・・・大さじ1

ハム・・・2

冷たいごはん・・・1膳分

オリーブオイル・・・小さじ1

粗挽き黒こしょう・・・適量

イタリアンパセリ・・・適量

【作り方】

(1)ハムは小さい格子に切る。

(2)菊花かぶはざく切りにする。

(3)ボウルに冷たいごはん、ハム、菊花かぶを入れ、オリーブオイルをかける。

(4)粗挽き黒こしょうを振り、混ぜ合わせる。

(5)菊花かぶを漬けた甘酢液を加えて、混ぜ合わせる。

(6)器に盛り、イタリアンパセリを添えたら、できあがり!

こちらもひと口食べて、ごはんと菊花かぶの相性の良さにびっくり! しっとりした菊花かぶがごはんとよくなじみ、ハムの塩気がアクセントとなって、止まらないおいしさです。

サラダ風のごはんってどうなんだろう?と思いましたが、男性スタッフもモリモリ食べて、あっという間に完食してしまいました。ハムが利いているので、これは子どもも喜んで食べてくれそう!

「菊花かぶに甘酢が利いているので、それ自体がいい調味料になってくれます。なので、味付けが不要で、オリーブオイルや粗挽き黒こしょうなどで味を調えるだけで、簡単に一品アレンジできるのもいいところ。

このサラダごはんはラップで包んでひと口サイズの手毬寿司にしてもかわいいですね。菊花かぶを千枚漬けのように薄切りにして、スモークサーモンやチーズと一緒に巻いても紅白で華やか。生ハムやスモークサーモンなど塩気の利いた食材は、菊花かぶの甘酢っぱい味と相性抜群なんですよ」

三が日を過ぎたら、洋風のアレンジを楽しみに、少し多めに菊花かぶを作っておくのもいいかもしれません。ぜひオリジナルの組み合わせを楽しんでみてくださいね。

次回は、実は余りがちな「紅白なます」を使ったアレンジレシピを紹介します!

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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