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切る時の涙対策に…割り箸を!玉ねぎの長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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価格が手ごろで、いろいろな料理に使える「玉ねぎ」は、普段の食卓に欠かせない定番の食材です。生だとシャキシャキでピリ辛、加熱するととろりと甘くなるという味の幅広さも魅力の一つ。常温でも比較的長持ちする食材ですが、皆さんは玉ねぎの正しい保存方法をご存知ですか?

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載43回目は「玉ねぎ」。通常、玉ねぎはどこの家庭でも常備している食材だと思いますが、うっかりしていると傷んでしまって使えないなんてこともありますよね。美味しくしっかり長持ちさせるためにも、玉ねぎの上手な保存方法をマスターしておきましょう。

美味しい玉ねぎの選び方

美味しさをしっかりキープし、家で上手に長く保存するためには、新鮮で美味しい玉ねぎの選び方を押さえておくことが大切です。

・皮につやがあるものが新鮮

玉ねぎは、表面の茶色い皮がしっかりと乾燥していて、つやのあるものが新鮮です。傷がなく、また首元や根元の部分がギュッと締まっているものを選ぶようにしましょう。

・平らなものは熟しすぎなのでNG

球形に近いものほど上質です。平らなものは熟しすぎていて傷みが早くなるので避けましょう。持ったときにズシリと重いもののほうが、水分をしっかり保っているので美味しくいただけます。

玉ねぎの常温保存の仕方

温度の高い夏場以外であれば、玉ねぎは常温でも長く保存することができます。

・洗濯ネットやカゴに入れて保存

玉ねぎは洗濯ネットやカゴに入れて、風通しの良い場所に置いて保存しましょう。また、ストッキングに1個入れて縛り、もう1個入れて縛りとキャンディのように入れてから吊るして保存することもできます。

玉ねぎの冷蔵保存の仕方

玉ねぎは冷蔵庫で冷やして保存をすると、切るときに涙が出にくくなるので調理がしやすくて便利です。

・薄皮をむいてから保存

玉ねぎは湿気に弱いので、茶色い皮をむいたら、1個ずつキッチンペーパーで包んでから保存袋に入れ、野菜室で保存しましょう。薄皮をむいて保存しておくと、調理の際も使いやすくておすすめです。

・新聞紙に包んで保存

夏場など、温度が高くて常温保存が難しい場合は、皮つきのまま1~2個ずつ新聞紙で包んでから、野菜室に入れて保存することも可能です。

玉ねぎの冷凍保存の仕方

玉ねぎは常温、冷蔵保存だけでなく、もちろん冷凍保存も可能です。切った状態のものを冷凍すると甘みが増し、炒めるとあめ色玉ねぎも短時間で作ることができますよ。

・好みのサイズにカットして冷凍

玉ねぎは、みじん切りや薄切りなど、自分の使いやすい大きさにカットしてから生のまま冷凍しましょう。使いやすい分量ごとにラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気を抜いてから袋を閉じます。食べるときは、凍ったまま加熱調理すると美味しくいただけます。

玉ねぎの保存期間の目安

玉ねぎは新玉ねぎとは違い、風通しのいい場所で正しく保存をすれば、常温でもかなり長持ちさせることができます。

・常温保存の場合の目安

風通しのいい場所で保存すると、約3~4カ月長持ちします。ただし、温度の高い夏場などは傷みやすいので、常温ではなく冷蔵もしくは冷凍保存するようにしてください。

・冷蔵保存の場合の目安

皮をむきキッチンペーパーで包んでから保存袋に入れて保存した場合は、約1カ月。皮つきのまま新聞紙で包んで保存した場合は、2カ月です。どちらの場合も野菜室で保存しましょう。

・冷凍保存の場合の目安

好みのサイズにカットして冷凍した場合は、約1カ月保存が可能です。

ラクワザ!玉ねぎをカットするときに涙を出にくくする方法

玉ねぎをカットするとき、目が痛くて涙が出ることってよくありますよね。これは、玉ねぎに含まれる硫化アリルなどの揮発成分が空気中に放出されるためですが、以下にご紹介する方法だと玉ねぎを切っても涙が出にくくなりますよ。

・15分ほど野菜室で冷やす

玉ねぎを切る前に冷蔵庫で15分ほど冷やしておくと、カットしたときに硫化アリルなどの放出が抑えられるため、涙が出にくくなります。普段から野菜室で玉ねぎを冷蔵保存しておけば、切る際にわざわざ冷やさなくていいですし、芽も出にくくなるのでおすすめです。

・割りばしを使ったラクワザも!

また、急いでいて玉ねぎを冷やす時間がない場合は、割りばし(どんなはしでもOK)を口にはさみながら玉ねぎを切ると涙が出にくくなります。口に割りばしをはさむと、口の乾燥を防ごうとして涙になる成分が唾液を優先させるため、涙が出にくくなるんだそう。ぜひ、試してみてくださいね。

いかがでしたか? 玉ねぎは常温でも長い期間保存することができますが、皮をむいて冷蔵保存をしておくと、すぐに調理ができるだけでなく、カットするときに涙も出にくくなっておすすめです。なお、‟玉ねぎ”と‟新玉ねぎ”では保存方法が異なりますので、新玉ねぎの保存の仕方については、過去記事「簡単に辛みを取り除くワザも!新玉ねぎの長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで」を参考にしてください。

【参考】

島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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