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簡単に辛みを取り除くワザも!新玉ねぎの長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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「新玉ねぎ」の美味しい季節となりました。普通の玉ねぎよりも、辛みが少なくみずみずしいので、サラダなど生で食べても美味しくいただけますよね。でも、乾燥していない分、普通の玉ねぎよりも傷みやすいため、家庭でもその点に注意して保存する必要があります。

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載36回目は「新玉ねぎ」。柔らかくみずみずしい新玉ねぎは、辛みが少なく、生でも美味しく食べられるのが特徴です。水分が多くて傷みやすいので、新玉ねぎならではの保存方法に注意して、しっかり長持ちさせましょう。

美味しい新玉ねぎの選び方

乾燥させてから出荷される普通の玉ねぎと違い、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷されるので、水分が多く傷みやすくなっています。まずは、新鮮で美味しい新玉ねぎの選び方を押さえておきましょう。

・つやとみずみずしさがポイント

新玉ねぎは表面につやがあり、見た目がみずみずしいものを選びましょう。また、持ったときにズシリと重いものがおすすめ。球形に近いものほど良質です。

新玉ねぎの常温保存の仕方

新玉ねぎは水分が多いため、長持ちさせるなら常温での保存が基本になります。

・ストッキングに入れて吊るして保存

常温保存の場合でも、カゴに入れるなど重ねて保存をするとすぐに傷んでしまうので、新玉ねぎはストッキングに入れて保存するのがおすすめ。ストッキングに1個入れて縛り、もう1個入れて縛りとキャンディのようにし、片足に4~5個ほど入れて風通しのよい場所に吊るして保存します。

新玉ねぎの冷蔵保存の仕方

普通の玉ねぎと違い、新玉ねぎは冷蔵保存だと傷みやすいのですが、以下の方法なら冷蔵保存も可能です。

・キッチンペーパーで包んでからポリ袋へ

新玉ねぎを冷蔵保存する場合は、皮をむいてキッチンペーパーで1個ずつ包んでからポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。

新玉ねぎの冷凍保存の仕方

新玉ねぎは長期間の冷蔵保存には不向きですが、冷凍保存することが可能です。生のままカットして冷凍できるので、すぐに使いきれないような場合は冷凍保存するのがいいでしょう。

・好きな大きさにカットして冷凍

薄切りやみじん切りなど、使いやすい大きさにカットしてから、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。袋が平らになるようにして冷凍しておけば、使う際に必要な分だけ折って取り出すことができるので便利です。

なお、冷凍した新玉ねぎは自然解凍すると水分が流れ出して全体にクタっとしてしまうため、生食には向きません。調理する際は、凍ったまま加熱して使うと美味しくいただけます。

新玉ねぎの保存期間の目安

新玉ねぎは水分が多いため、常温でも普通の玉ねぎほど長持ちさせることができません。すぐに食べきれない場合は、冷凍保存するのがおすすめです。

・常温保存の場合の目安

ストッキングに入れて風通しのいい場所に吊るした場合は、10~14日ほど保存が可能です。ただし、新玉ねぎの美味しさは新鮮なみずみずしさにあるので、なるべく早く食べたほうがいいでしょう。

・冷蔵保存の場合の目安

ご紹介した方法で上手に保存をすれば、野菜室で1週間の保存が可能です。

・冷凍保存の場合の目安

生のままカットして冷凍保存した場合は、約1カ月間長持ちさせることができます。

ラクワザ!新玉ねぎの辛みを上手に取り除く方法

玉ねぎを生で食べる際、辛みを取り除く方法として水にさらすのが一般的ですが、新玉ねぎの場合は甘味や旨味が水に溶け出しやすいのでNGです。今回は、新玉ねぎの辛みを取り除く上手な方法をご紹介します。

・薄切りにしてそのまま放置するだけ

新玉ねぎは薄切りにして大きなお皿に並べ、ラップなどをかけずにそのまま1時間ほど常温で置いておきましょう。玉ねぎの辛み成分は揮発性なので、普通の玉ねぎよりも辛み成分の弱い新玉ねぎなら、これだけで辛みが抜け、生で美味しくいただくことができます。

いかがでしたか? 甘くてみずみずしい新玉ねぎは水分が多いため、普通の玉ねぎと同じように保存をすると腐りやすくなってしまいます。ご紹介した正しい方法で、新玉ねぎの美味しさと新鮮さをキープしながら上手に保存をしていきましょう。新玉ねぎの辛みを取り除くラクワザも、ぜひ試してみてくださいね。

【参考】

島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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