折り畳み傘の使用後の「畳み」が面倒くさい
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折り畳み傘はその名の通り、畳めるからこそ意義のあるもの。コンパクトにしてバッグの中に入れてしまえば手で持ち歩く必要もありません。
が、しかし! 慌てていると、折り畳み傘をグシャグシャっとバッグの中に入れてしまいませんか? メーカーさんによると長持ちさせるためにも、きちんと折り畳んでしまうのが正解なのだそう。
傘の骨をポキポキ折らないタイプの日傘でも、小間(骨と骨の間の三角形の「生地」のこと)の部分は手動できちんと畳まなければベルトも留まりません。
この「畳み作業」が面倒くさいんです。
「モンベル」の店頭で見つけた、コンパクトサイズの晴雨兼用傘
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たまたま『モンベル』の秋冬の新製品発表会を訪れた帰りにショップをのぞいたところ、目に留まったのが「O.D.アンブレラ プラス50」(6,400円・税込)。
“遮熱効果の高い晴雨兼用の長傘”とタグに書かれていました。何気なくさしてみたところ、スムーズな開閉! 折り畳みしなくてもバッグの中になんとか入りそうなサイズ感……これはイケる!
さっそく購入、即使用
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『モンベル』のサイトによると、スペックは以下の通り。
【素材】20デニール・ポリエステル〈はっ水加工〉[裏:ポリウレタン・コーティング]
親骨:グラスファイバー
持ち手:E.V.A.
【重量】214g
【カラー】ブルーグリーン(BGN)、カーキ(KH)、オレンジ(OG)
【収納サイズ】Φ5 x 61cm
【骨長】50cm
【骨本数】8
【直径(使用時)】86.5cm
筆者はブルーグリーンを選びましたが、カラバリはほかにカーキ、オレンジがあります。
骨が8本というのが、なんとも安定感があります。実はこれまで使っていた折り畳み傘はとても風に弱く、すぐにおちょこになってしまい、そのために骨部分が壊れてしまったという経緯があります。6本骨だったためか、生地が柔らかい感じだからなのか、原因はわかりませんがそこもストレスを感じていました。



今年は台風の影響もあってか、風の強い日が多くないですか? この『モンベル』の晴雨兼用傘は、ある程度の耐風性があるのがさすがアウトドアブランド発! 強風が吹いても、傘地がはためくこともありません。そこはかとない安定感があります。
ハンドルが握りやすい
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トレッキングポールのようなハンドル。
あと、細かい部分ですが、ハンドルの形状がトレッキングポールのようで持ちやすい。グリップしやすいのも魅力でした。軽量化を目指すあまりハンドルは小さい折り畳み傘が多いなか、「いつまでも握っていたい……」と思ってしまうほどのグリップ感の心地よさ。
ここも購入に至ったポイントのひとつでした。杖として使うには長さがありませんが、こういった心地よさって大事ですよね。
刀のようにバッグに入れる
null50センチサイズということで、大きめのバッグならハンドル部分がちょこんと飛び出す程度で収納できます。なので、手で持ち歩かなくてもいけます。
筆者のお仕事シーンで使うバッグはどれも大丈夫そうでした。混んでいる電車の中で、人に迷惑をかけることもなさそうです。



バッグから取り出したりしていると、まるで刀を持っているかのような武士感。拙者、折り畳みは面倒でござる……。
骨ポキポキ、小間畳みが面倒でなんとかしたいと思っている方は、このちょっと短めの長傘を使うという考えもアリですよ!
確かに遮熱効果の高い傘地は風の無い日には良いと思います。でも、風のある日や日常的な衝撃などにはあまり耐性がない印象も受けました。なので、乱雑に扱いがちな筆者はすぐに壊してしまう……。そこそこのUV効果と遮熱効果があって、風に強くて丈夫で、開閉にストレスを感じない『モンベル』の「O.D.アンブレラ プラス50」は求めていたものでした。
筆者は、旅行などではこれまでの折り畳み日傘を、日常では『モンベル』の「O.D.アンブレラ プラス50」を使おうと思います。旅先ではやっぱりコンパクト感を重視したいですからね。日常使いでの折り畳み日傘は今年で卒業します。

神保町で働く編集者。少女漫画からファッション、テレビ、トレンド情報、堅実女子、アウトドアなどの専門メディアを経て、kufuraへ。音楽と旅とアートと山とゴルフとサウナが好きです。一度ハマると長めです。2024年現在、ビリヤニとキャロットケーキを追いながら、あんことおはぎにも熱視線を送っています。