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豆苗の長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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シャキシャキの食感とほのかな甘さがクセになる「豆苗」。最近の野菜価格高騰の中でも、安定した安さの豆苗は、家計のお助け野菜として人気急上昇中です。

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載20回目のテーマは「豆苗」。エンドウ豆のほのかな香りが食欲をそそる豆苗は、価格が安定していることもあり最近特に注目されています。また、切り落とした根元を水につけておけば、再度芽が出て食べられるのも人気の秘訣。上手な保存方法と再生栽培のコツを見ていきましょう。

美味しい豆苗の選び方

豆苗特有の風味とシャキシャキとした食感を存分に楽しむためにも、まずは新鮮で美味しい豆苗の選び方を押さえておきましょう。

・ポイントは緑の濃さ

豆苗は、葉の色が濃い緑色をしているものを選びましょう。お店には、根つきのものとカットしたものがありますが、根つきのもののほうが持ちがよく、さらに再生栽培によって自宅で再度収穫することもできます。

・カットものは切り口に注目

カットしたものを購入する場合は、切り口の色をチェック。切り口が茶色くなっているものは、鮮度が落ちているので避けるようにしましょう。

豆苗の冷蔵保存の仕方

根つきの豆苗は、購入時のパッケージに入れたまま、もしくは根元をカットした状態のどちらでも冷蔵保存することができます。

・パッケージに入れたまま保存

根つきの豆苗は、未開封であれば購入時のパッケージに入れたまま保存することができます。葉の部分がつぶれないように立てた状態で、冷蔵室もしくは野菜室で保存するようにしてください。

なお、買ったばかりの豆苗は根元に水分が含まれていますが、保存している間も成長を続けているため途中で水分が不足してしまいます。根元が乾いてきたら、大さじ3~4杯程度の水を足すようにしましょう。

・水に浸して保存

カットものや、根元からカットした状態で保存をする場合は、豆苗を保存容器に入れてから水をひたひたに注ぎ、フタをして冷蔵室もしくは野菜室で保存をします。水は3日おきに取り替えましょう。

豆苗の冷凍保存の仕方

豆苗は冷凍保存することも可能です。その際は、カットした状態で保存するようにします。

・生のままカットして冷凍

カットされているものについてはそのまま、また根つきのものについては根元を切ってから冷凍用保存袋に入れて冷凍します。調理する際は、凍ったまま炒め物や和え物、汁物の青みとして使いましょう。

豆苗の保存期間の目安

今までご紹介した方法で保存をすると、以下のとおり豆苗を長持ちさせることができます。

・冷蔵保存の場合の目安

パッケージに入れたまま立てて保存した場合は約3日。途中で根元に水を加えると、さらに2~3日長持ちします。また、カットして水に浸した状態で保存した場合は、7~10日ほど保存することができます。水の取り替えを絶対に忘れないようにしてください。

・冷凍保存の場合の目安

冷凍した場合は、大体1カ月ほど保存することが可能です。

ラクワザ!豆苗の再生栽培を成功させる方法

家で再生栽培できるのも豆苗の人気の一因ですが、実は失敗してしまう人も少なくありません。今回は、再生栽培で失敗しないためのコツをご紹介していきます。

・カットする際は側芽を残す

豆苗をカットするときは、根元ギリギリからカットしないように注意します。必ず豆の上の小さな葉を2つ残した状態でカットするようにしましょう。この小さな葉は、「側芽(そくが)」というもので、次の豆苗が育つときに必要になります。

・日当たりのいい室内で育てる

上記の方法で豆苗をカットしたのち、残った根の部分を水に浸しておくと、新しい芽が伸びて7~10日ほどで再収穫できます。日当たりのいい室内に置くと、緑が濃く葉も大きく育ちます。水の交換は1日1回が目安です。

夏場は水温が上がって根元が腐りやすくなるので、再生栽培はおすすめしません。どうしてもチャレンジしたい場合は、水の交換を1日2回はしてください。

なお、再生栽培は2回目になると豆苗が細くて食べられる部分が少なくなるうえ、衛生面なども気になるので、1回だけでやめておきましょう。終了したらまた新しい豆苗で挑戦するのがおすすめです。

いかがでしたか? 家でも簡単に保存ができて、再生栽培もできる豆苗は、年間を通して食卓で大活躍すること間違いなし。正しい保存方法や再生栽培のコツを押さえて、安くて美味しい豆苗をどんどん活用していきましょう。

【参考】

島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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