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かぶの長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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「かぶ」は今がもっとも美味しい季節です。甘くて柔らかいかぶは、スープや煮込み料理など、寒い冬の食卓で大活躍。かぶは葉も身もすべて食べられるので、家庭で上手に保存をして、余すことなく美味しく食べきりたいですよね。

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家の島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載17回目のテーマは「かぶ」。今が旬のかぶは味がよく、束で安く売られていることも多いので、まとめ買いする機会も多いのではないでしょうか? ちょっと買いすぎてしまった場合でも、正しい保存方法さえ知っていれば、葉も身もすべてムダにすることなく、最後まで美味しくいただくことができますよ。

美味しいかぶの選び方

まずは、新鮮で美味しいかぶを見分けるためのポイントを見ていきましょう。

・白くつややかなものがおすすめ

かぶは色が白く、表面がきめ細かでつややかなものを選ぶようにしましょう。ひげ根が少ないほうが味がいいといわれています。

・葉のつけ根や葉の色をチェック

葉のつけ根がしなびていたり、傷んでいるものは鮮度が落ちてきている証拠です。また、葉が黄色っぽくなってきているものも避けるようにしてください。

かぶの冷蔵保存の仕方

かぶは葉と身に分けてから、それぞれを冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。

・葉を冷蔵保存する場合

切り落とした葉は、湿らせたキッチンペーパーで全体を包んでから保存袋に入れます。それを半分にカットしたペットボトルなどに立てて保存してください。

・身を冷蔵保存する場合

身は、一つずつキッチンペーパーで包んでから、保存袋に入れて保存します。

かぶの冷凍保存の仕方

かぶは葉も身も、食べやすい大きさに切って生のまま冷凍することが可能です。

・葉を冷凍保存する場合

葉は3~4㎝の長さに切って、水けを拭いてから使いやすい分量ごとにラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。生のまま冷凍できますが、軽くゆでてから冷凍することもできます。調理の際は、解凍せずに冷凍したまま使います。

・身を冷凍保存する場合

身は、くし切りや輪切りなど食べやすい大きさに切り、水けを拭いてから冷凍用保存袋に入れて冷凍します。すりおろした状態で冷凍するのもいいでしょう。

身は凍ったままで調理をします。煮込む時間が短くても、しっかりと味がしみ込むので、スープや煮込み料理などに使うと便利です。すりおろしたものについては、凍ったままかぶのみぞれ汁やみぞれ鍋、ポタージュなどに利用しましょう。自然解凍して、おろしポン酢和えなどに使うこともできます。

かぶの保存期間の目安

今までご紹介した方法で保存をした場合、かぶがどれくらい長持ちするのか、保存期間の目安を見ていくことにしましょう。

・冷蔵保存の目安

葉については3日程度、身については1週間を目安に使い切るようにしてください。これよりも長い期間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。

・冷凍保存の目安

冷凍保存の場合は、葉も身もそれぞれ3~4週間ほど保存することが可能です。すりおろした身についても、この期間内に使い切るようにしてください。

皆の疑問Q&A!かぶの皮ってむくもの?むかないもの?

Q:かぶは煮るとすぐに柔らかくなるので、皮はむかなくてもいいのでしょうか?

A:基本的に大きめのかぶの場合は、皮が硬く、皮の近くにある筋が食感を悪くしてしまうので、厚めに皮をむいてから調理したほうが、煮物など料理の味がよくなります。

逆に小さめのかぶの場合は、皮も柔らかく、煮物にした際に煮崩れてしまうため、皮をむかずに調理したほうがいいでしょう。

むいた皮については、捨てずに少量のすし酢とともにポリ袋に入れて、冷蔵庫で一晩寝かせておきましょう。翌日には、甘酢漬けとして美味しくいただくことができますよ。

いかがでしたか? かぶは冷蔵庫でも保存できますが、葉についてはあまり長い期間保存することができません。すぐに使う予定がない場合は、葉も身も冷凍保存するのがいいでしょう。

特に身については、解凍しなくてもそのまま調理できますし、生のものよりも短時間で味がしみ込むので、時間がないときでも煮物などがササっと美味しく仕上がります。

【参考】

島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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