こんにちは、島本美由紀です。連載第5回目のテーマは「もやし」。安くて美味しいだけじゃなく、栄養価も高いもやしは、日々の食生活の強い味方です。保存方法を間違うと、すぐに傷んで茶色くなってしまうので気をつけましょう。
美味しいもやしの選び方
もやしを長持ちさせるためにも、まずは店頭で新鮮なもやしを選びましょう。
・透明感のあるものが新鮮
もやしは茎全体が白く、透明感のあるもののほうが新鮮です。長いものより短めのもののほうが味が良く、栄養価も高いです。
・茶色くなっているものはNG
芽や根が茶色くなっているものは、鮮度が落ちている証拠。全体的に白っぽいものを選ぶようにしてください。
水を注いだ容器に入れて長持ち保存!もやしの冷蔵保存の仕方
買ったもやしを3日以内に食べる場合は、袋に入った状態のまま冷蔵庫のチルド室に入れて保存します。野菜室は温度が高すぎてすぐに鮮度が落ちてしまうので、もやしは必ずチルド室で保存するようにしてください。
3日以内に食べない場合やまとめ買いをした場合、また使いかけで残ってしまった場合は、次のように必ず袋から出して保存しましょう。
・水を注いだ容器に入れて保存
3日を超えて使う予定のないもやしや使いかけのもやしについては、袋から出して保存します。もやしを袋から出したら、そのまま保存容器へ。そこにかぶるくらいの水を注ぎ、フタをしてからチルド室で保存します。2日に1回は水を取り替えるようにしましょう。
・すぐに食べない場合は冷凍庫へ
水に入れて保存をすると、もやしのビタミンなどの栄養素が多少水に流れ出てしまいます。もやしをすぐに使わない場合は、冷蔵保存ではなく、以下にご紹介する方法で冷凍保存したほうがいいでしょう。
袋のまま冷凍できる!もやしの冷凍保存の仕方
未開封のもやしは、買った状態の袋入りのまま冷凍できるのでとても便利です。
・使いかけは洗って水気を切ってから
未開封のもやしは、袋のまま直接冷凍庫へ。また、使いかけのもやしについては、洗って水気をふき取ってから冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いて冷凍します。
・凍った状態でもくっつかない
もやしは凍った状態でもパラパラでくっつかないので、そのまま解凍せずに調理ができます。ただし、凍らせたもやしはシャキシャキとした食感がなくなってしまうので、汁ものなどに利用するのがおすすめです。
もやしの保存期間の目安
もやしは上手に保存をすると、意外と長持ちします。
・冷蔵保存は8~10日間
先ほどご紹介したように、水を注いだ容器に入れてもやしを冷蔵保存すると、大体8~10日ほど保存することが可能になります。2日おきにきちんと水を取りかえれば、色も変わることなくシャキシャキの食感をキープすることができます。
・冷凍保存は3週間
冷凍庫で保存する場合は、約3週間が目安になります。この期間内に使い切るようにしてください。
もやしのひげ根は取るor取らない?
もやしを調理する際、ひげ根を取ったほうがいいか悩むところですよね。実際、ひげ根を取るのは面倒な作業ですが、ひげ根を取ることによって臭みが残らず、もやしの食感もよくなります。
・料理に合わせて決める
ひげ根にも栄養があるので、時間のないときやスープに使う場合はそのままにして、炒め物や和え物などのシャキシャキ感を味わう料理の場合は、面倒でもひげ根を取ったほうがいいでしょう。
・ひげ根の取り方
ひげ根を取るときは、水を張ったボウルにもやしを入れてから作業を行いましょう。こうすると、ひげ根が絡まらないため取りやすくなります。
いかがでしたか? 上手に保存をすれば冷蔵庫でも8~10日ほど長持ちするもやし。「すぐに傷んで困る」と悩んでいた方は、ぜひこの方法で保存してみてください。
また、購入した袋入りのまま冷凍庫に入れて保存することもできるので、今後は特売日にもやしをまとめ買いするのもおすすめです。
構成・文/土田奈々子