不燃ごみ? 粗大ごみ?
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急な雨、コンビニなどで気軽にビニール傘を購入して凌ぐことができるのは、濡れずに済むので助かります。でも、そんなこんなでビニール傘がどんどん溜まっている、という人も少なくありません。
実はビニール傘って、捨てるのに注意が必要なアイテムでもあり、捨て方がわからないという声をよく耳にします。
捨て方のわからないごみ【第1位】は傘です。おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。昨日、東京では雨がやんだ午後に様々な集積所でごみ箱のように捨てられていました。傘は地域によって違いますが、都内の多くは不燃ごみの日、横浜市のようにビニール部分を取って金属資源に出す地域、豊島区のよ… pic.twitter.com/Ou5xe0qxX9
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) March 29, 2024
「ごみ集積所に置いておけば、誰かがなんとかしてくれるだろう」と考えて放置していく人がいるようで、これには滝沢さんも大変困っているそう。不燃ごみは可燃ごみの日には回収できないし、いつまでもそのごみは集積場に置きっぱなしになってしまいます。
壊れたビニール傘は骨の部分の金属がむき出しになっているものもあります。そんな状態の傘が、強風に煽られて飛んだりしたら、人に当たったりしたら大変です。放置していく人は、もうちょっと想像力を働かせてほしいもの。
ビニール傘を使い過ぎない
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折り畳み傘、折り畳み晴雨兼用傘を持ち歩けば、ビニール傘を使わないで済みますよね。ビニール傘は緊急事態にだけ購入する・使うというスタイルなら、ごみで困ることも減りそうです。
各自治体でこんなに違う!ビニール傘の捨て方
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ビニール傘ほど自治体によって捨て方の異なるものはありません。東京都内では不燃ごみとしている場所が多いのですが、長さや本数によって異なる場合もあります。
1~2本なら不燃ごみとして出せても、豊島区のように10本以上だと粗大ごみ扱いになるというケースも。また、相模原市のように50センチ以上のものは粗大ごみ扱いになる地域もあります。
これ知ってました?おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。23区はビニール傘は不燃ごみで回収しますが、地域によっては分解して資源に出して欲しいという地域があります(横浜など)。ビニール傘の一部は上の所を回すと取れるものがあります。回して取った後、ひとつずつ骨から外せば、簡単にビニ… pic.twitter.com/lK6VVSy2uN
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) May 30, 2024
このように、地域によっても捨て方は異なります。みなさんもぜひ、お住いのごみルールをチェックしてみてくださいね。

【協力】
滝沢秀一(たきざわしゅういち)
1976年生まれ。1998年に西堀亮とお笑いコンビ『マシンガンズ』を結成。
『THE MANZAI』 2012、2014年認定漫才師。
2012年より定収入を得るため、ごみ収集会社に清掃員として勤務を始める。
現在、SNSや執筆、講演会等にて、ごみ清掃中に気がついたことを発信している。
「滝沢ごみクラブ」というごみを減らすためのオンラインサロンを開催中。
著書に『このゴミは収集できません』(白夜書房)、『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』(太田出版)などがある。最新刊はごみクラブのメンバーと作った、日めくり感覚で地球にやさしいアクションを紹介する『地球と人にちょこっとやさしくなれる365日』(K&B パブリッシャーズ)。