なぜか「スレッズ」でコメントの嵐
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筆者がスレッズに書き込んだ投稿。
巾木の見本を受け取った後、「巾木をつける予定じゃなかったんだけど」と何気なくスレッズに書き込んだ筆者。別に工務店さんの悪口を書こうというわけではなく、あくまでも自分の気持ちを落ち着かせたかったからです。
が、しかし。翌朝スマホを見ると、なんと数十件もコメントがついているじゃないですか。しかも、その全てがフォロー外の、初めましての方ばかり。
リノベーション経験者、工務店さん、デザイナーさんなど。皆さんそれぞれが、さまざまな知識や共感を寄せてくださり、ありがたいやら、驚くやら。スレッズは、自分に興味関心のある投稿を見ることもできるので、比較的リアクションが大きかったのかもしれません。
結果、いただいたコメント全てに目を通し、ググりまくり。最終的には工務店さんのアドバイスに背中を押してもらい、巾木をつけることにしました。
巾木をつけない、つける。それぞれのメリットとデメリット
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今回、リノベーションをお願いした太郎工務店さんは、それぞれのメリット、デメリットをしっかり教えてくれました。
そもそも巾木は、家づくりに必要な部材です。しかし巾木をつけないことでスタイリッシュに仕上がるため、数年前には“巾木つけないブーム”が巻き起こったそう。一方で、巾木がないと、掃除機や足などがあたって壁が汚れやすく、床との隙間も生まれやすいといいます。
巾木をつけるとこうした汚れや隙間が防げる上に、空間が引き締まるというメリットもあるそうです。デメリットは、素材によっては部屋が狭く見えたり、デザイン性に影響があるとのことでした。
メリット、デメリットのまとめ
●巾木をつけるメリット、デメリット
- メリット:壁の下部が汚れるのを防ぐ。床との隙間が空きにくい。空間が引き締まる。
- デメリット:素材によっては部屋が狭く見えたり、デザイン性に影響がある。
●巾木をつけないメリット、デメリット
- メリット:スタイリッシュに仕上がる。
- デメリット:壁の下部が汚れやすい。床との隙間が空く場合がある。
わが家が選んだのは「壁と同じ白色、4cm」
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一日の多くを過ごす家ですから、「美しい」とか「格好いい」とか、見た目も大事です。一方で、長く、毎日の生活を送る場所でもあります。スタイリッシュかつ、利便性も大事にしたい。
欲張った筆者は、工務店さんに相談。巾木をつけつつ、控えめな印象になるように、やや細い4cmに。また、なるべく壁の色に近い白色にして壁と巾木の一体感を出し、開放感に影響が出ないようにしてもらいました。
工務店さんによると、巾木は6cmにする場合が多いそうです。また、あえて濃い色や、飾りの入ったものを使うのもアリとのこと。インテリアや好みでいろいろ組み合わせられるのも、巾木の魅力なのだとか。
巾木をつけてよかった!
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台所と洗面所には、水はね防止とインテリア性を兼ねて、タイルを1枚1枚、手作業で貼っていただきました。お手入れしやすく、美しくて、毎日使うたびに幸せな気持ちになります。
入居から約2カ月経ち、改めて実感していますが、巾木をつけて本当によかったです。
まず、色と高さにこだわったことで、壁とのギャップはそこまで気になりません。また、工務店さんが提案してくださった巾木の厚みが薄いこともあり、懸念していたホコリが溜まる問題もナシ。さらに、掃除機をかけるときに壁を気にせずに掃除できるのは、やっぱり気楽です。
ちなみに「巾木がないとお掃除ロボットも使えないですよ!」という一言も決め手になりました(笑)。もし悩んでいる方がいたら、よければ参考にしてみてください。

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote