生命保険料控除が約3割!みんなが行っている節約術は?
nullまず、「あなたが行っている節約術は何ですか?」と聞いた結果をご紹介しましょう。
生命保険料控除・・・29.0%
医療費控除の申告・・・22.2%
ふるさと納税・・・13.7%
NISA、つみたてNISAなどの投資・・・9.7%
確定拠出年金(個人・企業)・・・9.3%
住宅ローン控除の申告・・・8.5%
その他・・・2.8%
特に何もしていない・・・48.0%
節約を実行していると答えた方の中でも多い回答だったのが、「生命保険料控除(29.0%)」と「医療費控除の申告(22.2%)」でした。保険料の控除は年末調整の書類に記入欄があるので、最も知られているもののひとつかもしれませんね。
具体的な節約方法と成果は?
nullただ、48.0%が「特に何もしていない」と答えているように、約半数は節約をできていないのが現状のようです。そしてそんな節約をしていない派にとってみれば、どんな風に節約していいのかわからないことも多いかもしれません。
そこで、節約を行っていると回答した方に、それぞれ具体的にどんなことを行っているか詳しく聞いてみました。
3人に1人がやってる!「生命保険控除」
「家族3人で焼肉に行けるくらいには、節約になっている」(23歳/主婦)
「個人年金保険に加入して貯蓄と節税ができる」(48歳/主婦)
「保険料控除として、約5,000円」(48歳/総務・人事・事務)
「養老保険に加入していて年間40,000円ほどの節税になってる」(31歳/その他)
「そんなに節税になっていないかも」(37歳/その他)
多くの家庭で加入している生命保険について、控除を申請して節約している方はとても多い模様。節約できる金額については決して大きいとは言えないかもしれませんが、「家族で焼肉に行けるくらい」なんて声もありますから、外食1回分が浮くだけでも嬉しいですよね。
申告しないと損!? 「医療費控除」の申告
「医療控除をする事で18,000円くらいは還付される」(30歳/主婦)
「病院にいった際は領収書をすべてとっておき、確定申告の際に届け出をする」(34歳/主婦)
「医療控除で30,000円くらい」(39歳/主婦)
「医療費控除はたくさん出費があったときに申請すると何万円と返ってくるので対象ならするべき」(37歳/主婦)
年間の医療費がかさんだ年には、ぜひ覚えておきたいのが医療費控除の申告。病院の領収書を保管しておく必要がありますが、払った金額のうちいくらかが控除されるのなら、申告しない手はないでしょう。
食材を購入しておいしく節税!「ふるさと納税」
「ふるさと納税して28,000円お得になった」(34歳/主婦)
「お米などをもらって、その分をお得に」(42歳/主婦)
「節税にはならないかもしれないが、少しでも災害のあった地域が復興できたらと思って」(48歳/その他)
「ふるさと納税でビールを頼んで、30,000円位は得している」(45歳/公務員)
近年注目度が高まっているふるさと納税。主婦の目線で考えるのなら、返礼品として選びたいのは、お米やビールなどの食料品。地方のおいしい食材を堪能して、さらに節税できれば一石二鳥ですね。
非課税枠を活用!「NISA・確定拠出年金」
「生命保険の控除と、iDeCoで40,000円ぐらい」(42歳/会社経営・役員)
「つみたてNISAを今年から始めた、実際の節税額はいまいちわからない」(36歳/主婦)
投資による値上がり益や配当金、分配金にかかる税金が非課税となるNISA、つみたてNISAなどの投資制度。さらに個人年金制度である確定拠出年金などの制度も、節約術のひとつです。「よくわからない」という声もまだまだ多いものの、「今年から始めてみた」なんて声もちらほらありました。
マイホーム購入者は要チェック!「住宅ローン控除」の申告
「年間で300,000円以上の税金が戻ってくる」(44歳/公務員)
「住宅ローン控除を行なっていて、毎年100,000円程戻ってくる」(48歳/主婦)
「住宅ローンは、所得税が控除されるので、だいぶ助かる。自動車税や、固定資産税などの支払いにまわしています」(38歳/主婦)
マイホームを購入した方はぜひチェックしておきたいのが住宅ローン控除。購入金額などによって異なりますが、100,000円以上の大幅節税をしている方が多いようです。
その他いろいろ……もはや節税のプロ!?
「生命保険料と地震保険、医療費控除、配偶者控除などで40,000円ぐらい戻ってくる」(32歳/その他)
「iDeCoは276,000円分が丸々控除対象になっている」(43歳/その他)
「割安株をNISAの限度額まで使って購入し、金額は言えないがかなりもうけが出た」(41歳/主婦)
最後は、節約の超上級者のご意見。スゴ腕の節約術を持っている方は、数万円~数十万円もの節約も可能だということのようですね。ここまではいかずとも、家計を見直してみればまだまだ節税の余地はあるかもしれません。プロに倣って勉強してみては?
年明け・新生活と、これからは何かと物入りなシーズン。たとえ数千円であっても、節約できれば嬉しいですよね。「節約は何もできていない」という方も、ここで紹介した意見を参考に、取り掛かれそうな節約術に挑戦してみてはいかがでしょうか?