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夫からも妻からも煙たがられる「嫌われる家事の特徴」…その理由とは?

「快適な暮らしのための家事」なのに、家事負担のせいで不快になっている。そんな経験はありませんか?

家事は、単調な仕事と、不規則な仕事の繰り返し。特に、嫌いな家事については、その日の心と体のコンディションによってはひどく苦痛に感じられることもあるでしょう。

暮らしの工夫について掘り下げている『kufura』では、嫌いな家事・大変だと感じる家事について継続的に取り上げていますので、過去記事から”嫌われる家事“の特徴を探ってみました。

1:ベタベタ・ヌメヌメ・ドロドロの箇所は、手間がかかる!

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掃除してもすぐに油でベタベタになる、コンロや換気扇まわり。排水溝の中であっという間に増殖する、ヌメヌメの“バイオフィルム”。「“許されるならもう二度としたくない!”と思う家事は?男女ともにぶっちぎりの1位は…」では、男女ともにヌメヌメ・ベタベタの掃除が苦手な人の声が多く寄せられました。

放置すると落とすのが大変になるので、最大のコツは「頻繁に手入れをする」なのですが、それも面倒なのが困ったところです。

2:作業数が群を抜いて多い「料理」にまつわる家事

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以前、「“いちばん大変だと思う家事”ランキング!既婚男女576人の声を紹介」の記事内でアンケートを取ったところ、大変な家事として男女ともに最も多くの票が集まったのが、食事の準備でした。

「料理。毎日献立を考えないといけないし、どうすれば食材を無駄なく、時間も早く、そして1円でも安く仕上げられるかも考えて作らないといけないから」(39歳女性/総務・人事・事務)

「食事の準備。自分ではやってませんが、毎日家族の食事の献立を考え買い物に行ったり、帰宅時間もバラバラの家族の食事を準備するのは大変だと思います。感謝すべきと思いました」(53歳男性/その他)

といった声がありました。料理は、買い物・献立作り・冷蔵庫の在庫調整・盛り付け・片付けなど、たくさんの家事と地続きなんですよね。かといって心からの「おいしい!」が聞けるとも限りません。負担感が大きいのも無理はありません。

3:ドンピシャの名詞がない「名もなき家事」

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掃除、洗濯、炊事のように一言で表す名詞がないけれど、積み重なると担い手を疲弊させるのが、“名もなき家事”です。以下のような家事は、家庭内で最も“家事感度”の高い1人のメンバーに偏りがちになる傾向が見られます。

  • 日用品の補充
  • 電化製品のメンテナンス
  • ペットボトルゆすぎ・ラベルはがし
  • 冷蔵庫の野菜室の掃除……etc

やっぱり減らない…“名もなき家事のこれが苦痛”既婚女性359人に聞きました」では、“ドンピシャ”の名詞がない雑多な家事が多く寄せられています。そうした家事が束のようにまとまると、大きな負担となります。

4:疲れているとしんどい毎日の「風呂掃除」

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2位自動アイロン“こんな時短家電があればいいのに!”既婚女性190人のランキングに共感必至」の記事内で「どんな家電があったら便利か」というアンケートをとったところ、最も望まれたのは、浴室・バスタブ内・壁・床を全自動で掃除できる家電でした。

人の手が必要な風呂掃除に負担感を抱えている人が多いことがうかがえます。

腰をかがめたりしゃがんだりする動作を伴うので、妊娠中や、足腰が痛むときには負担感が増大する傾向も見られます。

やめたらラクになった家事は?

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ここまで嫌いな家事についてお届けしましたが、やはり夫婦間の家事分担の問題は避けては通れません。「夫婦が笑顔になれる家事分担の“黄金比”って?共働き夫婦105組のリアルな比率を調査」のアンケート調査では、48.6%の女性が家事の8割以上を担っており、不満の声が寄せられていました。

心を麻痺させて嫌いな家事をこなし続けていると、だんだん思考が麻痺してきて、もはや「工夫でなんとかする」という余力がなくなってしまうことも……。

どうしても家族間の分担が叶わない場合は、家事をいくつか減らすことで、少しばかり負担が軽減されるケースもあります。「この家事、やーめた!手放したらラクになれた家事を調査しました」では、特定の家事を手放した人の声を集めています。

まとめ

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家事は、体を使う肉体労働、家族の健康を配慮する感情労働、同じことを繰り返す単純労働、知恵とテクニックを要する頭脳労働が複雑に入り混じった、無給の仕事です。

そうした複雑な特性を踏まえれば、社会のデジタル化が進もうと、家事は面倒なものであり続けるでしょう。

そして、嫌いな家事はしばしば、担い手の心をすり減らすことがあります。

だからこそ「嫌い!」の気持ちを積極的にプレゼンしつつ、夫婦間・親子間で助け合ったり、省力化のヒントを探ったり、上手になまけたりしながら、「家事のために不快になる暮らし」ではなく「快適な暮らしのための家事」となりますように!

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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