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やっぱり減らない…「名もなき家事のこれが苦痛」既婚女性359人に聞きました

夫婦間で揉めやすいテーマといえば、家事の分担。掃除、洗濯、調理、買い物……と雑多な家事を公平に分担するのは難しいものですが、男性の家事参加が進みつつあるといわれる今でも妻に負担がかかりやすいものといえば、“名もなき家事”ではないでしょうか。

名もなき家事とは、はっきりとした呼び名はないけれど、家庭生活にとって欠かせない細々としたタスクのこと。目配り、気配りができる人ほど「何で私ばかりが……」と内心ウンザリしているものが多いはず。

そこで『kufura』では、20代~50代の既婚女性359人を対象に、“名もなき家事の中でも特に苦痛に感じているもの”をテーマにアンケート調査を実施しました。

ゴミ出し周辺

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ゴミ出しについては、「俺が朝の出勤時にやっているよ!」と胸を張る男性が多いのでは? しかしながら、ゴミ袋を集積所に持っていくだけが家事ではありません。

「各部屋のゴミ箱のゴミを集めて、大きい袋に入れる。それぞれ自分で持って来て、と思う」(46歳/主婦)

「ゴミの分別。ペットボトルがすごくたまるが、ラベルを剥がしてキャップを取り、中身を洗って分けるのがすごく面倒で嫌い」(48歳/主婦)

「プラゴミは洗って、牛乳パックは洗って乾かして、缶、ビンは分別し、スプレーは穴開けて曜日を覚えて捨てに行くのがしんどい」(42歳/その他)

「ゴミを捨てるとき、中身が見えないように、封筒の宛名を破ったり、奥に詰め込んだりすること」(42歳/主婦)

「新聞や雑誌をまとめてリサイクルにだす。重いので腰が痛くなる」(42歳/その他)

「ゴミ箱の掃除。ごみ袋から漏れてたりすると、臭い」(38歳/その他)

「ゴミ箱に袋をかぶせる」(41歳/主婦)

筆者宅の場合、通販をよく利用するので段ボール箱の処理がかなり面倒。お店が丈夫な箱で丁寧に梱包してくれるのは大変ありがたいのですが、段ボール箱を解体して、包装紙や緩衝材の分別をして……という作業は結構な手間がかかります。

消耗品の補充

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「シャンプーリンスの詰め替え。トイレットペーパーの付け替え。ティッシュの補充など気づいた人がやればいいことを全て1人でやっている」(31歳/主婦)

「風呂に入ろうとするとシャンプーもコンディショナーもボディソープも無くて全て詰め替えなければならないときがよくある」(51歳/主婦)

「シャンプーボトルの入れ替え。こぼさないように気をつけるが手についたりなんだりで結局、周りの掃除が最後におまけでつくから」(39歳/主婦)

「洗剤の詰め替え。封をきれいに切っても洗剤がちびちびしか出て来なくて時間がかかる。毎回すんなりと液体が出てきてくれないのでイライラする」(39歳/その他)

たしかに、シャンプー、リンスやトイレットペーパーの使用量は、男性より女性のほうが多いかもしれないけれど……。それでも、自分が使おうとしたときに、空になっていると「なんでやってくれないの!?」と思いますよね……。

排水口の掃除

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今回のアンケートでは、掃除に関連した“名もなき家事”を挙げる声が続出しましたが、なかでも不快指数が高いのは、排水口の掃除。放置すると臭いや詰まりを引き起こす排水口の掃除は誰かがやらねば……。

「お風呂の排水溝の髪の毛をとるシートを交換する作業」(35歳/その他)

「お風呂場やキッチンの排水口の掃除。ドロドロした汚れが手につく上に、時間もかかる為、苦痛」(35歳/企画・マーケティング)

「お風呂や洗面台の排水溝の掃除。髪の毛に石鹸かすがからまり、ぬるっとして嫌」(44歳/総務・人事・事務)

「洗濯機の排水溝のゴミ取り。重たい洗濯機をずらさないと排水溝に手が届かないので大変」(43歳/主婦)

「様々な排水溝の掃除は定期的に行わないと業者依頼となりますので、こまめな掃除が必要となりストレスの原因の一つです」(55歳/主婦)

みなさんのコメントを読んでいるだけで、何だかぞわっとした気分にさせられますね。そんな煩わしい排水口掃除を少しでも楽にするには、重曹に頼るのもひとつの手ですよ。

浴室、洗面台の周辺

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排水口に続いて水回り関連では、浴室や洗面台での“名もなき家事”に悩まされている人も多いよう。

「風呂の天井の結露取り」(45歳/その他)

「お風呂から上がったあとの水取りと掃除。1番最後に入らないと誰もやってくれないから仕方なく最後に入って拭いたり掃除したりで疲れる」(40歳/主婦)

「お風呂場のカビ取り。換気扇が壊れてしまい、なかなか湿気が出ていかないので、カビが生える率が高くなってしまったが、換気扇も直してくれない上、カビ取りは毎日のように行っていて苦痛」(50歳/主婦)

「洗面台の掃除。鏡に水滴やら水垢がついていても誰も取らないし、手拭きタオルの交換やびしょびしょになった台を拭かないなど見てみぬフリをして去っていく場所の掃除はなかなか大変です」(39歳/その他)

「お風呂の鏡の掃除。してもしても跡が残り、最後は取れないほどになるため」(31歳/デザイン関係)

せめて“濡れたら拭く”という当たり前のことだけでもやってくれれば……というみなさんの心の叫びが聞こえてきそうです。

家電のメンテナンス

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「掃除機のごみ捨て」(48歳/主婦)

「掃除機の掃除。分解するとホコリも舞うので子どものそばではできないし、分解した後にまた元どおりにするのも大変」(34歳/主婦)

「ドラム式洗濯乾燥機の掃除。なかなか細かいところや隙間に埃が入っていたり、毎日とらないといけないから時間がかかり苦痛」(31歳/主婦)

「洗濯機の掃除。カビが付きやすいので時々漂白剤を入れて中を綺麗にしないといけなくて大変」(43歳/主婦)

「洗濯機についているゴミネットの掃除。すぐカビがはえてしまう」(37歳/営業・販売)

「空気清浄機のフィルターの掃除」(38歳/主婦)

「加湿器のタンクの掃除。水を綺麗に捨て、洗剤で掃除するので、面倒くさい。加湿器はかなり使うから、けっこうマメにしないと」(40歳/主婦)

家電の進化のおかげで家事はずいぶん楽になった……といわれますが、どんな家電もそれなりにメンテナンスの必要があるのが厄介。今後よりいっそうメンテナンスの手間がかからない家電が開発されるのを願うばかりです。

その他、掃除に関する「名もなき家事」

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「拭き掃除した後のぞうきん洗い。汚れるから捨ててしまおうか悩むけど、結局手洗いして2、3回は使う」(30歳/主婦)

「料理をした後のガスコンロの掃除。油はねなど時間が経つとベトベトとこびりついて綺麗にならないのが苦痛」(27歳/その他)

「野菜室の掃除。傷んだ野菜の汁があって、片付けるのが大変」(47歳/主婦)

「冷蔵庫の掃除。気づくと醤油のシミなどがついている。棚の掃除をするのに食べ物を出さないといけないのが面倒」(51歳/主婦)

「照明器具に入り込んだ多数の細かい虫を定期的に掃除すること。照明器具のカバーを外すのが億劫」(44歳/主婦)

「窓のサッシの掃除。狭い隙間がなかなか綺麗にできなくてイライラする」(27歳/主婦)

「玄関の隅、かならずゴミがたまっている」(59歳/総務・人事・事務)

「ジョイントマットの下のごみの掃除」(37歳/その他)

「ベランダにカエルや鳥のフンが落ちているのを掃除する作業。2階にほうきやぞうきんを持って上がらないといけないし、たまにやらないと、いざ布団を干したい時に干せない」(34歳/公務員)

「蜘蛛の巣とり。蜘蛛が苦手だから嫌々やっている」(28歳/主婦)

「トイレの奥の隙間」(24歳/主婦)

「トイレ掃除。立っておしっこされるのがとても嫌 !!」(34歳/主婦)

「夫が散らかした雑誌、服、文房具などを元の場所に戻すこと」(56歳/主婦)

ズボラな筆者などは、窓のサッシや玄関に埃がたまっても「年末の大掃除にやろう」と見て見ぬふりをしています、すみません……。きれい好きでよく気が付く人ほど、無数の“名もなき家事”の負担が重くなってしまう実態がうかがえますね。

それにしても、トイレの尿はね、服の脱ぎ散らかしなどは、ひとりで抱え込まず、やらかした張本人に後始末をやってもらうのが精神衛生上、望ましいかもしれません。

洗濯に関する「名もなき家事」

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洗濯は全自動にお任せだから楽チンだなんてとんでもない! 洗濯機に入れる前後に細々としたタスクが……。

「脱ぎ捨てられた衣類を洗濯カゴに入れる事」(38歳/主婦)

「洗濯物の仕分けとポケットチェック。ライターやティッシュが入っていることがあり危険なので」(42歳/主婦)

「洗濯するときに靴下が裏返ってるのでそれを表に戻す作業。洗濯を回すまでに時間がかかる」(37歳/主婦)

「洗濯を取り込んでたたむ。人数分を分けてたたむのが面倒」(56歳/主婦)

「たたんだ洗濯物をしまう作業。しまう際にかえって皺にしてしまうし、面倒くさくてつい、収納せずに籠の中から着ていってしまう」(38歳/その他)

「ネクタイを1本1本きれいにたたむこと。本数が多くて苦労する」(30歳/その他)

「衣類の毛玉取り」(45歳/主婦)

ポケットの中身など、自分の衣類の管理くらいは家族各自がちゃんとやってほしいものですよね!

そして、洗濯物を畳むのが苦手という人は、『kufura』の過去記事で手間を省ける収納のコツを紹介しているのでぜひご参照を。

その他、まだまだ主婦の悩みは尽きない…

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「毎日の献立を考えること。毎日作っていると、献立が全く思い付かない」(36歳/主婦)

「買い物した後の野菜や肉などの小分け」(59歳/主婦)

「買い物の後の片付け。たくさん買った日はしまうのがとにかく大変」(25歳/主婦)

「家族の食べ終わって持ち帰ったお弁当箱や水筒など、私から言わないと出してくれない」(54歳/主婦)

「夫が作るだけ作った台所の皿洗いやフライパン洗いがイライラする」(33歳/営業・販売)

「油の付いた皿に重ねて皿を置かれると洗うのに時間がかかる」(57歳/総務・人事・事務)

「洗い物が終わった後の食器片付け。何だかんだ拭いたりするので面倒くさい」(23歳/営業・販売)

「製氷機の水入れ。氷を使うのは旦那さんなので自分でしてほしい!」(24歳/営業・販売)

「家のドアを閉める。家族が開けっ放しにするので、その都度閉めなければならない。苦痛に感じます」(35歳/総務・人事・事務)

「子どもの学校や行事のスケジュールの把握とその準備。母親の私がやるのが当たり前と思われている」(35歳/主婦)

「レシートの整理」(21歳/主婦)

キッチンに関すること、家族にまつわることなど、家事って本当にやり出すとキリがないですよね。

 

家庭ごとに事情はさまざまですので、家事を完全に分担するのは難しいかもしれません。とはいえ、「なんで私ばかりが……」とストレスをためこむのも、夫婦関係をギスギスさせるもと。もしかしたら、夫側にも言い分があるのかもしれません。

まずは「特に負担を感じている『名もなき家事』はなにか」をパートナーに認識してもらうことから始めてみるのがよいのかもしれませんね。

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