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何もしなかった夫が変わった!上手に家事・育児に誘い込む「魔法の言葉」

家事や育児は主婦のものだけではないはず。共働きであればなおさら、夫に家での活躍を期待したいところでしょう。

そこで『kufura』では既婚女性298名を対象に、夫が家事育児に取り組むための“魔法の言葉”を調査しました。夫を動かすのに有効な手段を、早速教えてもらいましょう!

とにかく褒める!「上手!」

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「部屋の片付けを頼んで、潔癖症気味の夫に、『整理が上手だよね~私は、とても出来ないよ。プロ並みの手際のよさだし、嬉し~い』と、誉めちぎる。徹底的に綺麗にやってくれました。満足気でした」(53歳/主婦)

「外食で餃子を食べた時に、夫の作った餃子の方が美味しい、夫の作った餃子が1番美味しい、と言ったら、定期的に作ってくれるようになりました。休みの日や特別な日によく餃子を作ってくれます」(37歳/その他)

「『こんなにお手伝いしてくれる旦那さんなんかいないよ! 流石!』と、褒めておだてる。たまに、お菓子やお駄賃(100円)をご褒美にあげる。結婚当初は共働きなのに家事もマトモにできなかったからイライラしたけど、今は私より綺麗好きになり掃除や皿洗いが上達した」(39歳/総務・人事・事務)

「私がするより洗濯物綺麗に畳んでくれてるやん!ってかなり誉め殺しをしてしてもらう。すすんで洗濯物を畳んでくれてるようになった」(41歳/主婦)

「料理してくれたときは大げさに褒める。おいしい、だけじゃなくて料理の細かい部分を具体的に褒めると気分良く次も料理をしてくれる。レシピを調べるようになって気になるレシピを見つけると作ってくれるようになった」(32歳/主婦)

とにかく、「上手!」「美味しい!」など、褒めて褒めて褒めまくる!という声が多数あがりました。夫に家事を積極的にしてもらうためには、夫の教育も時として必要。子どもを褒めて伸ばすように、夫も褒めると意外とこたえてくれます。下手でも美味しくなくても、褒めることから始めてみると、新たな才能を開花させることができるかもしれません。

感謝の気持ちが一番!「ありがとう」

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「お風呂の掃除をしてくれた時、『ありがとう、助かるわあ』と言ったら、換気扇の掃除、掃除機のゴミ出しもしてくれるようになった。ちょっとでもしてくれた時、これを言うといいです。自分ですすんでやるようになりました」(62歳/主婦)

「重たいゴミを捨ててもらうときに助かったわ。ありがとう。を必ず言う。役にたった。とうれしそう」(52歳/主婦)

「本当は自分でも出来る事(力仕事や高い場所の仕事)を、あえて頼む。そして、助かった・ありがとうと感謝の言葉をしっかりと言うと手伝ってくれるようになったが、いかにも手伝ったぞ!という顔をする」(49歳/主婦)

「『手伝ってくれると家事が楽になって助かるわ。ありがとう』って言うとすすんで何でもしてくれました。『することがない?って』聞いてくれる様になった」(66歳/主婦)

「すごく助かった。ありがとう。をちょっとオーバーに言う。恥ずかしいながらも、嬉しそう。はりきって、次回もやってくれる」(45歳/主婦)

「体調が悪いときに『ごめんね。ありがとう』や『頼りになる』と言うと次回から結構してくれます。体調が悪くなくても俺がやると言ってくれます」(37歳/その他)

感謝の気持ちを伝えることは、人間関係を円滑にしてくれるだけでなく、相手に行動を起こさせる原動力となるようです。「ありがとう」があることで、また次の行動につながり、その行動により再び「ありがとう」が生まれる。いいサイクルができあがるため、夫婦関係も良好になることでしょう。

別の角度から攻める!「…って言ってたよ」

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「パパがやってくれた方が子供たちが喜んでたよ~と持ち上げる。子供の面倒をみてくれるようになった」(29歳/営業・販売)

「子どもがパパとお風呂に入りたがってるのよーとヨイショしている。しゃーないなーと喜んでお風呂に入る」(47歳/主婦)

「いつもやってくれないことをやってくれた次の日に、職場でパパが○○してくれたこと話したら、みんなに『優しい旦那さんでいいなー』とか『うらやましいー』って言われたよー!と伝えたら、そのあとも、時々やってくれるようになった。わたしがやろうとする前に、やってくれるようになった」(32歳/その他)

「夫の方が細かいところに気がつくから、コンロや換気扇の掃除が上手と義母の前で褒めるようにしている。義母に褒められるので嬉しくなって自分から網戸や洗濯機の埃など細かい掃除をしてくれるようになった」(30歳/主婦)

「周りのママさんがイクメンだと褒めてたと伝えると少し育児に積極的になる。育児にすこし前向きになる」(37歳/総務・人事・事務)

多かったのは、子どもを使った回答。「子どもが喜んでいる」「パパがいいって言っている」など、子どもからの意見として夫に伝えると、子どものためなら、とパパは張り切るようです。

そのほか、ママ友など身近な人からの評価をダイレクトに伝えると、まわりの目を気にするパパにとっては効果あり。そんな第三者を利用した回答のなかには、このようなものも。

「友達の愚痴を話し、大変みたい。かわいそう。と自分には関係ないけど。みたいな感じで話すとやってくれる・陰でどんな風に言われるか自分の身になって考えて怖くなったらしく、何も言わずやってくれた」(40歳/主婦)

少々ネガティブな伝え方の気もしますが、やはり他人からの評価が気になる人には効果があるのかもしれません。

“やらない”はありません「どっちにする?」

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「『洗濯と食器洗いどっちやってくれる?』と選択制にすると、大抵自分ができそうな簡単なほうを選んでやってくれる。食器洗いならできるようで、何も言わなくてもやってくれていることが増えた」(37歳/主婦)

「どっちやる?と聞く。やるようになった」(37歳/総務・人事・事務)

「やってではなく2択にして選ばす。お風呂洗いと食器洗いどっちがいい?と。なぜだかやらない選択肢がなくなったようで素直に選んで手伝う」(37歳/主婦)

「できそうな手伝いを2、3個上げて好きな方を選ばせると押しつけを感じないみたいでやってくれる。以前よりやるようになった」(71歳/主婦)

夫には「やる」という前提で話を進めると、うまくいくようです。通常であれば「やる」「やらない」の2択のようですが、はじめから「やる」前提となると、「何をするか」という問題意識にすり替わります。共働きであれば、使いやすい手段なのではないでしょうか?

指示は明確に「○○やって!」

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「〇〇してくれる?と具体的に頼む。忙しい事を察してくれるタイプではないが、頼めば快くやってくれるので、お互い気持ちよく過ごせるようになった」(35歳/主婦)

「ストレートにこれやって!と具体的に伝える。そのあとさすがー!とか褒める。それ以来嫌な顔せずやってくれる」(31歳/学生・フリーター)

家事は幅広く、どこまでやれば終わりかという線引きもわかりにくいものです。徹底的にやろうと思えば細部まででき、反対に雑でもなんとなく終わりにできることもあるでしょう。

毎日家事をしている妻にとっては、そのさじ加減がわかりますが、男性にとってはわかりづらいもの。そんな夫には具体的に指示をだしましょう。男性はやればいいことが明確にわかると、意外と取り組んでくれます。

“褒める”の進化形!その他の回答

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「お風呂を入れてもらうときお父さんじゃないとダメだねと、お父さんだったらご機嫌だとわざとらしく誉める。お風呂は自分の仕事と思うようになった」(36歳/公務員)

「あなたがいれてくれたほうが、コーヒーは美味しいねと褒める。コーヒーをいれるのは夫の係になった」(52歳/主婦)

「揚げ物をするのが、上手な夫。とにかくほめる! カラットしてて美味しい! また作ってね!というと、喜んでまた料理してくれます。揚げ物は、私より主人の役割になりました」(50歳/主婦)

褒めるという回答が多かった今回の調査ですが、その結果“この家事は自分の役目”だと思うようになったという回答も。そこまで習慣化すれば、妻としてはしめたもの。自然な流れで夫に家事をしてもらえるようになるなんて、理想です。

 

多くの女性から回答いただきましたが、なかには「何をやっても無理」という悲しい声も。とはいえ実際に、声掛けによって家事分担が叶った女性もいるので、これまでしていなかったという方は、やってみる価値があるのではないでしょうか。

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