子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

「許されるならもう二度としたくない!」と思う家事は?男女ともにぶっちぎりの1位は…

絶え間なく発生している家事。たくさんの家事を分類してみると、ひとつひとつの家事に対する感情が異なることに気付くと思います。そこそこ楽しい。まあ許容範囲。無心になればやれる。ものすごく嫌い。誰かに押し付けたい。昨日はできたけど今日は無理……などなど。

そして、皆さんにも1つや2つ、ありませんか? 「許されるのであれば、もう二度とやりたくない!」という家事が。

今回は、20~50代の男女437人(男性235人/女性205人)に「できることならもう二度とやりたくない家事」についてアンケートを実施しました。

この記事をきっかけに家族間で“嫌いな家事”を開示し合い、サポートし合うきっかけにしてみて欲しいと思います。

男性が「もう二度とやりたくない」と思っている家事は?

null

男性が「できることならもう二度としたくない」と感じている上位5つの家事は、以下のような結果となりました。

5位:排水口掃除(3.8%)

「流し台の排水口の掃除。ドロドロに詰まっていて思い出すだけでも気持ち悪いから」(49歳・その他)

「シンクの排水口の配管掃除。20年以上経つと油が固まり高圧洗浄機で掃除しなければいけないので大掛かりな掃除になるから。油の塊が気持ち悪い」(59歳・営業・販売)

4位:コンロ・グリル周りの掃除(9.0%)

「コンロ周りが嫌になる。油がべたつく」(38歳・営業・販売)

「コンロの油汚れ。まったく落ちないので、できればやりたくないです」(38歳・会社経営・役員)

3位:トイレ掃除(13.6%)

「トイレ掃除。自分以外の人が汚した後を掃除するのは腹が立つ」(53歳・その他)

「トイレ掃除。便がこびりついてて気持ち悪い」(52歳・その他)

「トイレの便器内の掃除。こまめに掃除するのが苦手で、頑固な汚れになってから掃除すると大変」(46歳・ パート・アルバイト)

2位:丁寧な風呂掃除(14.0%)

「お風呂のエプロン内部の掃除。外すのも難しいうえ、掃除個所が複雑で手がなかなか届かないので」(46歳・その他)

「お風呂掃除。天井のカビを取るのに一苦労だった」(59歳・その他)

「風呂掃除。手が冷たくなる」(38歳・営業・販売)

1位:換気扇・レンジフード掃除(22.1%)

「換気扇の掃除です。時間がかかっただけで、それほどきれいにならずに換気扇の羽を壊したことがあるのでできればやりたくないと思います」(55歳・その他)

「換気扇の油汚れの掃除。なかなか落ちなくて長時間格闘しなければならないし、上向きに作業するのはつらいから」(41歳・総務・人事)

「レンジフードカバー。歪んでいるために取り付けが大変で何時間もかかるから」(47歳・広報・広告・デザイン)

上位5つが全て掃除という結果になりました。

傾向としては、以下のような場所の掃除に苦手意識を抱いている男性が多く見受けられました。

・しつこい油汚れがある場所

・ニオイ・ぬめりが気になる場所

・掃除するまでの“段取り”が面倒な場所

他にも、窓・サッシの掃除、衣類のシミ抜き、害虫駆除、草むしりなど、さまざまな回答がありました。

女性が「もう二度とやりたくない家事」は?

null

続いて、女性の回答をご紹介します。

女性が「できることならもう二度としたくないと思う家事」の1位~5位は以下のような結果となりました。

5位:エアコン掃除(5.4%)

「エアコン掃除。業者に頼むと高いので自分でやってみたが想像以上に大変で二度とやりたくない」(39歳・公務員・団体職員)

「エアコンの掃除です。専用のスプレーで掃除をしたのですがうまくカビ取りできなかったうえにスプレーの薬剤で汚くなったので金銭的に余裕があったら業者にお願いしたいです」(45歳・主婦)

4位:排水口掃除(7.8%)

「家事はすべて大嫌い。なかでも排水口の掃除は吐くほど嫌い」(44歳・その他)

「排水口の掃除。汚くて嫌です」(50歳・財務・経理)

3位:コンロ・グリルまわりの掃除(8.3%)

「コンロ周り。気になるので簡単な拭き掃除は毎日やりますがそれだけでは落ちない油汚れは中々取れないし手も痛くなるので嫌です」(55歳・主婦)

「コンロと換気扇の汚れ掃除。お風呂場の換気扇掃除。きりがないしかなり頑固で大変。時間がかかる」(39歳・主婦)

「コンロや魚焼き器のしつこい焼け焦げの掃除には毎回苦労してます。べとつかず、こすらずにさらっときれいにできたら、どんなに時間の節約になりストレスもへるかと毎回思いながら取り組んでます」(59歳・主婦)

2位:丁寧な風呂掃除(12.7%)

「風呂の浴槽や鏡のウロコ取り。やってもキリがないし力がいる」(46歳・主婦)

「風呂場の天井のカビ取り。姿勢が辛すぎる」(39歳・主婦)

「お風呂の手の届かない部分のカビ取り。苦労の割りにキレイにならない」(41歳・総務・人事)

1位:換気扇・レンジフードの掃除(27.3%)

「換気扇。油だらけで洗剤荒れするし、細かいところが多いので手が傷だらけになるから。専門業者にお任せしたいのが本音です」(50歳・営業・販売)

「換気扇。触りたくない」(55歳・事務職)

「レンジフードの掃除。パーツとかあってめんどうくさい」(41歳・研究・開発・技術者)

女性からの回答も上位5つが全て掃除という結果になりました。

今回のアンケートでは、男女問わず最も苦手意識の高い家事は“換気扇掃除”という結果になりました。

換気扇汚れの特徴は、とにかくガンコなこと。掃除に時間と根気とコツを要するので、苦手意識を感じている人が多いようです。

女性からの少数派の意見としては、栗ご飯作り、庭仕事、子どものおもちゃ片付け、窓掃除、家事全般……などなど、さまざまな声が寄せられています。

女性が嫌う家事を見ると、以下のような傾向が見られました。

・掃除してもすぐに汚れる場所

・嫌いでも毎日やらなければならない場所

・掃除に体力を要する場所

・掃除するまでに“段取り”が面倒な場所

 

以上、今回は男女が「できれば二度とやりたくない家事」についてご紹介しました。

嫌いな家事を1人で繰り返していると、ネガティブな気持ちが募ります。どうせまた汚れるのに。誰もほめてくれないのに。なんで自分ばかり……などなど。

でも、大変さを共有する相手がいると「大変だったね」と言い合えて、少しばかりネガティブな気持ちが和らぐこともあります。

今日は、いつも家事を担う家族に「あなたの嫌いな家事はなに?」と尋ねてみてください。もし、互いの“嫌い”が一致したら、協力して着手してみてはいかがでしょうか。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載