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「妻のコンプレックス」 夫が地雷を踏んでしまって…どの話題がイエローカード?

既婚者の皆さんは、妻や夫が抱えているコンプレックスを知っていますか? どんなに仲のいい夫婦でも、相手のコンプレックスをすべて把握していないことも多いので、何気ないひと言で妻や夫を怒らせたり、傷つけてしまったりすることも少なくないと思います。

前回の「夫のコンプレックス」に続き、今回は20〜50代の既婚男性55人のアンケート結果をもとに、「夫が初めて知った妻のコンプレックス」をご紹介していきます。

体形に関するコンプレックス

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「妻に“太ったね”と言ったら、想像以上に激昂されて大変でした」(55歳/その他)

「妻がたいして太ったわけではないものの、あまり食べ過ぎないように注意しようと思い、“最近太ったね”と妻に言ったら、ものすごく逆上されました」(56歳/営業・販売)

「妻に“幼児体形だよね”と言ったら、“お互いにな!”とキレられました」(57歳/パート・アルバイト)

「妻の太い足を見て、何気なく“ボンレスハム”と言ったら、妻がキレまくりました」(51歳/その他)

「妻のおなかを触りながら、“かわいいおなか!”と言ったらひどく怒られました」(47歳/広報・広告・デザイン)

いちばん多かったのが、体形に関するコンプレックスです。やはり自分の体形を気にする女性は多いので、体形について夫から何かコメントされると、夫が思っている以上に逆上してしまう様子。「かわいいおなか」など、夫にとっては親しみを込めて発した言葉でも、妻にとっては嫌味にしか聞こえないことも多いので、余計なことは言わないのがいちばんです。

体形以外の見た目に関するコンプレックス

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「妻は顔のそばかすを気にしているので、気を使って“そんなに気にしなくていいよ!”と言ったら、それすらも嫌だったようですごく不機嫌になりました」(50歳/営業・販売)

「すぐに顔や足がむくんでパンパンになるのが妻のコンプレックスみたいで、私が妻の顔をじっと見つめると、必ず怒り出します」(57歳/その他)

「妻の髪型について、私が“短くしたら?”と言ったら、“似合わないから!”と言って怒られました」(45歳/その他)

「妻に“つぶらな瞳だよね”と言ったら怒られました」(52歳/公務員・団体職員)

「何気なく“おれは美人よりもかわいい系が好きなんだ”と言ったら、“美人じゃなくてごめんね”と妻の機嫌がすごく悪くなりました」(55歳/研究・開発・技術者)

「妻に“若く見えるよね”と言ったら、“童顔で悪かったね!”と激怒。私としてはいい意味で言ったのに、本人は童顔なのがコンプレックスだったみたいです」(54歳/その他)

体形以外の見た目についても、いろいろとコンプレックスを抱えているようです。妻の見た目をどんどん褒めるのはいいことですが、妻が気にしている部分についてはどんなコメントでもマイナスに捉えられがちなので、「もしかしてここが妻のコンプレックス?」と思ったときは、なるべくその部分には触れないようにするのが正解かもしれません。

家事に関するコンプレックス

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「妻に“料理が美味しくない”と言ったら、ブチギレされました」(44歳/その他)

「妻が作った鍋料理を褒めたら、“だれでも同じ味になるよ!”と妻が怒ってしまいました」(58歳/企画・マーケティング)

「妻の洗濯物の干し方が変だったので、私がちょっと指摘したら、“我流を突き通す!”と言って怒り出しました」(58歳/広報・広告・デザイン)

「妻がゆっくり掃除しているのを見て、丁寧だと褒めたつもりだったのに、妻は動作が遅いと言われたと思ったようで、怒り出してしまいました」(56歳/研究・開発・技術者)

「部屋が散らかっていたので、つい“だらしないな!”と言ってしまったとき、昔から親に同じことを言われて妻はけっこう気にしていたようで、すごく逆上されました」(53歳/総務・人事)

料理や掃除、洗濯など、普段一生懸命に家事をやっている妻の中には、苦手意識を持ちながら頑張っている人もいるもの。そんな妻に対して、「料理がまずい」「家事のやり方がおかしい」などのコメントをすることで、ひどく怒られたという夫も多いようです。家事をやってくれたことについて感謝の気持ちを伝えるのはいいですが、批判的なコメントは妻を逆上させるだけなのでやめましょう。

性格に関するコンプレックス

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「妻は自分がせっかちだということを気にしているようで、そこを指摘すると逆上します」(45歳/研究・開発・技術者)

「心がきれいすぎること。妻は人に騙されやすいことに悩んでいるので、それ関連の話をすると必ず機嫌が悪くなります」(57歳/会社経営・役員)

「妻のダイエットがなかなか上手くいかないことを私が指摘すると、意志が弱いと言われている気がするらしく、妻が必ずキレてしまいます」(37歳/総務・人事)

自分の性格にコンプレックスを持っている妻も多いため、夫からその部分について指摘されたり、コメントされたりするとイラッとして怒り出してしまうというケースも目立ちました。夫的には「大したことではない」と思っても、妻自身はかなり気にしている場合も多いようなので、妻の性格に関してはコメントなどせずにそっとしておいてあげましょう。

妻のコンプレックスはほかにもいろいろ

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「妻に“いびきがうるさかった”と軽く言っただけなのに、“別々に寝る!”と言って怒って寝室を出て行ってしまいました」(53歳/営業・販売)

「妻の口臭が気になったので、それとなく伝えたら、逆に私が責められてしまいました」(50歳/その他)

「カラオケで妻に、“声が低いから男性グループの曲を歌ったほうがうまく歌えるんじゃない?”と言ったら、実は本人が声が低いことを気にしていたらしく、すごく怒り出してしまいました」(48歳/管理職)

「妻の父親がすごい大酒飲みなので、そのことについてコメントしたら、妻が急に怒り出して驚きました」(59歳/営業・販売)

夫が初めて知った妻のコンプレックスは、ほかにもいろいろ。いびきや口臭、両親のことなど、自分でもわかっているものの、夫にも触れて欲しくない地雷が妻には何かとあるようです。夫が妻のコンプレックスに気づいたときは、それ以上怒らせたり、傷つけたりすることのないよう、今後はその話題の取り扱いに十分気をつけましょう。

いかがでしたか? 夫婦といえども、あるひと言をきっかけに、初めて相手のコンプレックスを知るケースも意外と多い様子。コンプレックスは、周りから見たら大したことはなくても、本人にとってはすごく気になる場合も多いと思います。お互いに嫌な気分にならないためにも、なるべく妻や夫のコンプレックスはしっかり把握しておきたいものですね。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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