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燻製いらず!「手作りベーコン」は材料4つでこんなに簡単&美味しいなんて【お米農家のヨメごはん】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・16歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載149回目。

今回は、旦那さんが突然作り始めたベーコンについて、そして、いよいよ富山の冬が本気を出した?降り積もる雪景色をお伝えしたいと思います。

燻製いらず!の自家製ベーコン

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蕎麦を打ち始めたり燻製をしだしたり。漠然としたイメージだし、そこに性差はないかもしれないけれど、
ある一定の年齢になると、そういう事を始める男性が多い、気がする。

何かしら思う事があるのだろうか……?

わからないけれど、うちの旦那さんも突然、ベーコンを作り始めた。

そしてそのベーコンがとても美味しいので、家族から絶賛の嵐が吹き荒れている。

気をよくした旦那さん、その後もよく作っている。

というわけで今回は、ベーコン作りについて書いてみようと思う。燻製器やスモークチップを使わない、お手軽な方法。

材料は、豚バラ肉・塩麹・紅茶・砂糖だけ。

まずは豚バラ肉のブロックに、下味がつきやすいようフォークで穴をあけていく。

ビニール袋に入れて重さを量り、肉の10%くらいの塩麹を入れてよく揉みこむ。空気が入らないようピタッと口を縛り、冷蔵庫に入れて1晩くらい寝かせておく。

スモークチップの代わりに使うのは、紅茶と砂糖。適当な量で大丈夫、みたい。

焦げやすい塩麹を洗い流しペーパータオル等で水分をふき取った豚バラ肉を、
網の上にのせてオーブンへ投入。

120度に温めたオーブンで90分ほど。
低温でじっくり焼けば完成。

冷めたら食べやすい大きさにスライス。

食べきれない分は冷凍しても。

手作りならではのシンプルな旨味を味わうなら、まずはベーコンのソテー。

一緒に目玉焼きも焼いて。

カリッと焼けたベーコンは、もう、市販には戻れない美味しさ。何よりも手軽。さらにお手頃価格。

パンとヨーグルトを添えたら、休日のちょっと贅沢な朝ごはんに。

普段はパパッと目を通すだけの新聞も、休日はゆっくりじっくり読める。高校生になった娘は、未だに小学生新聞を読んでいる(週1の中高生新聞もとっている)。漫画やクイズがお目当てのようだが、時事問題もわかりやすく書いてあって、大人の私たちが読んでも面白い。

朝ごはんと新聞はセットの我が家。これからもその習慣は変わらないだろう。

さて朝のベーコンが相当に美味しかったので、夜もベーコンを使ったお料理を。

仲良さそうに旦那さんと娘が2人、キッチンに並んで立つ姿が微笑ましい。こういうのがしみじみ、幸せだなって思う。

ジャガイモを茹でて、と、これはもしかして、ジャーマンポテトかな。

ニンニクと炒めた玉ねぎとベーコンを合わせて、さらに炒めたら出来上がり。

ベーコンの旨味がジャガイモに染みこんだジャーマンポテト、とっても美味しかった。

ご馳走様!

除雪はトラクターで!

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さて日本海側は、ここのところ寒波の影響で雪が降り続く日々。

普段はあまり積雪の無いこの地域も、久しぶりにたっぷり降り積もった。

人力での除雪には限界があるので、ここは農家ならではのトラクター除雪で。長い長いアプローチも、トラクターで除雪すればあっという間。

とはいえ、除雪した側から雪が降り積もるので、しばらくは除雪作業に追われそうです!

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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