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「大阪・関西万博」で楽しみたい!予約不要パビリオンと「ポケモン GO」のスタンプラリー

夏休みの旅行先として、注目の観光地といえば大阪・関西万博! 2025年10月13日(月)までの期間限定で、家族みんなで2025年ならではの思い出を作るのにぴったりです。

ただ、大阪・関西万博は事前予約が必要なパビリオンやイベントがあり複雑で、直前に行くことを決めると「予約できない!どうしよう!」とちょっと焦ります。そこで今回は事前予約が不要で、子どもも大人も楽しいパビリオンや体験をご紹介します。『ポケモン GO』の新機能「GOスタンプラリー」で会場内をめぐったり、異国情緒あふれるパビリオンへ訪れたり。夏の旅行の参考にしてみてくださいね。

予約不要のパビリオンは朝か夜に!「大阪・関西万博」

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ミャクミャクがお出迎え。

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、日本や世界各国が描く未来社会を体感できる大阪・関西万博。チケットを購入し、来場日時予約をしたあとは“パビリオン・イベントの予約”をする流れとなります。抽選予約もしくは先着予約が前日までに数回でき、空き枠がある場合は当日予約も可能です。

そして予約なしで行けるパビリオンやイベントは当日先着順となり、気軽に訪れられる一方で、日中は行列が発生する可能性が高いのがデメリット。開場直後や夜なら、比較的早く入場できる可能性が高いのでおすすめです。

7つのフォトスポットをめぐろう!ポケモン GO「GOスタンプラリー」

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万博会場内に設置されている『ポケモン』のフォトスポット。

日中のパビリオンが混雑しているタイミングで、おすすめの体験が『ポケモン GO』の新機能「GOスタンプラリー」。万博会場内には7つのポケモンのフォトスポットが設置されていて、そのフォトスポットをめぐると、『ポケモン GO』のアプリ上でスタンプラリーを楽しむことができます。

オレンジ色のスタンプが表示されている場所が、対象のポケストップ。

遊び方は、まず事前に『ポケモン GO』をダウンロードしておきます。そして万博会場内のフォトスポットに近づくと、自動的にスタンプシートがアプリ上で手に入ります!

フォトスポットは『ポケモン GO』のアプリ上でポケストップと連動していて、フォトディスクを回すとスタンプが押せる仕組み。対象のポケストップの上にはオレンジ色のスタンプが表示されるので、位置情報を確認しながらフォトスポットを訪れ、7つのスタンプをGetしていきます。

ぎゅっと長押しすれば、濃くスタンプが押されます!

面白いポイントが、実際のスタンプと同じように短時間で軽く押すと「薄く」、長めにしっかり押すと「濃く」表示されること。私は「ピカチュウ」のフォトスポットは長めに、「ドーブル」のフォトスポットは短めに押したら、その濃さ&薄さが反映されました!

カビゴンのフォトスポットで、ARを使い相棒のフシギダネと撮影。

スタンプラリーとともに楽しみたいのが“写真撮影”。家族みんなで写真を撮ったり、相棒のポケモンをAR写真機能の「GOスナップショット」で撮影したり、思い出作りにぴったりです!

次の万博開催国!「サウジアラビア王国パビリオン」で異国感を満喫

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まるで迷路のような「サウジアラビア王国パビリオン」。

せっかく万博に行くなら、めったに行けないような国の文化や技術を知ることで、子どもにとっても良い経験になります。予約なしでいける、おすすめのパビリオンの一つが「サウジアラビア王国パビリオン」。サウジアラビア王国パビリオンは日本から飛行機で約12〜13時間でたどり着く中東の国で、2030年には首都・リヤドで万博が開催されるなど、世界的にも勢いのある注目の国です!

サウジアラビアの石材が使われた建物。

パビリオンはとても広く、まるでサウジアラビアの街に迷い込んだかのような空間。石材はサウジアラビアから輸入したもので、大阪にいながらアラビアンな世界観を楽しめます。

アラビア文字の書道を披露。海外の人とのふれあいも楽しい!

パビリオンでは会期中700ものイベントが開催される予定。この日はサウジアラビアの伝統的な織物のデモンストレーションや、アラビア書道家のバヤン・バルブードさんによるライブパフォーマンスが実施されていて、日本とはまったく異なる文化をみなさん楽しんでいました。

毎日、パビリオン内で3Dプリンティングによるサンゴ作りが行われています。

「学ぶ」という視点で、注目は「サンゴ」の展示です。サウジアラビアは国土の2/3が砂漠ですが紅海とペルシャ湾に面しており、美しい海を守るためのさまざまな取り組みが行われていて、ここではサンゴ礁の衰退を解決するための技術が紹介されています。3Dプリンターを使って作られているのは、サンゴを模したもの。それを本物のサンゴの土台とすることで、サンゴの再生を促すという技術です。サンゴを模したものの素材は炭酸カルシウムと植物レジンで、海に入れても環境に影響ない素材になっています。

アラビアンなコーヒーポット「ダッラ」から注がれる「サウジコーヒー」。

日本では珍しい食文化を体験できるのも、万博の魅力! サウジアラビア王国パビリオンのカフェではさまざまな軽食やドリンクを楽しむことができ、一押しは「サウジコーヒー(税込み700円、デーツ付き)」。浅煎りのアラビカコーヒー豆をベースにカルダモンやクローブを加えた、スパイスたっぷりなコーヒーです。コーヒーという名前ですが、普段私たちの知っているコーヒーとはまったく違います! カルダモンが芳醇に香り、目を閉じればサウジアラビアに脳内トリップできそうな味です。

「サウジ・ビスケットボックス」800円(税込)、「サメ・トリュフ」800円(税込)、「マスーブ・ケーキ」1,000円(税込)、「サウジコーヒー(デーツ付き)」700円(税込)など。

サウジコーヒーとともに、サメというサウジのお花の粉入りの「サメ・トリュフ」や、カルダモン香るバナナケーキ「マスーブ・ケーキ」などを楽しむのも一押し。お土産にはおしゃれな缶に入った「サウジ・ビスケットボックス」がおすすめですが、開場直後に売り切れることもあるほど人気なので、見つけたらぜひ手に入れてみてくださいね。

かわいい「ハイジ」にも癒やされる。「スイスパビリオン」で最新テクノロジーを体感

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左下にも「隠れハイジ」がいます。

「スイスパビリオン」も、予約なしで入れるおすすめのパビリオンの一つ(来場者数に応じて入場制限あり)。「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」というテーマで、かわいい「ハイジ」の世界観と、世界トップクラスのイノベーション大国であるスイスの技術を体感できます。最初にゲストを出迎えてくれるのは、スイスの伝統文化である「切り絵」。アルプスの山々などスイスらしい風景の中に、実は「ハイジ」が7人隠れているので、ぜひ「隠れハイジ探し」を楽しんでみてください。

シャボン玉が美しい、AI技術を用いた展示。

私たち日本人にとって、スイスはアルプスの自然のイメージが強いかもしれませんが、スイスは人工知能(AI)の研究機関が集まるような最先端の国でもあります。シャボン玉が舞う美しい展示は、「未来社会への願い」を唱えると、その願いがシャボン玉に姿を変え、高く舞い上がるという仕掛け。各ゲストの未来社会への願いはAIによって集計され、前日にどんな願いが多かったのかも展示されています。

スイスパビリオンのスタンプは、パビリオン内に入ると押せます!

全4エリアで構成されるパビリオンの最後は「ハイジ」がテーマ。「ハイジ」はそもそもスイス人のヨハンナ・シュピリさんによる小説をもとに、日本でアニメ化され、さらに世界各国で人気となったキャラクターです。ブランコに乗る︎「ハイジ」と一緒に撮影を楽しめるフォトスポットや、「ハイジ」がデザインされたパビリオンのスタンプが用意されていますよ。

4階に位置する、開放感あふれる「ハイジカフェ」。

万博で話題となっているのが、パビリオン4階にある「ハイジカフェ」。球体の中から空や万博を見渡せる美しいカフェで、ラクレットチーズなどスイスや「ハイジ」にちなんだ料理・ドリンクを味わえます。こちらはパビリオンとは別の入り口から入店可能です。

「ラズベリー&ほうじ茶のムースケーキ」1,500円(税込)、「ハイジのベリー・デライト」1,300円(税込)

例えば「ラズベリー&ほうじ茶のムースケーキ」は万博限定の「キットカットダブルクリームのラズベリー添え風味」をトッピングしたケーキ。「ハイジのベリー・デライトはクランベリージュースをベースにした爽やかなノンアルコールカクテルで、これからの暑い日にもぴったりの味わいです。

「キットカットダブルクリームのラズベリー添え風味」10枚 1,800円(税込)

お土産はここでしか買えない、「キットカットダブルクリームのラズベリー添え風味」をチェック。スイスの名物「ダブルクリーム」をキットカットで表現していて、甘酸っぱいラズベリーのアクセントも効いています。パッケージもスイスの伝統的な切り絵で、万博土産にうってつけ! ショップはパビリオンに並ばなくても、ショップだけで入れるので、前を通ったらふらっと訪れるのもいいですね。

万博でしか手に入らない「ムーミン」グッズを「北欧パビリオン」でゲット!

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北欧パビリオンで販売している、万博限定「ポーチ」2,650円(税込)

スイスパビリオンだけではなく、各パビリオンやショップでは万博でしか買えない限定品が数多く登場しています。見逃せないのが、北欧パビリオンの万博限定「ムーミン」グッズ。ムーミン、トフスランとビフスランが描かれた「ポーチ」は万博限定品です! 内側が赤いストライプ柄でムーミンママもデザインされています。

「ピンズ」※ムーミン屋敷は2,500円(税込)、ムーミン・スナフキン・リトルミイ・ニョロニョロは各4,000円(税込)

そして同じく万博限定品で、2025年6月に発売された新商品が「ピンズ」。「OSAKA 2025」のデザイン入りで、ムーミン、スナフキン、リトルミイ、ニョロニョロ、ムーミン屋敷の5種類です。発売するや否や完売し、再販待ちとなっているキャラクターもいるので、現地で在庫をお確かめください。

ご紹介した3つのパビリオンはどれも予約不要、当日並ぶかもしれませんが、どこも予約が取れなかった人は真っ先に目指してみては?

大人も子どもも楽しく、学びのある体験ができる『大阪・関西万博』。今回紹介したもの以外にも、たくさんのパビリオンやイベントを楽しめます。家族みんなで視野を広げ、刺激を受ける1日になることは間違いありません。今、全世界が注目を集める『大阪・関西万博』へ、ぜひ訪れてみてくださいね。

・大阪・関西万博

HP:https://www.expo2025.or.jp/

©Expo 2025
©2025 Niantic, Inc. ©2025 Pokémon. ©1995–2025 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

小浜みゆ
小浜みゆ

旅行・美容を中心に女性の好きなものを届けるフリーライター。WEB中心に誌面でも執筆し、撮影も行う。趣味は道の駅めぐり&ホテルステイ。Twitterアカウントは@kohamamiyu

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