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【実録!子連れで万博】息子(4歳)とワンオペ「並ばない・疲れない」回り方レポート

開幕直前まで、全く興味がなかった大阪・関西万博。4月上旬テストラン開始直後から、友人たちのSNSで「このパビリオンに関わっています」「テストラン行ってきました!」の投稿を見て、めっちゃ楽しそう! と、興味が沸き、情報収集を開始。せっかくなら早く行ったほうが得! と4歳の息子と行ってきたワンオペ万博レポートです!

東京発「全タイムスケジュール」をご紹介

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4歳息子と「並ばない・疲れない」をテーマに過ごした1日のタイムテーブルです。

7:30すぎに都内の自宅を出発し、品川駅から新幹線で新大阪に向かいました。

 8:17  品川駅発(新幹線)
10:36 新大阪駅着・大阪駅へJRで移動
11:00 大阪駅近くのホテルでスーツケースを預けチェックイン&トイレ
12:00 万博会場行きバス乗車(片道1,000円 所要時間:約30分)
12:35 西ゲート到着→トイレ→入場
12:45 ベビーカーで『大屋根リング』へ
14:00 迷子事件で、再び西ゲートに戻る
14:30 『イタリア館』でジェラート&コーヒー購入
15:00 『コモンズD』見学・スタンプ集め
16:00 シグネチャーパビリオン『いのちの未来』(所要時間:約1時間)
17:00 シグネチャーパビリオン『EARTH MART』(所要時間:約1時間・3日前先着で予約)
18:30 『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION』(所要時間:約45分)
19:15 水と空気のスペクタクルショー『アオと夜の虹のパレード』大屋根リングから鑑賞
19:45 『アラブ首長国連邦館』
20:10 『フランス館』
20:45 『東ゲート店 大丸松坂屋百貨店』でお土産購入
21:00 東ゲートから夢洲駅に移動(息子爆睡)
21:20 夢洲駅から地下鉄乗車
21:50 大阪駅KITTEでたこ焼きを食べる
23:00 ホテル着

入場は「西ゲート」が正解!

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【西ゲートから入場】

入るのは西ゲートからが良いと聞き、私はホテル近くからシャトルバスを予約。結果、これが大正解! バスを降りてすぐ息子のトイレを済ませ、全く並ぶことなくスムーズに入場。とても暑く、息子はタンクトップに。

入場後はまず、『迷子/ベビーセンター』へ。

ここへ行くとミャクミャクのまいごリストバンド(4色から選べる)がもらえます。ベビーカーのレンタル希望の場合は、無料で貸出があります(生後1カ月〜48カ月・18キロまで。詳しい条件などは万博のサイトをご確認ください)。

【大屋根リング】……で息子がまさかの迷子!

まずは大阪・関西万博のアイコン的存在の『大屋根リング』へ。

まるで競技場のコースのような大屋根リングに興奮し、息子はベビーカーを飛び出してダッシュ!! あっという間に見失い、すぐに見つかるかと思いきや見つからず。スタッフの方に声をかけ、保護されている場所まで一緒に移動。

息子と合流したものの、「一度迷子/ベビーセンターに戻らないと引き渡せない」とのことで再度、西ゲートに戻りました。その後は「おにいさんに、はしっちゃだめっていわれた」と大人しくなりました。

アイスを堪能。左腕にはミャクミャクのまいごリストバンド。

【イタリア館】でジェラートを食べる

迷子事件で荒れた心を落ち着けるため、イタリア館のジェラートを食べに移動。

この日唯一30分くらい並んでWのジェラート2つ、アイスコーヒー、炭酸水を約2,000円で購入。暑くてアイスコーヒーにしたものの、大屋根リングの下は涼しく、体が冷えすぎて後悔(笑)。

 

『パキスタン』はインパクト大! 床・壁も全て岩塩!

【コモンズ(共同エリア)D】

『コモンズ』とは、共同出展エリアのこと。A、B、C、D、E、Fの6カ所があり、94の国・地域・国際機関が出展しています。

コモンズは、それぞれの国・地域の特色が出ていてとても面白い!!

「この国はどこにあるの?」というように、新たな国を知り、文化体験ができる「万博の醍醐味」が詰まったコモンズは時間がいくらあっても足りません。ここで息子はスタンプ集めに一気にハマりました!

【シグネチャーパビリオン『いのちの未来』/当日予約】

千年以上先の未来における、進化した人間=ミレニアムヒューマンをイメージしたという「MOMO」。
「命とはなにか」「どう生きたいか」を考えさせられた時間でした。

私の今回の万博No.1『いのちの未来』。テーマは、2075年の未来はどうなっているのか。「Androidと共生する未来」が初めて具体的にイメージでき「こんな未来になるの!?」とビックリ。

全く泣くつもりはなかったのに、途中登場してきたおばあちゃんに感情移入しポロポロと溢れる涙が止められませんでした。

「アンドロイド」という単語を初めて覚えた息子。体験を通じて言語を習得する瞬間に立ち会え、とても幸せな気持ちになりました。

【シグネチャーパビリオン『EARTH MART』/3日前先着で予約】

ひらがなで一生懸命書きました。25年後の自分と私へのメッセージは「かっこいいおとうさん、かわいいおばあちゃん」

私たちの「いのち」を支えてくれている食の現状や課題、世界の食文化をわかりやすく伝えてくれる展示が盛りだくさん。展示の仕方がとても工夫されており、すごく面白かったです!

25年後、今年漬けた梅干しが貰えるカードももらいました。25年間とっておけるかな。

世界観が作り込まれていて、ここだけでもきた価値アリ!

【GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION/当日予約】

息子のNo.1はこのガンダムパビリオン!

「万博どうだった?」と聞くと一番に「ガンダムでうちゅういってきた! うちゅうにはゴミがいっぱいとんでるんだよ。わるものをガンダムがボカーーーン!ってやっつけてた!」と話しています。

迷子事件のときに「ショーは大屋根リングの海側からもよく見えますよ!」と係の方に教えてもらい、海側から鑑賞。

【水と空気のスペクタクルショー『アオと夜の虹のパレード』】

ガンダムを出たら、ちょうどショーがスタートした時間だったので、大屋根リングへ。

この頃にはだいぶ疲れもあり、ショーを眺めながら東ゲート側へ移動。天気も良く、噴水と光が夜空に映えて本当に綺麗!

入口はナツメヤシの種が敷き詰められ、パビリオン内はナツメヤシの木をイメージした建築も圧巻!

【アラブ首長国連邦館】

夜は予約なしでフリー入場ができました。

展示では、UAEで活躍する方々のインタビューに聴き入りました。レストラン、お土産売り場は時間がなく断念。ここでは美味しい「エミラティ料理」が食べられるそう。行ってみたかった!

【フランス館】

最後は駆け込みでフランス館へ。ベビーカーの人は優先入場できるということで、ほぼ待たずに入場。ただ、注意点はベビーカーでパビリオン内に入れないこと。

外に置き、徒歩で回ります。20時過ぎで息子の限界も近かったので後ろ髪をひかれながら早足で見学。「可愛い!」と人気のお土産売り場を見なかったのを少し後悔しています……。

【東ゲート店 大丸松坂屋百貨店】でお土産購入

最後は、「ミャクミャクが欲しい!」という息子の要望を叶えるために『東ゲート店大丸松坂屋百貨店』へ。

隣の『東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO』は長蛇の列で諦めました。自分で選んだミャクミャクは保育園リュックに付けて毎日使っています。帰ってからも「万博行ってきたの!?」といろんな人に話しかけられ本人は、ご満悦。

母は内心「高い……」と思ったけれど、買って本当に良かったです。

帰りは東ゲートから地下鉄へ。迂回ルートを案内されるため、駅にたどり着くまでが遠い……。ベビーカーということもあり、エレベーター待ちが長くて辛いです。

地下鉄はすぐに来るのでホームに着けば、電車にはすぐに乗れました。

子連れ万博「これは必要!」リスト

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・軽食やお菓子
(パビリオンの予約時間に追われて、ゆっくり食べる暇はほとんどなかった)

・紙に印刷した地図
(現在地、どこに行きたいか把握しやすい。チケットも印刷したほうが安心)

・サングラス、帽子、日傘、羽織るもの
(夜&日影は涼しい)

・充電ばっちりのモバイルバッテリー
(切れるとパビリオン予約ができない&会場内は完全キャッシュレスなので)

・事前に「スタンプ帳」をオンライン購入、もしくは「小さいメモ帳」をスタンプ用に持参推奨

・飲み物用のタンブラー
(トイレ・ゴミ箱・自動販売機多数。水は、ボトルがあれば無料で給水機から汲める)

<その他>
・お土産屋さんは帰り時間はすごく並ぶ! 欲しいものある場合は「どこに売っているか」お店の場所&名前まで事前検索必須。ゲートが逆だと、行きたくなくなるくらい遠い。

パビリオンはキャンセルが出るので、予約を取りたい場合は携帯をリロードしまくる。ただ、そうすると万博を楽しめないので要注意! 優先順位を決めましょう。

……ということで、大充実の一日でした。
息子が「万博、もう一回行きたいー!」と言っているので、なんと再訪することに。

その様子は次回の記事でご紹介します。

本間友子
本間友子
ライター/エッセイスト。
20歳でカイロプラクターとして独立し、サロン経営18年目。出産を機にライター業をスタート。直感を信じて人生を切り拓きつつ、都内で2歳の子育て中。
インスタグラム:@tomo_chin_
施術サロン:@tomochin_chiro
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