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小麦粉いらず!「簡単じゃがいもグラタン」があれば食卓が華やかに【お米農家のヨメごはん】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・16歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載146回目。

今回は、とっても簡単(手抜き?)なホリデーシーズンの食卓と、 年末年始のお休みについてお伝えしたいと思います。

熱々の「グラタン」があれば!

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ホリデーシーズンになると、いつもとはちょっと違う華やかな食卓にしたい。そういう気持ちは、ある。

あるけれどでも、とにかく忙しい、気忙しい。仕事もプライベートも予定満載なのだ。そんな中で頑張ってしまうと、息切れしてしまうお年頃。

無理なく、でもやっぱりこの時期らしい食事を用意できないだろうか。
そんな時に思いつくのが「グラタンドフィノア」、平たく言ってしまうと「じゃがいものグラタン」。

でも、もうその響きだけでお洒落ではないか。熱々だし焦げ目がついた見た目だけで美味しそうだし、実際に美味しいし。

フランス南東部、ドフィネ地方の郷土料理の「グラタンドフィノア」。作り方は、実はとっても簡単だ。

まずは、牛乳と生クリームでじゃがいもを柔らかくなるまで煮る。味付けは、塩胡椒とナツメグ少々。

耐熱皿にニンニクの切り口をこすりつけて香りを移してバターを塗り、じゃがいもを煮汁ごと入れたら、あとは焼くだけ。

あればグリュイエールチーズをたっぷりと。今回はお手軽に、ピザトースト用のチーズを使用。

表面がこんがり焼けたら、グラタン皿ごと食卓へ。グリーンの緑とミニトマトの赤で、この時期らしい色合いのサラダと。鶏もも肉は、フライパンで焼いただけ。スープは前日の残り物。

なんとか華やかな食卓を演出できた、気がしないでもない。

熱々のグラタンを熱々のままいただく。シンプルな材料だけれど、いや、シンプルな材料だからこその、美味しさ。

子どもから大人まで、絶対に喜ぶ一皿。ホリデーシーズンはもちろん、どんな季節にもお勧めだ。

食後のデザートは、市販のシュトーレンをスライスして。いつもは娘と一緒にケーキを手作りする。でも今年は、私以上に忙しい娘とスケジュールが全く合わなかった。

シュトーレンが少し苦手な私とは対照的に、小さい頃から慣れ親しんだこの時期ならではのスイーツが娘は大好きだ。

来年は一緒に、シュトーレンを作れたらいいな。

家族揃って、冬休みを愉しみます

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さてさて、朝からずっと暗い時間が続く日本海側の冬。

でもサンタさんの本場、北欧もきっと同じような天候だろう。ちょっとした飾り付けで気分を上げて、忙しい時期を乗り切ろうとしている。

そうして今年も、年末年始に長期休暇をしっかり取る予定。

普段ほとんど顔を合わせる時間がない家族3人で、ゆっくりしっかり休みを過ごしたい。お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い致します!

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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