黒ごまアイスキャンディーの作り方
null【材料】(3個分)
・黒ねりごま・・・10g
・水・・・大さじ1
・粉ゼラチン・・・2.5g
・グラニュー糖・・・30g
・牛乳・・・150ml
※砂糖は冷たい液体にも溶けやすいグラニュー糖を使用しています。お菓子作りで活躍するグラニュー糖は、スッキリした甘さに仕上がるのが特徴です。上白糖でも作れますが、その場合は甘味や食感が変わるので、調整しながら使用してください。三温糖を使用する場合はやや茶色に色付きます。そのため、色を鮮やかに出したい時は白色の砂糖の方が適していますよ。
【用意するもの】
・アイスキャンディーメーカー・・・1個
・木の棒・・・3本
※今回は100円ショップで購入した、約70ml×3本のアイスキャンディーメーカーを使用しています。材料の分量は使用するアイスキャンディーメーカーの容量に合わせて調整してください。
※今回はアイスキャンディーメーカーの付属の棒ではなく、市販のアイス用の木の棒を使用しています。木の棒は100円ショップなどで購入できます。
【作り方】
(1)耐熱容器に水を入れ、粉ゼラチンを混ぜてふやかす。
黒ごまが重くて沈んでしまうため、全体に均一に混ざるよう、今回はゼラチンを使用します。ゼラチンを加えることで、ムラなくキレイに仕上がるんですよ。
粉ゼラチンを水に振り入れたら、ふやけるまで少し待ちます。透き通っていた色が少し白濁して、表面を触っても手にくっつかなければOKです。
(2)電子レンジ(600W)で約10秒加熱し、ゼラチンを溶かして液状にする。
作ったゼラチンをそのまま牛乳に入れても冷たくて溶けないので、一度液状にするのがポイント。電子レンジ(600W)で10秒ほど加熱してよく溶かします。
(3)ボウルに黒ねりごまを入れ、グラニュー糖を加えて混ぜる。
ボウルに黒ねりごまを入れ、先にグラニュー糖とよく混ぜ合わせておきましょう。
(4)ダマにならないよう牛乳を少しずつ加えて混ぜる。
牛乳に黒ねりごまを入れると溶けずにダマになってしまうので、必ず黒ねりごまの方に牛乳を少しずつ加えて、溶かしながら混ぜるようにしてください。
(5)ゼラチンを加えて手早く混ぜる。
液状にしたゼラチンを加えて、手早く混ぜ合わせます。ゼラチンは黒ねりごまを均一に混ぜるために入れているので、今回は味に影響しないよう、少量しか使っていません。そのため、すぐには固まらないので、ここからは根気よく混ぜていきましょう。
(6)ボウルの底を氷水で冷やしながら、とろみがつくまでよく混ぜる。
さらに、ボウルの底を氷水で冷やしながら、とろみがつくまでよく混ぜます。
サラサラした液状から少し重くなり、とろみがついてきたらOK! とろみがつくまでに時間がかかる場合は、氷の量を増やすなどして調節してくださいね。
(7)計量カップに入れ、アイスキャンディーメーカーに3等分に分けて注ぐ。
こぼれないように、ボウルから計量カップに移して静かに注ぎ入れます。
(8)木の棒を挿し、冷凍庫に入れる。
ふたを閉めて、木の棒をアイスキャンディーメーカーの空いている穴に挿します。液状だと浮き上がってきて斜めになったりしますが、少し凍ったところで挿し直すので、この時はそのままで大丈夫です。
(9)1時間ほど経ったら、途中で木の棒を挿し直し、一晩凍らせる。
1時間ほど経って木の棒が浮いてきた場合は、まっすぐ挿し直すときれいに仕上がります。具材が入っている場合は木の棒が固定されやすいですが、今回のように液体だけの場合は浮きやすいので、1時間経ったらチェックするといいですね。
(10)アイスキャンディーメーカーから外す。
アイスキャンディーメーカーの外側を水でさっと軽く濡らし、手で温めながらアイスキャンディーを外したら、できあがり!
ひと口食べると、ごまの風味がとっても濃厚でびっくり! ごまの香りが鼻に抜け、豊かな香ばしい風味が口いっぱいに広がります。ゼラチンを使用しているので、他のアイスと比べてやや弾力があり、ねっとりなめらかな舌触り。これはごま好きにはたまらないおいしさですね。
シンプルだからこそ、ごまの風味を存分に堪能できる大人の和アイス。食後の口直しに、締めのデザートにもぴったりです。おうちでも本格的な味が簡単に楽しめるので、ぜひ試してみてくださいね!
【取材協力】
森崎繭香・・・お菓子・料理研究家。フードコーディネーター。料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み独立。書籍、雑誌、Webへのレシピ提案、テレビやラジオ出演など、幅広く活動中。身近な材料を使った、家庭でも作りやすいレシピが好評。『米粉で作る うれしい和のおやつ』(立東社)など著書多数。http://mayucafe.com 2018年11月に、人も犬もおいしく食べられる無添加のおやつとごはんのオンラインショップ『one’s daily』をオープン。https://onesdaily.com
取材・文/岸綾香