牛薄切り肉を2枚1組で丸めて成形。根菜はちょっと硬めがおいしい!
null鰹と昆布の和風だしが牛肉のうまみを引き出してコクを増幅。それなのにさっぱりとした口当たりでいくらでも食べられちゃうのがこのスープの特徴。ゴロっといれるじゃがいもや、あえて浅く煮たにんじんをしっかり噛んで味わうことで満腹中枢が刺激され、ご飯などの糖質オフも苦になりません。
「よく噛むことで脳を刺激し、お腹にもやさしいのにたんぱく質はしっかり摂れる。まさに深夜ごはんにぴったりのひと品です。牛肉にふった薄力粉がとろみになります。多めに作っておいて、翌日は和風カレーにしてもいいですね。牛肉から脂が出ますから、アクとともに丁寧にすくってください」(松田さん)
牛肉の和風シチューの作り方
null材料(2人分)
牛もも薄切り肉 400g
じゃがいも 2個
玉ねぎ 1個
セロリ・にんじん 各1本
青ねぎ 3〜4本
だし(かつお昆布) 6カップ
酒 大さじ3
みりん 大さじ1と1/2
塩・薄口しょうゆ 各小さじ1
薄力粉 適量
白こしょう 少量
ごま油 大さじ1
作り方
null牛肉は1枚ずつ両面に塩、こしょう各少量(分量外)で薄く味をつけ、薄力粉を茶こしなどに通して全面にふる。2枚1組にして写真のように半身を重ね、両脇を巻き込むように手前から巻き、巻き終わりを下にしてバットに並べる。薄力粉を薄く全体にふる。
玉ねぎは皮をむいて4つ切り、セロリは筋を引いて4つに乱切り、じゃがいもは皮をむいて各3つに乱切りにする。にんじんは8つに乱切りにする。
厚手の鍋にごま油を熱し、牛肉を巻き終わりを下にして並べる。全体に焼き色をつけ、玉ねぎとセロリを加える。
だしを注いで煮立て、アクと脂をすくう。ペーパータオルをのせて酒、みりんを加えて蓋をし、10分煮る。
じゃがいもを加え10分煮て、塩、白こしょうで味を調える。ペーパータオルを外し、にんじん、薄口しょうゆを入れて5分煮る。
器に盛って、斜め薄切りにした青ねぎをあしらう。
動画・写真撮影/鍋島徳恭
松田美智子(まつだみちこ)
1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/
松田美智子さんの「丁寧な手仕事」が味わえる! 12月イベントのお知らせ
null新著『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館)発売を記念して、以下のイベントを開催いたします。松田さんの“理に適った”料理メソッドとその手仕事を、実際に味わえるまたとないチャンスです。まだ若干の空きがあります。申し込み期限が迫っておりますので、ぜひお早めにお申し込みくださいませ。
12月4日(火)
松田美智子『丁寧なのに簡単な季節のごはん』刊行記念 〜香味醤油のすすめ
場所:玉川高島屋S・C玉川テラス
「料理は支度に始まり、始末で終わる」。食材の丁寧な下ごしらえと、食べきる工夫が大切だと松田さんは言います。そんな“始末料理”の代表格、薬味を醬油で育てる「香味醤油」の育て方と味の変化を、試食を交えて解説します。詳細、お申し込みは以下のリンクから。
https://www.tamagawa-sc.com/terrace/?id=1269
12月8日(土)
料理家・松田美智子さんとつくる「簡単なのにおいしいキャンプごはん教室」
場所:ツインリンクもてぎ内ハローウッズ(栃木県芳賀郡茂木市)
美しい里山が残る森の遊び場「ハローウッズ」にて、焚き火を囲んでの野外料理教室を開催。ダッチオーブンを使ってのローストポークはじめ、キャンプにぴったりのランチを松田さんと一緒に作って味わいます。お問い合わせ、お申し込みは以下までお電話にてお願いします。
ハローウッズ直通電話番号 Tel: 0285-64-0155
【「牛肉の和風シチュー」のレシピはこちらからも】