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冷蔵庫の残りもの野菜を一掃!旨味ほっくり「始末スープ」 太らない・もたれない! 松田美智子の真夜中ごはん#3

朝晩冷え込むようになってきました。今日の真夜中ごはんは、冷蔵庫に眠っている残りものをまとめて始末できて、お腹に残るもったり感もない、栄養たっぷりのほっくりスープはいかが?

残業で晩ご飯を食べそびれた夜更けに、あるいは子供たちを寝かしつけてからゆっくりと。そして時には、夫の帰宅を待って「お疲れさま」の晩酌とともに。料理研究家の松田美智子さんから、さっと用意できてしみじみとおいしい1日の“シメごはん”の提案です。

高たんぱく質・低カロリー。炭水化物は控えめに、旬の野菜はたっぷりと。冷蔵庫の残り食材も生かし、ついでに朝食の作り置きにもなる無駄なくおいしい一皿で、明日の元気をチャージしましょう。

干ししいたけと白ワインが味をまとめる「始末スープ」

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どこの家庭の冷蔵庫にも、使い切れなかったにんじんや玉ねぎ、肉じゃがにするには足りないじゃがいもなど、捨てるにはしのびない野菜が眠っているはず。そんな時は、だしになるベーコンと一緒に全部まとめてスープにIN。干ししいたけと白ワイン、塩だけで素材のうま味を生かした極上スープに仕上がります。

「食材をおいしく“食べきる”こともお料理の醍醐味。特に野菜は、使い切れないことを案じてカット野菜を買うよりも、旬のうまみを丸ごと買って、食べきる工夫をしたいものです。

この『始末スープ』もそんな食べきりメニューのひとつ。ベーコンと干ししいたけのだしが効いたシンプルな味つけで、しかも干ししいたけはちょっと湿らすだけで調理をはじめてOK。干ししいたけが苦手な人も『これはおいしい!』と好評のスープです。

翌朝は牛乳を加えてスティックミキサーで滑らかなポタージュにしてもいいですし、あるいはお肉や野菜を足してこっくりおいしいカレーのベースにもなります。お好きな野菜でカスタマイズしてみてください」(松田さん)

始末スープの作り方

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材料(2人分)

ベーコン 50g

ごぼう 1/2本

じゃがいも 中1個

玉ねぎ 1/2個

セロリ 1/2本

にんじん 5cm分

干ししいたけ 2枚

にんにく(みじん切り) 小さじ1

オリーブオイル 大さじ1

白ワイン 大さじ3

水 4カップ

塩 小さじ1

白こしょう 少量

パルメザンチーズ 適量

作り方

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ベーコンはひと口に切る。ごぼうはよく洗って皮ごと乱切りに、じゃがいもは7mm厚さのひと口大に切り水にさらす。玉ねぎはざく切り、セロリは筋を引いて2cm厚さに切って、にんじんは小さめの乱切りにする。干ししいたけは水を霧吹きで吹きかけてしっかり濡らすか、水をさっとかけて15分おいて石突きを除く。(野菜は冷蔵庫の余りもので自由にアレンジしてください)

土鍋、または厚手の鍋ににんにくとオリーブオイルを入れて中火で炒め、香りが立ったらベーコンを加えてゆっくり炒める。ベーコンの脂がでたらごぼうとじゃがいもを加えてさらに炒める。

白ワインと水を入れ、干ししいたけを手でちぎりながら加える。

煮立ちを待ってアクと脂をすくい、弱火で10分煮る。玉ねぎ、セロリを加えさらに10分煮て、にんじんを加える。にんじんが好みの硬さになったら塩と白こしょうで味を調える。

器に盛り、パルメザンチーズをかけていただく。

 

たくさん作っておけば、翌日もアレンジが効くメニューです。ぜひ、お試しあれ。

動画・写真撮影/鍋島徳恭

松田美智子(まつだ みちこ)

1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

【松田美智子さんのレシピはこちらからも】

松田美智子(2018)「丁寧なのに簡単な季節のごはん 松田美智子料理教室 絶対の定番(小学館)

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