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「お豆腐炒飯」 もたれない・太らない・20分でできる! 松田美智子の真夜中ごはん#1

「きちんとおいしいごはんが食べたい。でも、時間や手間はかけたくない」…。
残業で晩ご飯を食べそびれた夜更けに、あるいは子どもたちを寝かしつけてからゆっくりと。そして時には、夫の帰宅を待って「お疲れさま」の晩酌とともに。

料理研究家の松田美智子さんから、さっと用意できてしみじみとおいしい1日の“シメごはん”の提案です。

高たんぱく質・低カロリー。炭水化物は控えめに、旬の野菜はたっぷりと。冷蔵庫の残り食材も生かし、ついでに朝食の作り置きにもなる無駄なくおいしい一皿で、明日の元気をチャージしましょう。

パラパラでなくていいんです。しっとりとおしょうゆ香る「お豆腐炒飯」

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「理(ことわり)」を「料(はか)る」と書いて「料理」。食材の性質を知って下ごしらえにちょっと手をかけ、調味の「さしすせそ」(砂糖・塩・酢・しょうゆ・みそ)の順番を守ること。そしてちゃんと味をみること。そんな“料理の科学(決まりごと)”を守って調理すれば、必ず納得の味に仕上がると松田さん。

松田さんの料理には、「その手があったか!」と目からウロコのアイデア料理も。「お豆腐炒飯」もそんなメニューのひとつ。

「パラリとしてこそ炒飯……というけれど、一体そんなこと、誰が決めたのかしら?って(笑い)。お豆腐を入れることで大豆たんぱくを摂りつつ“かさまし”に。しっとりと食べやすくもなります。

雑穀入りご飯をお使いになるとさらにヘルシーな糖質オフが可能です。ピーナッツで歯ごたえをプラス。最後に青ねぎをたくさん盛って召し上がってくださいね」(松田さん)

お豆腐炒飯の作り方

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材料(2人分)

にんにく(みじん切り) 小さじ1

ごま油 大さじ1と1/2

ツナ缶(油を切る) 1/3カップ

雑穀入りご飯(白飯、冷やご飯でも可) 茶碗2杯分

ピーナッツ(半分に切る) 1/4カップ

木綿豆腐(ペーパータオルに包んで軽く水切りしておく) 1/2丁

塩・こしょう 各少量

青ねぎ(小口切りにする) 1/4束(約1/2カップ)

作り方

中華鍋にごま油とにんにくを合わせ、中火にかけて香りが立つまで炒める。

ツナを加え、ほぐすように炒める。

ご飯を加え、木べらで崩しながら炒める。

ピーナッツを加えてさっと炒める。

豆腐を加えて崩しながらさらに炒める。塩とこしょうを加えて味をみる。

鍋肌からしょうゆを入れてちょっと焦がし、手早く炒める。皿に盛り付けて青ねぎをたっぷりあしらう。

 

香ばしく深みのある味わいなのに、お豆腐だからもたれない。納得の真夜中ごはん、ぜひお試しあれ。

動画・写真撮影/鍋島徳恭


 

松田美智子(まつだ みちこ)

1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

【松田美智子さんのレシピはこちらからも】

松田美智子(2018)「丁寧なのに簡単な季節のごはん 松田美智子料理教室 絶対の定番(小学館)

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