しっとりした皮もおいしい!新感覚の「そら豆のみそ漬け」
null前回、沼津さんが考案した「そら豆のフライパン蒸し」で、おいしく蒸し上げたそら豆を、今回はみそで漬けてみました。
「そら豆のフライパン蒸し」の作り方はこちら!→これは画期的!「そら豆」をフライパンで蒸したらホクホク&濃厚すぎた!【ちょこっと漬け♯74】
「そら豆の皮を捨ててしまうのはもったいないので、丸ごと食べられないかと考えました。みその発酵パワーで、皮までしっとり軟らかく漬かるので、新感覚のおいしさですよ」(以下「」内、沼津さん)
【材料】(作りやすい分量)
蒸したそら豆・・・100g(15〜17粒)
みそ・・・大さじ1
きび砂糖・・・大さじ1/2
【作り方】
(1)ポリ袋に材料を入れる
ポリ袋にみそ、きび砂糖、蒸したそら豆を入れます。今回はきび砂糖を使用していますが、砂糖は好みのものでOKです。
(2)よくなじませる
皮が弾けた部分から、みそがよく染み込むので、みそを擦り込むようにして、全体によくなじませます。みそがなじんだら空気を抜いて、ポリ袋の口を結びます。
(3)できあがり!
冷蔵室で1時間以上置いたら完成です。今回は皮ごと漬けるので、長めに漬け込んだ方が味がよく染み込みます。冷蔵で2〜3日を目安に保存してください。
1粒食べてみると、皮の旨味も相まって、より深みのある味わいに。沼津さん考案のフライパン蒸しにしたそら豆を使っているので、油のコクや香ばしさもみそと絶妙にマッチ。皮は全然硬くなく、しっとり漬かっていて、歯触りなども気にならず、丸ごとおいしく食べられました。むしろ皮があることで、旨味が逃げていない印象です。
「そら豆はチーズに合うので、粉チーズをかけたり、刻んだプロセスチーズと和えたり、クリームチーズと組み合わせても最高! 日本酒やワインのお供にもぴったりですよ」
以前は、そら豆は春になったらお店で食べるものというイメージでしたが、沼津さんに教えてもらったフライパン蒸しのおかげで、自宅で食べるそら豆のおいしさに目覚め、スーパーでそら豆を見るとつい買うようになってしまいました。漬けるとさらに味のバリエが広がるので、ぜひ試してみてくださいね!
次回は、初夏に向けて「きゅうり」を使ったちょこっと漬けを紹介します。
取材・文/岸綾香
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。Instagram@rienumadu