えのき茸をしょうゆとみりんで煮るだけの絶品常備菜
null安くてかさ増しにも便利なえのき茸は、主婦の強い味方。そんなお助け食材を、保存も効くおいしい「なめたけ」にしちゃいます。
「今回はできるだけ簡単な作り方にしました。調味料はしょうゆとみりんだけ。本当にびっくりするくらいお手軽なので、ぜひ作ってほしい! 私もすっかりハマってしまい、これがあるとごはんが止まらなくなりますよ」(以下「」内、沼津さん)
手作りの自家製なめたけ、これは興味津々です。早速、作り方を教えてもらいましょう。
【材料】(作りやすい分量)
えのき茸・・・大1パック(200g)
みりん・・・大さじ2
しょうゆ・・・大さじ1と1/2
【用意するもの】
保存容器・・・1個
【作り方】
(1)えのき茸は2〜3cm幅に切る
えのき茸は石突きを切り、2〜3cm幅に食べやすく切ります。
(2)鍋にえのき茸、みりん、しょうゆを入れる
小さめの鍋にえのき茸を入れます。下の部分はほぐしながら入れましょう。さらに、みりん、しょうゆを加えます。
「今回、調味料はこの2つだけ! お好みで千切りにしたしょうが、酒、山椒、七味唐辛子などを加えてもいいですよ」
(3)中火にかけ、水分が出たら、弱火で8分煮る
中火にかけ、えのき茸から水分が出るのを待ちます。水分が出たら、弱火にして8分煮ます。
「最初にいじるとしょうゆが鍋肌に付いて焦げやすくなるので、えのき茸から水分が出るまであまり触らず、そのまま待ちましょう」
(4)全体を混ぜて、味をなじませる
8分煮たら全体を混ぜて、味をなじませます。
「焦げそうだったら、早めに火を止めてください。逆に水分が多めなら、さらに1〜2分加熱して水分を飛ばしてください。様子を見ながら調整してくださいね」
(5)保存容器に入れ、粗熱を取る
清潔な保存容器に入れ、そのまま粗熱を取ります。
(6)冷蔵室で30分以上置いたら、できあがり!
粗熱が取れたら冷蔵室で休ませると、冷めながら味がしっかり染み込んでおいしくなります。保存期間は冷蔵で約1週間。日持ちするので、常備菜におすすめです。
できあがったなめたけを、沼津さんが熱々のごはんにのせてくれました。ひと口食べると、止まらないおいしさ! 甘じょっぱい味がじっくり染みたえのき茸は、手作りならではのほどよいシャキシャキ感も絶妙。これは、ごはんのお供に最高です!
「納豆や大根おろしに入れてもおいしいですよ。焼き魚やささ身、ハンバーグにかけると味のアクセントに。熱々の釜玉うどんに和えてもいいですね」
アレンジも自由自在で、これさえあれば、家族みんなのごはんが進むこと間違いなし! 安くて簡単なのに、無限に食べられるので、ぜひ試してみてください。
次回は、「エリンギ」を使った秋の食べるラー油を紹介します。
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。Instagram@rienumadu
取材・文/岸綾香