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「柿のピクルス」がジューシーで新感覚!生ハムやチーズをのせてオードブルにも【ちょこっと漬け♯54】

料理研究家の沼津りえさんが、旬の野菜を手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を、動画で楽しく紹介する連載企画。

今回は、秋の果物「柿」の新しい食べ方を提案。柿を甘酢に漬けるだけで、おいしいピクルスに変身! 生ハムやチーズと合わせれば、おしゃれなオードブルにもなるんです。

柿を甘酢に漬けるだけ! ジューシーな秋のごちそうに

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今が旬の柿。ご近所で採れた柿をいただく人も多いのではないでしょうか。もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、「ぜひ、柿も漬けてみて!」と沼津さん。

「私は、甘酢に漬けてピクルスにしていただきます。柿の甘味に酸味が加わって、旨味や水分が引き出されてジューシーな食感に。新感覚な味わいをぜひ試してみてください」(以下「」内、沼津さん)

柿のピクルス、おいしそうですね。早速、作り方をチェックしてみましょう。

【材料】(作りやすい分量)

柿・・・1個(150g)

酢・・・大さじ1

きび砂糖・・・大さじ1/2

塩・・・小さじ1/8

【用意するもの】

ポリ袋・・・1枚

ちなみに、沼津さんのおすすめのポリ袋は、業務用スーパーで購入できる『ポリエチレン袋10号』(0.025×180×270mm)。「適度な厚みがあって、使いやすい大きさ」と、沼津さんのイチオシです。

【作り方】

(1)柿をくし形切りにする

柿は4等分に切ってからヘタを取り除き、さらにくし形切りにしてから皮をむきます。

「熟した柿は酢漬けにすると溶けてしまうので、あまり熟しすぎていない柿を選んでくださいね」

(2)電子レンジで加熱して、ピクルス液を作る

耐熱ボウルに酢、きび砂糖、塩を入れ、600Wの電子レンジで30秒加熱します。加熱したら、よく混ぜ合わせましょう。

「電子レンジで加熱して砂糖を溶かします。今回、砂糖はきび砂糖を使っていますが、他の種類の砂糖でもOKです。はちみつでもいいですよ」

(3)ポリ袋に柿とピクルス液を入れ、全体をなじませる

ポリ袋に柿と温めたピクルス液を入れ、柿が崩れないように優しくもんで全体をなじませます。全体がなじんだら空気を抜いて、ポリ袋の口を結びます。

(4)冷蔵室で30分以上置いたら、できあがり!

冷蔵室で30分以上置いて、味が染み込んだら完成です。冷蔵で3〜4日を目安に食べ切りましょう。

ひと口食べると、口いっぱいに柿の旨味がじゅわっと広がります。柿の甘味と酢の酸味が溶け合い、とてもまろやかでジューシー。このままでも充分おいしいのですが、沼津さんが「こうすると白ワインにも合いますよ〜!」と、素敵なオードブルにしてくれました。

生ハムとカマンベールチーズを合わせたら、たちまちおしゃれな前菜に! 生ハム&チーズの塩気と柿の甘味がマッチして、まさに至福のマリアージュ。ホームパーティーなど、おもてなしにもぴったりです。

「柿のピクルスはさっぱりしているので、焼いたお肉の付け合わせや、白身魚のカルパッチョ、サラダのトッピングにもおすすめです。炭酸とお酒で割って、カクテルやサワーにしても◎」

いつもの食卓をちょっと格上げしてくれるおしゃれで新感覚な柿のピクルス。ぜひ、柿が旬のおいしい時季に試してみてくださいね。

次回は、「里芋」のごま油漬けを紹介します!

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。Instagram@rienumadu

 

取材・文/岸綾香

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