ぎんなんは封筒に入れてレンチンすれば簡単!
null季節の味わいでもあるぎんなんですが、殻を割って薄皮をむくのがちょっと面倒ですよね。殻を除いたものや缶詰もありますが、旬の時季は殻付きの方が値段も手頃なので、ぜひ自分でむいてみましょう。
「封筒にぎんなんを入れて電子レンジで加熱すると、パンと弾けて割れ目ができるので、そこから殻をむくと簡単ですよ」(以下「」内、沼津さん)
これなら手軽にできそうですね。早速、試してみましょう!
【材料】(作りやすい分量)
ぎんなん・・・15粒
【用意するもの】
茶封筒・・・1枚
今回、沼津さんはB5サイズの角形8号を使用しています。
【作り方】
(1)封筒の中にぎんなんを15粒入れて、口を閉じる
封筒の中にぎんなんを15粒入れ、平らにして封筒の口を閉じます。
「封筒の口をちゃんと閉じないとぎんなんが飛び出ることもあるので、3回ほどしっかり折ってください。ぎんなんは入れすぎると加熱時間が変わってしまうので、15粒くらいを目安に入れてくださいね」
(2)電子レンジで30秒加熱する
600Wの電子レンジで30秒加熱します。
「途中でパン!とぎんなんが弾ける音がするので、驚かないように気をつけてください。2〜3個弾ける音がしたらOKです」
(3)割れているぎんなんの殻をむく
ぎんなんをバットにあけ、割れているぎんなんの殻をむきます。この時、一緒に薄皮もむきましょう。
「全部にきれいに割れ目が入っているわけではないのですが、殻が割れているものは手で簡単にむくことができます。実が破裂してしまっても、割れたところから味が染みやすいので、漬けるとおいしくなりますよ!」
(4)割れていないものは、ペンチで割れ目を入れてむく
うまく割れなかったぎんなんは、ペンチで割れ目を入れてむきます。
「力を入れすぎると実が潰れてしまうので、力を加減しながら殻にだけ軽く割れ目を入れてください。ぎんなんの筋を上にして、ペーパーで包んでペンチで割ってもいいですよ」
(5)薄皮を濡らしてむく
薄皮がむきにくい場合は、濡らしたペーパーで薄皮を濡らすとむきやすくなります。
「水に浸しておくと薄皮が軟らかくなるので、水に浸してむいてもOKです」
(6)完成!
「ぎんなんをむく作業はちょっと手間ではありますが、自分でむいたぎんなんはやっぱりおいしい! このまま塩を振って食べても最高ですよ。でもぎんなんの食べ過ぎには気をつけてくださいね」
電子レンジで加熱すると割れ目を入れるのが簡単。ちょっと実験をしているようなワクワク感もあるので、ぜひお子さんと秋の手仕事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
次回は、今回下ごしらえをしたぎんなんを、2種類の味においしく漬けていきます!
※電子レンジの使用については、様子を見ながら自己の責任のもと行ってください。
※ぎんなんの食べ過ぎ(お子さんの場合は特に)にはご注意ください。
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。Instagram@rienumadu
取材・文/岸綾香