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豚肉と巻いても、スープにしても!おせち料理の「紅白なます」を飽きずに食べ切るアレンジ2品【ちょこっと漬け♯13】

三が日も過ぎて、そろそろおせち料理も食べ飽きてきた頃、「ちょこっと漬け」でおなじみの料理研究家・沼津りえさんに、「紅白なます」をおいしく食べ切る方法について、教えてもらいました。

以前、ポリ袋で手軽に漬ける「紅白なます」を沼津さんに教えてもらいましたが、今回紹介するアレンジは、市販の余ったなますでもOK。まだ冷蔵庫に残っている人は、早速動画をチェックして、おいしく食べ切ってしまいましょう!

その1:甘酢でさっぱり食べられる豚しゃぶ肉のなます巻き

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まずは、豚しゃぶ肉で余ったなますを巻くだけという超シンプルなアレンジから。豚肉との相性抜群なので、なますをたっぷり包んで食べてみてください。お酢の効果で、いくつでもさっぱりと食べられますよ。

【材料】(2人分)

なます・・・適量

豚薄切り肉・・・4

【作り方】

(1)沸騰した湯に豚肉を入れ、白っぽくなったら取り出す。

(2)ペーパーで豚肉の水気を拭き取る。

(3)豚肉の上になますを置いて、巻いたらできあがり!

ただ豚肉で巻いただけですが、なますにしっかり味がついているので、タレなどの味付けは一切不要。豚肉の脂をなますのお酢がさっぱりと洗い流してくれて、年末年始の疲れた胃にもおすすめです。一緒に青じそや葉野菜を包んでもヘルシーですね。

その2:酸っぱおいしい!なます入りふわふわ卵スープ

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お次は、なんとスープにアレンジ。なますを漬けた甘酢液も一緒に使えば、ほんのり酸味の利いたスープが簡単に作れます。

【材料】(2人分)

なます・・・50g

なますを漬けた甘酢液・・・大さじ3

水・・・2カップ

卵・・・1

粉チーズ・・・大さじ3

粗挽き黒こしょう・・・少量

【作り方】

(1)鍋に水を入れ、なますを漬けた甘酢液を入れる。

(2)なますを入れて、火にかける。

(3)ボウルに卵を割り、粉チーズを入れて、よく混ぜ合わせる。

(4)沸騰したら卵を入れて、軽く混ぜ合わせる。

(5)粗挽き黒こしょうを振って、できあがり!

酸味の利いたさっぱりスープは、ホッとする優しい味。粉チーズの旨味をまとったふわふわの卵と一緒に、なますの大根とにんじんがたっぷり入って、具沢山なのもうれしいですね。辛いのがお好きな人は、ラー油を加えて酸辣湯風にしてもよし。少し味が薄いと感じたら、なますを漬けていた甘酢液や塩こしょうを加えて、自分好みに味を調えてくださいね。

「他にもなますは使い勝手がよくて、アレンジは自由自在。パンにチキンやハム、パクチーと一緒に挟んでベトナムのバインミー風にしたり、ビビンバ丼のナムルとして使ったり、焼いた鮭を漬け込んで即席南蛮漬けにしたり。キャベツの千切り、コーン、マヨネーズと一緒になますを和えて、コールスローサラダにしても酸味が利いておいしいですよ」

思いのほか、いろいろな料理と相性がよく、甘酢液も余すことなく使えるので、この機会にぜひいろいろなアレンジを試してみてくださいね。

次回は「チーズのオイル漬け」を使った、冬にぴったりの熱々アレンジを紹介します!

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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