「防災マニュアル」を家庭に合わせてアレンジ
null自治体をはじめ消防庁や出版社からさまざまな「防災マニュアル」が登場しています。「何を用意すればいいかわからない」という場合、まずはこれらを参考に備えるのがおすすめです。
2019年は台風や地震など様々な災害が起きたこともあり、防災グッズを買い替えたり見直したりした家庭も多いと思います。これを機にもう一歩進んで家庭に合わせてアレンジしてみませんか? 住まいの地域防災計画やハザードマップを参考にしましょう。地域に起こりうる災害の種類、避難の方法、被害の規模、避難所の場所などをまとめたもので、必要な備えを考える大きなヒントになります。
さらに自宅がある場所(山のふもと、川沿い、都市部)、起こりうる災害の種類(地震、台風、豪雨、津波)、家族構成や居住形態(三世代が暮らす戸建て、子どもがいる共働き夫婦の集合住宅)などを考慮することが重要。防災に正解はありません。自分や家族を救うために日頃から想像する習慣をつけましょう。
子どもと一緒に「非常用持ち出し袋」を用意しよう
null備蓄品や防災グッズの中には、普段使う機会がないものもあります。だからといって取り出しにくい押入れや物置に押し込んでおいてはいけません。災害時にすぐ持って避難できるように、“非常用持ち出し袋”をつくっておきましょう。両手が空くリュックサックや、ポケットがついたベストに入れておくのがおすすめです。
保護者が子どもの目線で防災を考えることも大切ですが、子どもがある程度大きければ、一緒に考える時間を持つことも重要です。たとえば100円ショップなら家族で買い物に行きやすいので、災害時に必要だと思うものを子どもに選ばせてもいいでしょう。家族全員の防災意識の向上にもつながると思います。
ホイッスルはマスト!子どもに役立つ100均で買える防災グッズ
null次に、子どものいる家庭での備えについても確認していきましょう。防災士の筆者が100円ショップで、子どもに役立つ防災グッズを探してみました。
・ホイッスル
ホイッスルは、閉じ込められたときや取り残されたときに助けを求めるために役立ちます。日常的に防犯グッズとしても有効。ホイッスルの音は声よりもよく通るので、万が一に備えて大人も携帯しておくのがおすすめです。
・おえかきボード(ダイソー)
災害時は子どもの心のケアも大切な問題。ストレスを減らすためにもおもちゃを活用しましょう。みんなで遊べるボールやカードゲームもおすすめですが、避難所で過ごすときを考えて、静かに遊べる“おえかきボード”を用意しておくのも一案です。
・レインコート(キャンドゥ)
雨が降っているときの避難や移動に役立つのがレインコートです。抱っこして移動する場合も歩かせる場合も、傘と違って両手が空くうえ、持ち歩くときもかさばりません。
・保温アルミシート(ダイソー)
暖を取るのに便利な保温用のアイテム。寒い時期でも子どもを包んであげればポカポカです。クッション性もあり、敷いて使えばまるで床暖のようなぬくもりを感じられます。筒状の丸めた状態で販売されていますが、たたんだほうがコンパクトに収納できます。
・LEDライト(懐中電灯)(キャンドゥ)
子どもでも持てる軽量のLEDライト(懐中電灯)も用意しておきたいアイテムです。家の中を暗くして実際に子どもに使わせてみましょう。
・その他
避難所で過ごすことを考えて、簡単な間仕切りを作れるランドリーロープとシートを用意しておくのも一案です。使えるかどうかは施設の構造や設備にもよりますが、プライバシーが確保でき、子どもが落ち着くのに役立つかもしれません。その他、折りたたんで携帯できるシリコンコップなどが役立ちます。子どもの年齢や体力、性別に応じて選びましょう。
使い慣れているものでストレスを減らす
null防災グッズや“非常用持ち出し袋”に入れるグッズを、試しに100円ショップで買ってみるのは良いアイディアです。ただし節約のために何でもかんでも100円グッズでそろえるのは要注意。日常生活で使い慣れていないものを災害時の非日常生活で使うと、子どもだけでなく大人でも不調やストレスの原因になる可能性があります。
特に肌に触れるもの(おしり拭きや生理用品など)、口に入れるもの(備蓄品やお菓子など)は、慣れたものやお気に入りのものを用意しておきましょう。大変なときでも“愛用のグッズ”がホッとする安心感をくれるはず。日頃から多めに用意しておき、なくなる前に買い足す「ローリングストック」で備えましょう。
100円ショップにはカラフルなアイテムがたくさんそろっています。「防災用」と分類されたアイテムもありますが、日用品の中にも災害時に役立つものがあるんです。子どもと出かけて楽しみながら選んで、お気に入りの防災グッズを見つけてみてくださいね!
撮影(一部)/黒石あみ(小学館)
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