まずは手持ちの携帯電話に“災害時の伝言機能”を設定する
スマートフォンをお持ちの方は“災害用伝言板”、“災害用キット”などと検索し、アプリをダウンロードしてください。スマートフォンをお持ちでない方はパソコンなどで設定をしましょう。
会社の部下・上司をはじめ、実家の両親やデジタル機器に疎い親族・友人には、積極的に設定のお手伝いをしてあげてください。せっかくこちらが伝言登録をしても、相手が聞く術を知らなければもったいないことです。
8月30日~9月5日の防災週間で使い方をチェック&練習
これらの機能はいつでも使えるわけではなく、災害時にしか使えるようになりません。しかし、携帯電話各社は練習期間を設けています。会社が“いざというときの連絡方法”を整備していないなら、部署単位でもこういうサービスを利用して、緊急時にはきちんと部員の安全を確認する必要があるでしょう。
アプリをダウンロードしたら、以下の期間で必ず練習してください。まさに今、防災週間ですからこれを機に確認しましょう。au、Softbank、docomoの三社とも、以下の期間は伝言を預けたり聞いたりと、確認ができます。
(1)毎月1日・15日 (0:00~24:00)
(2)正月三が日 (1月1日12:00~1月3日24:00)
(3)防災週間 (8月30日~9月5日)
(4)防災とボランティア週間 (1月15日~1月21日)
以上、防災時に備えた伝言板についてお伝えしましたが、いかがでしょうか?
かくいう筆者もこの存在は知っていたのですが、最近まで登録を怠っていましたので、さっそく自分の携帯にインストール。家族のスマートフォンにも登録しておきました。あとは防災週間で実際の使い方を練習しようと思います。
そのほかにも、会社や自宅での水や食料の確保、耐震グッズの設置など、9月の防災週間を機に総点検をしておきたいものですね。
【参考】
2015/9/1 BizLady掲載
執筆/坂口由乃