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変色を防ぐには砂糖水を!梨の長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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甘くてジューシーな「梨」は、秋の味覚の一つ。品種によって旬の時期が異なるため、7月から10月くらいにかけていろいろな種類の梨を楽しむことができます。旬の美味しさを逃さないためには、家庭で梨をどのように保存するのがいいのでしょうか?

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載66回目は「梨」。シャキシャキした食感とみずみずしい甘さが魅力の梨は、水分が多く傷みやすく、意外と保存が難しい果物です。上手に保存をして、この時期限定の美味しさを思う存分堪能しましょう。

美味しい梨の選び方

梨は枝つき側が肩が張っているようにふくらんでいて、お尻側がふっくらと豊かな形のものを選びましょう。全体的に張りと締まりがあり、大き目で手に持ったときにズシリと重みのあるものがジューシーで美味しいです。

・梨の色味をチェック

“二十世紀”などの青梨の場合は黄色っぽくなるほど、また“幸水”などの赤梨の場合は薄茶色から少し赤みがかった感じになるほど甘みが増して美味しいです。梨は基本的に追熟しないので、店頭では食べごろの梨を選ぶようにしてください。

梨の冷蔵保存の仕方

梨は水分が多く傷みやすいため、購入後は常温でなく冷蔵庫で保存するようにします。また、ジューシーさを損なわないための乾燥対策も必要です。

・ラップとポリ袋で包む

梨は1個ずつラップで包んでから、ポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。ヘタを下にした状態で保存をするとより長持ちします。

梨の冷凍保存の仕方

まとめ買いをしてすぐに食べ切れないような場合は、冷凍保存がおすすめです。

・生のまま8等分に切って冷凍する

梨は皮と芯を取り除き、8等分に切ってから冷凍用保存袋に並べて冷凍します。食べるときは、室温に10分ほど置いてからシャーベットとしていただきましょう。スムージーなどに活用するのもおすすめです。

梨の保存期間の目安

意外と傷みやすい梨ですが、ご紹介した方法で上手に保存をすることにより、鮮度はそのまましっかり長持ちさせることができます。

・冷蔵保存の場合の目安

ラップとポリ袋で包んでから保存した場合は、野菜室で約1週間保存が可能です。

・冷凍保存の場合の目安

生のままカットして冷凍すると、約1カ月間保存することができます。

ラクワザ!簡単に梨の変色をストップする方法

この時期は、旬の味覚の梨をお弁当に入れることなどもあると思いますが、梨は切ってから時間が経つと酸化により変色してしまいます。塩水に漬けて変色を防ぐこともできますが、風味が変わってしまうのがネック。今回ご紹介する方法なら、風味を損なうことなく変色を防ぐことができますよ。

・砂糖水に10分漬ける

梨の変色を予防するためには、砂糖水に漬け込むのがおすすめ。水200㏄に砂糖大さじ1の割合で砂糖水を作り、そこにカットした梨を10分ほど漬け込みます。これだけで変色を防ぐことができ、甘みもプラスされて美味しくなります。時間が経っても色が変わらないので、お弁当はもちろんおもてなしにもおすすめです。

いかがでしたか? すぐに実が柔らかくなるなど意外と傷みやすい梨ですが、正しい方法で保存をすれば、ジューシーな甘さやシャキシャキとした歯ごたえはそのまま長持ちさせることができます。秋の行楽にデザートとして持っていく場合などは、ラクワザでご紹介した方法で変色を防げば、時間が経っても色が変わらず甘くて美味しい梨を楽しむことができますよ。

【参考】
島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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