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牛ブロック肉・ステーキ肉の長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

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高級なお肉だからこそ、安売りのときにまとめて買いたい「牛ブロック肉・ステーキ肉」。それほど頻繁に買うものではありませんが、自宅で保存する際には、しっかりとその美味しさをキープしたいものですよね。

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載27回目のテーマは「牛ブロック肉・ステーキ肉」。どちらもけっこう値が張るものなので、自宅でも鮮度や美味しさを失うことなく上手に保存していきたいもの。正しい保存の仕方を押さえて、冷蔵はもちろん冷凍保存後もいつでも美味しくいただけるようにしましょう。

美味しい牛ブロック肉・ステーキ肉の選び方

せっかく高いお金を払うなら、少しでも美味しい牛肉を選びたいもの。まずは、新鮮で美味しい牛ブロック肉・ステーキ肉の選び方を押さえておきましょう。

・鮮度の良さは赤身部分の色をチェック

牛肉はキメの細かいもののほうが肉質が柔らかいです。また、赤身部分につやがあり、色が鮮やかなもののほうが新鮮です。牛肉は時間の経過とともに酸化が進んで、色が褐色がかってくるので、色味をしっかりチェックしましょう。パック内に水分がたまっているものは鮮度が落ちてきている証拠なので避けます。

・脂肪は白くパサついていないものがおすすめ

牛肉の脂肪(サシ)は、肉の食感や香りなど美味しさに影響します。脂肪部分が白く、パサついていないものを選びましょう。脂肪が網の目状に入ったものを「霜降り」といい、この霜降りの状態がいいものが高級とされていますが、脂肪の多い・少ないについては、味の好みが分かれるところ。自分の好みに合わせて、牛肉を選んでください。

牛ブロック肉・ステーキ肉の冷蔵保存の仕方

牛肉の保存は、とにかく空気に触れないようにすることが大切です。ラップでぴったり包んで保存しましょう。

・牛ブロック肉を冷蔵保存する場合

牛ブロック肉は、パックから取り出して水けをふき取り、空気に触れないようラップでぴったりと包みます。そのまま保存袋に入れて、中の空気を抜いてから袋を閉じます。必ずチルド室で保存するようにしてください。

・牛ステーキ肉を冷蔵保存する場合

牛ステーキ肉は、パックから出して水けをふき取り、1枚ずつ空気に触れないようラップでぴったりと包みます。数枚まとめて保存袋に入れて、空気を抜いて袋を閉じたら、チルド室で保存します。

・美味しく食べるコツは?

牛ブロック肉や牛ステーキ肉など、かたまりや厚切りの肉は、中が冷たいままだと調理した際に、表面だけが焼けるため美味しくありません。使用する30分くらい前には、冷蔵庫から出して室温に戻しておきましょう。

牛ブロック肉・ステーキ肉の冷凍保存の仕方

冷凍するとかなり長持ちさせることができますが、場合によっては冷凍焼けを起こすことも。ご紹介する方法で上手に冷凍し、冷凍焼けを起こす前に食べきるようにしてください。

・牛ブロック肉を冷凍する場合

表面の水けをよくふき取ってから、ラップでぴったりと包み、さらに上からアルミホイルで全体を包みます。そのまま金属トレイにのせて冷凍しましょう。

凍ったら、冷凍用保存袋に移して冷凍室に入れます。冷凍用保存袋に入れたものを、さらにフタ付きの保存容器に入れて冷凍すると、冷凍室の開閉による温度変化の影響を受けにくくなるため、美味しさをしっかりキープすることができます。

・牛ステーキ肉を冷凍する場合

水けをふき取ってから1枚ずつラップでぴったりと包み、さらに上からアルミホイルで包み込みます。金属トレイにのせて凍らせたら、冷凍用保存袋に入れて保存します。

・室温に戻してから調理する

牛ブロック肉も牛ステーキ肉も、調理する際は自然解凍できちんと室温に戻してから使うようにします。中が冷たいままだと、美味しくいただくことができないので、しっかり中まで室温に戻してから調理するようにしてください。

牛ブロック肉・牛ステーキ肉の保存期間の目安

スライスした肉よりも、かたまり肉のほうが、冷蔵・冷凍ともに長持ちさせることが可能です。

・冷蔵保存の場合の目安

チルド室で保存した場合、牛ブロック肉は大体3~4日、牛ステーキ肉は3日ほど保存できますが、なるべく消費期限内に食べきるようにしましょう。

・冷凍保存の場合の目安

牛ブロック肉、牛ステーキ肉はどちらも1~2カ月ほど保存が可能です。あまり長く冷凍庫に入れておくと乾燥で味が落ちてしまうので、この期間内には絶対に食べきるようにしてください。

ラクワザ!硬い海外産牛ステーキ肉などを柔らかくする方法

海外産の牛ステーキ肉や脂身の少ない厚切り肉などは、味は美味しくてもかなり肉質が硬い場合があります。そんなときは、次にご紹介する方法でひと手間加えるだけで、驚くほど牛肉が柔らかく、美味しくいただけるようになります。

・コーラ飲料に30分漬け込む

牛ステーキ肉や牛厚切り肉が硬い場合は、調理する前にコーラ飲料に30分ほど漬け込みましょう。コーラ飲料に漬け込むことで、肉の組織が壊れるため、牛肉がグンと柔らかくなります。

コーラ飲料に30分漬け込んだら、キッチンペーパーで軽くふき取り、塩・こしょうをして焼きます。コーラ飲料の甘さも全く気にならず、美味しくいただくことができますよ。

いかがでしたか? いくら高級なお肉でも、保存方法を間違えば味はどんどん落ちてしまいますが、今回ご紹介した保存法なら、いつでも美味しく牛ブロック肉や牛ステーキ肉が食べられます。肉が硬そうな場合は、ぜひコーラ飲料の漬け込みも試してみてくださいね。

【参考】

島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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